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掲載日:2020年4月9日

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レジオネラ症について

レジオネラ症ってどんな病気

レジオネラ症は土の中、湖沼、河川など自然界に広く生息しているレジオネラ属菌という細菌によって起こる感染症です。レジオネラ属菌に感染すると2つの症状に分けられます。

レジオネラ肺炎

  • 潜伏期間;2~10日
  • 主な症状;肺炎、高熱、筋肉痛、呼吸困難、下痢、意識障害等
  • 特徴;病気の進行が早く、発症後数日以内に死亡することもある。
    高齢者や乳幼児、免疫力の低下している人がかかりやすいと言われています。

ポンティアック熱

  • 潜伏期間;1~2日
  • 主な症状;発熱、寒気、筋肉痛等インフルエンザに似た症状
  • 特徴;数日で治る場合が多い。

レジオネラ属菌ってどんな菌

土の中や湖沼、河川等の自然界に広く生息していますが、菌数は少ないと言われています。しかし、アメーバなどの原生動物にとりこまれ、20~50℃で増殖するので、20℃以上の水が停滞・循環するような場所によく生息すると言われています。

生息場所

土の中・湖沼・河川等の自然界、循環式浴槽水、加湿器、空調用冷却水等

最適な発育環境

最適な温度は36℃前後で、発育可能温度は20~50℃

レジオネラ症の感染源と感染経路

レジオネラ症はレジオネラ属菌に汚染された水滴(エアロゾル)を吸入することで感染します。
レジオネラ症は人から人へは感染しません。
*エアロゾルは打たせ湯・ジェットバス・ジャグジー等のような気泡発生装置等で発生します。

レジオネラ症を防ぐためには

一般家庭の方へ

水が停滞するような場所に「ぬるぬるした膜」ができやすくなります。この膜のことを生物膜(バイオフィルム)と言います。この生物膜の中にはアメーバなどの原生動物が多くいるため、レジオネラ属菌が増殖しやすい環境となっています。レジオネラ症を防ぐためにはこの生物膜を取り除くことが必要です。

循環式浴槽(24時間風呂)

浴槽の水の取り換え・浴槽の清掃は取扱説明書のとおり確実に実施して下さい。
フィルター、ろ過材の洗浄は取扱い説明書に沿って確実に実施して下さい。

加湿器

タンク内の水はこまめに新しい水道水と入れ換え本体のタンクを洗浄して、清潔な状態で使用して下さい。

入浴施設をお持ちの旅館・公衆浴場営業者の方へ

宮城県では、旅館業法施行条例及び施行細則、公衆浴場法施行条例及び施行細則を改正し、旅館・公衆浴場営業者はレジオネラ症防止対策を講じることとなっております。

お問い合わせ先

食と暮らしの安全推進課環境衛生班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号13階南側

電話番号:022-211-2645

ファックス番号:022-211-2698

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