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TSE(BSE)検査

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年5月13日更新

厚生労働省の法令改正により、平成29年4月1日から健康牛のBSE検査が廃止されましたが、24ヶ月齢以上で神経症状等を呈している牛については今後も検査を実施するとともに、検査対象から外れたものについても特定危険部位を除去する等、引き続きBSEに関するリスク管理に努めています。

ヒツジとヤギについては、と畜場法施行規則の改正により平成28年6月1日から神経症状等を呈するものについて検査を実施しています。

 

用語の解説

『TSE』と『BSE』

牛の「牛海綿状脳症」や、ヒツジやヤギがかかる「スクレイピー」、あるいはヒトの「クロイツフェルト‐ヤコブ病」は、いずれもプリオン(正確には「異常プリオン」)と呼ばれるたんぱく質が原因となって、中枢神経系が破壊される病気です。
これらの病気を総称して『伝染性(あるいは伝達性)海綿状脳症=TSE』と呼んでいますが、このうち、特に牛の海綿状脳症については『BSE』と呼ばれています。
ただ、平成13年から始まった牛の全頭検査のきっかけになったのがBSEであったため、いまでもこちらの名前のほうが通りがいいようです。

スクリーニング検査

プリオン蛋白に対する抗体を利用した、ELISA法で実施します。検査は延髄の一部(「かんぬき部」と呼ばれる部位)を用いて実施し、検体採材から判定までに4~5時間を要します。
スクリーニング検査の結果が陰性と判定されたものは保留解除となり、出荷・流通が認められます。

確認検査

スクリーニング検査の結果、陽性と判定されたものは確認検査が実施されます。
確認検査は、帯広畜産大学又は国立感染症研究所で行われます。
検体は直ちにこれらの機関に送付され、病理組織検査、免疫組織化学検査、ウエスタンブロット法による検査が行われます。
この検査結果を基にして、厚生労働省が設置した「牛海綿状脳症の検査に係る専門家会議」で確定診断されることになります。

なお、陽性と確定診断された場合、その牛はすべての部位が焼却処分され、肉骨粉などに加工されることはありません。陰性の場合は保留解除となり、出荷・流通が認められます。

特定危険部位

特定危険部位とは,TSE(BSE)の原因となる異常プリオンが蓄積しやすい部位で、すべて除去・焼却処理されます。

特定危険部位の表
全月齢扁桃,回腸遠位部
30ヶ月齢超頭部(舌,頬肉,皮,扁桃を除く),脊髄,脊柱

ヒツジ,ヤギ

全月齢脾臓,回腸
12ヶ月齢超頭部(舌,頬肉,皮を除く),脊髄

 

【検査の様子】
延髄の採材の様子
延髄の採材
スクリーニング検査の様子
スクリーニング検査

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