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感染性胃腸炎を予防しよう

感染性胃腸炎とは

 感染性胃腸炎に感染すると、下痢や嘔吐、腹痛、発熱等の症状があらわれます。1年を通して発生しますが、秋から冬にかけて患者数が急増します。感染力が強く、施設等では集団感染を引き起こすことがあるため、日頃からの感染予防が大切です。

主な感染性胃腸炎

 
病原体 ノロウイルス ロタウイルス
潜伏期間 1~2日 2~4日
症状 吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱 水のような下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱
特徴

小児では嘔吐、成人では下痢が多い

有症期間は平均1~2日

予防接種なし

乳幼児がかかりやすい

有症期間は平均5~6日

予防接種あり(任意予防接種)

感染経路

1.人から人への感染
 感染者が手で触れたものや、感染者の嘔吐物や便を触れた手を介して、細菌やウイルスが口に入り感染します。
 また、嘔吐物の飛沫から感染する場合もあります。人によっては感染しても発病せずにウイルスを排出する場合があるため、知らない間に周りの人が感染してしまうこともあります。

2.汚染された水、食品からの感染
 食品からの感染で多いのは、貝類によるものです。汚染された二枚貝を生や加熱が不十分なまま食べることで感染します。

感染予防のポイント

1. 感染予防の基本「手洗い」

  • トイレの後や嘔吐物・便の処理後、食事や調理の前には必ず手を洗う。
  • 手洗いに使用するタオルは共用せず、個人用タオルやペーパータオルを使用する。

手洗いをして感染症を予防しましょう(PDF:235KB)

2. 下痢をしている人がお風呂に入る場合

  • 下痢をしている人は一番最後に入浴し、湯につかる前にお尻をよく洗う。
  • 浴槽の水は毎日換え、浴槽、床、洗面器、いす等も洗剤を使用して掃除をする。
  • 身体を拭くタオルは他の家族と共用しない。

3. 食材の調理や調理器具の取り扱い

  • 感染性胃腸炎の感染者は、調理しない。
  • 使用した調理器具は、よく洗い、熱湯(85℃で1分以上)または塩素系漂白剤等で消毒をする。
  • 湯通しではウイルスが死滅しないため、カキなどの二枚貝は中心部まで十分に加熱(85℃で1分以上)する。
  • 野菜や果物などの生鮮食品は、水道水で十分に洗う。

4. 嘔吐物や便の処理

  • 下記「嘔吐物の処理方法」を参考に、適切に処理する。
  • 嘔吐物や下痢が乾燥すると、ホコリと一緒に空気中に舞い上がり、それを吸い込むことで感染するため、処理の際は次の「3原則」を守る。

 【3原則】1.すばやく処理する 2.乾燥させない 3.消毒する

  • 処理後は十分に手を洗い、感染を広げないようにする。

嘔吐物の処理方法

嘔吐物処理の方法(PDF:841KB)

嘔吐物・便の処理はどうする(PDF:428KB)

消毒液の作り方(PDF:161KB)

 この動画は、嘔吐物処理のポイントを学ぶため、東北大学病院の協力をいただき宮城県塩釜保健所が制作したものです。感染症に対する抵抗力が弱い乳幼児や高齢者が集団で生活する施設の職員向けに開催した、平成27年度感染症予防対策セミナー(塩釜・黒川地区)の教材として使用しました。

感染性胃腸炎が集団発生した場合の報告について

 下記リンクより、電子申請による報告をお願います。

感染症が集団発生した場合の報告について(県疾病・感染症対策課HPへ)

関連ホームページ

お問い合わせ先

仙台保健福祉事務所(塩釜保健所)疾病対策班

塩竈市北浜四丁目8-15

電話番号:022-363-5504

ファックス番号:022-362-6161

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