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掲載日:2012年9月10日

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トピックス(H21)/米粉用多収品種(東北189号)現地研修会の開催

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米粉用多収品種(東北189号)現地研修会の開催(古川農業試験場)

9月29日,米粉用多収品種「東北189号」の現地ほ場(加美町)で,生育状況を観察し情報交換を行う研修会が開催されました。「東北189号」は「まなむすめ」の後継として古川農業試験場が育成した有望系統であり,新規需要米(米粉用米等)としても期待されていることから,現地での栽培特性の確認や低コスト・多収栽培の実証試験を行っています。
地元役場,加美よつば,全農宮城県本部,県関係機関等から50数名が参加し,作物育種部から「東北189号」の品種特性,水田利用部から栽培試験の概要とこれまでの生育経過について説明しました。実証ほ場は,昨年まで大麦の転作が行われていた水田であり,「東北189号」と「まなむすめ」(対照品種)の試験区は,栽稙密度(3水準)と元肥窒素2kgの有無によって設置し,移植は5月13日に行い,出穂期は各々8月13~16日,8月11日でした。
「東北189号」の成熟期は2005~2008年の平均で9月24日でしたが,今夏の低温,寡照によってかなり遅れ,収穫予定日は10月15日(「まなむすめ」は10月7日)となりました。「東北189号」の稈長は「まなむすめ」よりやや長いものの,裁植密度と施肥水準を変えた試験区の生育状況から,「まなむすめ」より明らかに耐倒伏性が優っていました。また,「東北189号」は1穂籾数と平方メートル当たり籾数で「まなむすめ」を上回っており,ある程度の多収が予想されます。JA加美よつばに移動しての情報交換会では「東北189号」と「まなむすめ」の食味会も行われ,まずまずの評価得られ「東北189号」への期待が高まりました。

(平成21年10月30日掲載)

実証ほ場で生育を観察する参加者
【実証ほ場で生育を観察】

説明を受ける参加者の様子
【説明を受ける参加者】

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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