研究PRパンフレット(H29)/加工用トマト収穫の作業負担を軽減する収穫電動台車

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宮城県農業・園芸総合研究所

加工用トマト収穫の作業負担を軽減する収穫電動台車（PDF：323KB）

情報経営部作業技術チーム　TEL:022-383-8114

研究の目的

加工用トマト栽培では,夏場の手収穫作業が全労働時間の8割を占めており,労働負荷の軽減が求められています。そこで,作業負担の軽減を目的とした加工用トマト収穫電動台車（OYT-01）を開発しました。

研究成果

• 1）加工用トマト収穫電動台車の使用方法は以下のとおりです（図1）。
  • 荷台に集荷用コンテナを置き,収穫作業は荷台に腰をかけ,座りながら行います。
  • ハンドル部分には電動モーターと連動するスロットルが付いており,スロットルを回すことで,台車を移動させることができます。
  • ハンドルは可動式で,スロットルを荷台に近づけることができるため,収穫作業の際は,荷台に座ったまま台車を操作することができます。
• 2）加工用トマト収穫電動台車を利用することで,しゃがみ姿勢で行う慣行収穫に比べて安静時に対する心拍数増加率が低く抑えられ,脚部,腰部の疲労度が軽減されます。

図1　開発した加工用トマト収穫電動台車（OYT-01）,台車使用収穫,慣行収穫の様子

利活用の留意点等

• 1）横幅が55cmあるため,座ったまま移動するためには,通路幅は80cm程度必要です。
• 2）本台車は株式会社アルミスから販売されており,定価は178,000円（税抜）です。

より詳しい内容は「普及に移す技術」第92号（平成29年発行）「加工用トマト収穫の作業負担を軽減する収穫電動台車」をご覧ください。
農業・園芸総合研究所