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平成29年度専門家派遣

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年2月27日更新

平成29年度短期専門家派遣


 平成30年1月12日から30日までの19日間,宮城県からマラウイ共和国(以下,「マラウイ国」と表記)へ専門家7名を派遣しました。

 この専門家短期派遣は,平成23年度から開始したJICA草の根技術協力事業を活用し実施しているもので,平成24年度から開始し今回で6回目となります。これまでに延べ32名の専門家をマラウイ国へ派遣し,現地調査及び政府職員への技術移転を行っています。

 今回の専門家派遣では,今後の事業展開などについて,マラウイ国政府幹部職員等と話し合いを行いました。また,夏期に実施している研修員受入に参加した経験のあるマラウイ国の灌漑技術者など約30名を対象に技術移転セミナーを開催し,宮城県側からは「日本国における農村地域の課題と今後の振興策について」,「日本における農業水利施設の維持管理について」,「伝統的な水管理に基づく大崎耕土の持続可能な農業システム」などのテーマで講義を行いました。マラウイ国側からは昨夏に本県で研修を受講した技術職員から研修後に作成したアクションプランに基づく取り組みについて発表を行い,その後活発な議論が交わされました。

 現地調査では,首都リロングウェから東に100kmの場所に位置するサリマ県において,建設中の灌漑施設を訪れ,取水施設の建設状況を視察しました。次に首都から南に180kmの場所に位置するンチェウ県では,宮城県での研修で学んだ粗朶沈床工法を導入し,実際に護岸を施工した現場を視察し,現地職員や農民から聞き取り調査を行いました。さらに平成28年3月まで宮城県より派遣された青年海外協力隊員(以下,「JOCV」という)が活動していたデッザ県では,これまで活動した第1次及び第2次,第3次JOCVの活動地区を調査し,JOCVの指導内容が引き継がれていることを確認しました。また,移転技術の定着と現地職員自らが設計や工事進捗管理を円滑に実施するため,測量機器などの資機材の供与も行いました。

 今回初めてデッザ県の粗朶沈床工法導入地区において在マラウイ日本大使館の柳沢全権特命大使が視察し,「住民が粗朶工法の効果を実感している。」,「粗朶は現地で手に入り、メンテナンス等を考慮しても、マラウイ国の身の丈(財政状況)にマッチしている。非常に良い取組である。」と評価を頂きました。

 今回の専門家派遣において,マラウイ国政府及びJICAをはじめ関係機関の多大なご協力をいただき,無事予定どおり派遣を終了できましたことに,感謝申し上げます。

 

  ◆01 短期派遣専門家調査団報告書(概要版) [PDFファイル/266KB]

  ◆02_マラウイ国草の根技術協力事業について(マラウイ国概況,事業概要・成果等) [PDFファイル/8.31MB]

 

    
 農業灌漑水資源開発省上席事務次官表敬訪問              リロングウェ農業大学副学長表敬         

 【農業灌漑水資源開発省上席事務次官表敬訪問】                【リロングウェ農業大学副学長表敬】

 技術移転セミナーの様子              地元の水利組合が管理する取水施設

 【技術移転セミナー(派遣団専門家発表)】                      【JOCV活動地区現地調査】

                                         ※地元の水利組合によって水利施設が適切に維持管理されている

 ゴシェニ地区・粗朶              在マラウイ日本大使館柳沢全権特命大使の現地視察

   【粗朶工法による河川の護岸(デッザ県)】           【在マラウイ日本大使館柳沢全権特命大使による粗朶工法導入地区現地視察】 

  ※現場の状況に合わせ現地の農民自ら計画し施工した粗朶工法

           

  


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