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平成28年度専門家派遣

平成28年度短期専門家派遣

平成29年1月13日から31日までの19日間,宮城県からマラウイ共和国(以下,「マラウイ国」と表記)へ専門家7名を派遣しました。

この専門家短期派遣は,平成23年度から開始したJICA草の根技術協力事業を活用し実施しているもので,今回で5回目となります。これまでに延べ25名の専門家をマラウイ国へ派遣し,現地調査及び政府職員への技術移転を行っています。

今回の専門家派遣では,リロングウェ農業大学を訪問し,人材育成方針や今後の事業展開などについて,マラウイ国政府幹部職員と話し合いを行いました。また,マラウイ国の灌漑技術者,農業普及員約40名を対象に技術移転セミナーを開催し,宮城県側からは「適正技術とそれを補う技術者の育成」,「GIS(地理情報システム)を活用した農業用水の維持管理」,「かんがい施設における維持管理の課題について」と題し,講義を行いました。マラウイ国側からは昨夏に本県で研修を受講した技術職員から「地域を主体とした農業用水管理」について発表を行い,その後活発な議論が交わされました。

現地調査では,首都リロングウェから東に100kmの場所に位置するサリマ県において,建設中の灌漑施設を訪れ,取水施設の建設状況を視察しました。次に首都から南に180kmの場所に位置するンチェウ県では,宮城県での研修で学んだ粗朶沈床工法を導入し,実際に護岸を施工した現場を視察し,現地職員や農民から聞き取り調査を行いました。さらに2016年3月まで宮城県より派遣された青年海外協力隊員(以下,「JOCV」という)が活動していたデッザ県では,これまで活動した第1次及び第2次,第3次JOCVの活動地区を調査し,JOCVの指導内容が引き継がれていることを確認しました。

また,移転技術の定着と現地職員自らが設計や工事進捗管理を円滑に実施するため,測量器機などの資機材の供与も行っています。今回の専門家派遣では,過去に供与した機材の使用状況等を確認しました。

今回の専門家派遣において,マラウイ国政府及びJICAをはじめ関係機関の多大なご協力をいただき,無事予定どおり派遣を終了できましたことに,感謝申し上げます。


【農業灌漑水資源開発省上席事務次官表敬訪問】


【リロングウェ農業大学での話合い】


【農業用水利施設建設現場の視察】


【技術移転セミナー(マラウイ国発表)】


【粗朶工法による河川の護岸(ンチェウ県)】


【現地聞き取り調査(技術移転状況確認)】


【平成28年1月粗朶沈床施工現場(ンチェウ県)】

1年後
【平成29年1月粗朶沈床施工現場(ンチェウ県)】

お問い合わせ先

農村振興課広域水利調整班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2864

ファックス番号:022-211-2890

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