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教科指導におけるICT活用「MIYAGI Style(みやぎスタイル)」

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

教科指導におけるICT活用「MIYAGI Style(みやぎスタイル)」

「教育の情報化」の3つの分野

  • 教育の情報化は,3つの分野から構成されます。
  • 「MIYAGI Style」は,「教科指導におけるICT活用」における提案です。

宮城県の課題

  • 宮城県の課題教科の学習目標を達成するため,学習課題への興味や関心を高めたり,学習内容をわかりやすく説明するために,「教科指導におけるICT活用」の充実を図る必要があります。
  • 文部科学省「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」より,本県には3つの課題があると考えられます。
  • これらの課題を解決しながら,教育の情報化を進める必要性があります。

学習場面に応じたICT活用事例

 学習場面に応じたICT活用事例

※文部科学省「ICTを活用した指導方法~学びのイノベーション事業実証研究報告書より~」 http://jouhouka.mext.go.jp/school/pdf/ict_teaching_report.pdf

それぞれの学習に必要とするもの

  • 教員が活用する「一斉学習」より,生徒も活用する「個別学習」・「協働学習」の方が,本県が課題とする「教員のICT活用能力」「ICT機器整備」「インフラ整備」においてより多くの知識,経験,ノウハウ,財源等を必要とすることから,急激な展開には課題が多いと思われます。

                   ↓

  • まずは取り入れやすい「一斉学習」から取り組むことで,「教科指導におけるICT活用」を着実に定着させていきます。

MIYAGI Styleの提案

  • MIYAGI Style 【Miyagi ICT Youth Approach Growing with Innovation Style】
  • 児童生徒のためのICTによる授業改善

MIYAGI Style

一斉学習における「MIYAGI Style」の展開

一斉学習

「MIYAGI Style」のポイント

 

現在の授業に取り入れやすく,実践しやすい「一斉学習」を中心とした授業スタイルから始められ,教員のICT活用指導力の向上も期待できる。

必要最低限の効果的な機材の導入から行う機器整備

必要に応じて段階的に行うインフラ整備

効果のある場面でのみ活用
(黒板の置き換えではなく,共存する)

 

  • タブレットPC

タブレット

  • プロジェクタ&スクリーン(大型テレビ)
  • ワイヤレス画面転送装置

映像装置

初期段階で,無線LANは必須ではない。

ただし,タブレットとワイヤレス画面転送装置の接続を安定させるため,簡易的に無線LANルータを設置することを推奨(校内LANやインターネットへの配線不要で,安価なもので対応可能) 。

教材や作業を大きく表示
(分かりやすい提示や演示,活動や思考する時間の確保,教材作成時間の短縮)

将来的には,教材を共有できる学習支援システムの導入も視野に入れる。

考え方の共有
(言語活動や主体的,協働的に学ぶ学習の充実)

なぜタブレットPCなのか?

 
 

タブレットPC

実物投影機

ノートパソコン

電子黒板機能

教科書や資料集を大きく表示

◎ カメラ機能で可能

◎ 基本機能

× 資料をデータ化する必要性

× 資料をデータ化する必要性

デジタル教材・データの提示

◎ 基本機能

× 実物のみ対応。

◎ 基本機能

◎ 基本機能

生徒ノート共有

◎ カメラ機能

○ 回収で対応 

× 不可

× 不可

画面への書き込み

○ 書き込み可能なアプリの利用

× 表示しているものに直接書き込む

△ 書き込み可能なアプリの利用

◎ 基本機能

机間指導しながらの利用

◎ ワイヤレスで可能

× 不可能

△ ワイヤレスで可能だが,操作性が落ちる

× 不可

起動時間

◎ 即時

◎ 即時

△ 機種による 

△ 機種による

整備費用

3~6万円程度

5~8万円程度

5~8万円程度

テレビ型:数十万~100万円。

タブレットPCは,他の想定される機器の機能を全て兼ね備えている上に安価。

「MIYAGI Style」による授業スタイルの例と効果

 

全ての板書をデジタルで置き換えるのではなく,ICTの活用が効果的なところで,従来の指導法と併用しながら,活用できる。
(教材の準備時間や教員が板書にかけていた時間は削減される。)

長文などを板書する時間が削減されることで,教員の説明や児童・生徒の活動,思考などの時間がより多く確保できる。
また,表示しながら説明することで,理解を深めることができる。

授業に関連する映像を提示することができる。
細かくて見えない物を拡大して表示することで,理解を深めることができる。

児童・生徒の書いたノートやプリントを撮影し,投影することで,児童・生徒の意見や考えを短時間で簡単に共有することができる。
また,投影した黒板等に書き込みながら説明ができる。

タブレットは持ち歩けるので,机間指導をしながらその場で良い考えを撮影したり,ヒントを個別に提示したりすることができる。
ICTの活用で,机間指導や問題演習などの時間がより多く確保できる。

ICTの活用により,授業に余裕が生まれる。
その結果,実験・実習や言語活動,主体的,協働的に学ぶ学習の時間も確保できる。

※写真はいずれも平成27~28年度ICT利活用授業力向上プロジェクト事業 蔵王高校  実践事例より

MIYAGI Style プロモーションビデオ 「MIYAGI Style ノ ススメ」

  • 「MIYAGI Style」を分かりやすく解説したプロモーションビデオ「MIYAGI Style ノ ススメ」を公開しています。
  • 実際の授業での活用場面等も紹介していますので,ぜひ,御覧ください。
  • 「MIYAGI Style ノ ススメ」を活用した校内研修用ツールも近日公開予定です。

「MIYAGI Style」を簡単に実現するアプリ「miyagiTouch」

みやぎタッチアイコン画像

宮城生まれ

無料で利用できる。

  • Android版及びiOS版がそれぞれのアプリケーションダウンロードサイトより無料ダウンロード可能。

分かりやすい

  • 教材や生徒のノートを撮影し映す,書き込む,保存するなど,授業で必要とする機能を分かりやすく搭載。

「miyagiTouch」を用いた「MIYAGI Style」の授業

miyagiTouchを利用したMIYAGI Styleの授業例

今後の「MIYAGI Style」の進め方

  • 一斉学習における「MIYAGI Style」を本県の「教科指導におけるICT活用」のベースラインとして普及・定着を進める。
  • 国の施策である「1人1台の情報端末の整備」については,教員のICT活用指導力の向上を図りながら,将来的なゴール地点として,引き続き視野に入れ,今後とも研究を進める。
  • 「MIYAGI Style」は,学習形態に合わせた指導方法や必要なICT機器の整備のあり方などを含め,継続的に検討・提案をしていく。
  • 併せて,市町村教育委員会に対しても,県教育委員会の取組や「MIYAGI Style」導入の提案を行っていくことで,県内にICTを活用した授業の定着を推進していく。

「MIYAGI Style」における必要なICT機器の例

 

学習形態\必要な機器

一斉学習

協働学習

個別学習

 

MIYAGI Style
Ver.1.0

MIYAGI Style
Ver.1.1

MIYAGI Style
Ver.1.2

MIYAGI Style
Ver.2.X

MIYAGI Style
Ver.3.X

大型テレビor液晶プロジェクタ

ワイヤレス画面転送装置

教員用タブレットPC

生徒用タブレットPC

×××
グループに1台

グループに1台

無線LAN

×

学習支援システム

××

授業支援システム

×××

「MIYAGI Style」Q&A

ICTを導入したら,黒板やチョークは不要になりますか?

  • ICTは,これまでの黒板,チョークを置き換える存在ではありません。
  • 従来の黒板,チョーク,自作教材等とも共存しながら,効果的なところで,ICTを活用していきます。
  • ICTの活用が効果的ではない場面ではICTを使わないのもICT活用の一つです。

ICTを導入すると,その資料作りなどの教材研究の負担が増えませんか?

  • これまでICTを活用した授業といえば,プレゼンテーション用ソフトウェアで板書に代わるデータを準備して行うというイメージが強かったと思いますが,「MIYAGI Style」では,その様な使い方は想定していません。
  • 「MIYAGI Style」では,教科書や資料集はもちろん,自作のプリント等,既存の資料をその場で撮影して,大きく表示することを主としていますので,改めてデジタルで特別な資料作りを行う必要はありません。
  • むしろ,これまで時間がかかっていた模造紙等の大きな資料を作成する手間を減らし,A4用紙などで資料を作成できますので,時間の短縮になります。また,一度撮影したものを何度も繰り返し使えますので,教科担任制の中学校・高校では,これまでよりも教材作成の負担は減る可能性があります。

これまでも授業は行えていましたので,ICTを導入する理由がありません。

  • ICT機器を用いて,大きく表示することで,児童・生徒の視線を集中させたり,手元の資料やプリント等の該当箇所を分かりやすく指示したり,モノクロプリントの資料をカラーで表示したりすることなどで,より分かりやすい授業を展開できるようになります。
  • また,授業にICTを導入することで,これまで時間のかかっていた国語の文章や児童生徒の考え方などの板書時間を短縮することができます。短縮してできた時間で新たな問題演習や言語活動に加え,主体的,協働的に学ぶ学習などの時間を確保することで,児童生徒の一層の学力向上に寄与できると考えます。

私の学校(教育委員会)では,MIYAGI Style Ver.2.xやVer.3.xに該当する機材の整備や取組を行っていますが,Ver.1.0を推進すべきでしょうか?

  • MIYAGI Style Ver.1.0は,「宮城の教員は,最低限ここまで使える」というICTを使った授業の一つのベースラインと考えています。
  • 従って,すでに,様々な取組をしている学校や教育委員会に強いるものではありません。これまでどおりに先進的な取組を継続して下さい。

MIYAGI Styleの導入で,良い授業や児童・生徒の学力向上が望めますか?

  • 「良い授業」の定義をどこに求めるかは,難しい問題ですが,MIYAGI Styleの実施によって,すぐに授業が良くなったり,児童・生徒の学力が向上するわけではありません。これまでどおり, 「良い授業」や「学力向上」は,児童・生徒理解や教材研究などの上に成り立つものであり,その上にMIYAGI Styleを取り入れることで,より良い授業に繋がるものと考えています。
  • むしろ,MIYAGI Style(教科指導におけるICT活用)は「効果のある場面でのみ活用」することがポイントですので,効果的な場面がどこかを検討することそのものが,「良い授業」や「学力向上」に繋がる授業デザインの力を高めるものと考えられます。
    県としても効果的な活用について,情報提供をしていきたいと考えています。

ICTを導入することで,他にどんな効果がありますか?

  • 県内外のICT導入先進校では,ICTを導入することで,教材研究に長けたベテラン教員とICTに詳しい若手教員が互いの能力を必要とすることで,よりよい教材作り,授業改善を目指して意見交換が行われ,キャリアを越えたOJTへと繋がっています。
  • 今後,ベテラン教員の大量退職や大量採用により若手が多くなる中,若手教員の授業スキル向上は,大きな課題であり,ICTの導入がこれを解決するきっかけとなることが期待できます。

資料

関連サイト


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