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掲載日:2023年5月2日

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場報告第12号 水稲新品種「金のいぶき」について

水稲新品種「金のいぶき」について

抄録

「金のいぶき」は、低アミロース品種の「たきたて」を母、巨大胚糯品種の「北陸糯167号(後の「めばえもち」)を父として交配し、その後代より育成した低アミロース巨大胚水稲品種である。東北中南部では、中生の晩に属し、中稈で、草型は偏穂数型、玄米収量は、「ひとめぼれ」よりやや低く、千粒重はやや軽い。耐冷性が“極強”、いもち病真性抵抗性遺伝子型は“Pii”、いもち病ほ場抵抗性は、葉いもち“中”、穂いもち“やや弱”である。耐倒伏性は“中”、穂発芽性は“やや難”、玄米は白濁し、玄米品質はやや劣るが、胚芽が通常品種よりも大きく、玄米中のGABA含量が高い。精白米のアミロース含有率が低く、炊飯米は、粘りがあり、良食味である。栽培適地は、東北中部以南である。

キーワード

水稲、巨大胚、低アミロース、新品種、金のいぶき

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水稲新品種「金のいぶき」について(PDF:904KB)

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