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平成25年7月24日,東松島市コミュニティーセンターで,宮城県東部地方振興事務所が「地域農業の再生復興とともに歩む担い手育成研修会」を開催しました。
この研修会は,担い手組織等のスキルアップ等を進め,震災後の地域農業を支える担い手組織等の育成・確保を図り,若者があこがれる魅力ある産業としての農業の展開を目指すために開催したもので,農業者57名,改良区,市,JA,県等関係者96名,計153名の参加がありました。
研修会の開会にあたり,主催者を代表して大内 東部地方振興事務所長が挨拶しました。
講師 滋賀県彦根市 有限会社フクハラファーム 代表取締役 福原 昭一氏
フクハラファームの会社概要から始まり,経営規模の拡大に伴って発生した経営課題の改善に向けた方針や,ICTを活用して若い作業者のスキルアップを目指す先導的な取り組みについてのお話をいただきました。
参加した方々は熱心に聞いていました。
紹介 東部地方振興事務所
スライドショーを上映し,東部地方振興事務所管内でのこれまでの農地復旧・復興の状況や,担い手組織の設立・活動状況を紹介しました。
コーディネーター
東北大学大学院 農学研究科 農業経営経済学分野
教授 伊藤房雄氏
コメンテーター
滋賀県彦根市 有限会社フクハラファーム
代表取締役 福原昭一氏
パネリスト
株式会社ぱるファーム大曲 代表取締役 三浦吉郎氏
株式会社イグナルファーム 専務取締役 佐藤雄則氏
有限会社アグリードなるせ 代表取締役 安部俊郎氏
JAいしのまき 営農販売部営農企画課 調査役 遠山和之氏
コーディネーターの伊藤先生から最初に「これからの地域農業」についてお話をいただき,三浦氏,佐藤氏,安部氏の3人のパネリストから組織の設立や法人化の経緯,経営方針についてお話がありました。また,JAの立場から法人化に関わってきた遠山氏からは担い手組織の育成経験から,地域農業の再生復興とともに歩む担い手組織への助言がありました。
会場の参加者からは,福原さんへの農地の集積を進めるための課題とその改善策と考えられること,10年後の日本農業を見据えた経営展開について質問がありました。回答として,信頼関係の構築と効率的な農業の展開,低コスト化への試みについてのお話が,また,次世代の担い手確保やICT活用によるスキルアップについてのお話がありました。
パネルディスカッションが終了し,午後4時30分,当事務所農業農村整備部長の閉会の挨拶をもって研修会は閉会しました。
参加者から回収したアンケートによると,研修会自体に89.6%の方から「大変参考になった」,「参考になった」の評価を頂き,67.6%の方が講演の内容に,50.7%の方がコーディネーターのお話の内容に「参考になった」と回答しています。
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