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平成30年10月1日,石巻市釜谷に整備された太陽光発電所で発電が始まり,同日,発電所の敷地内で通電式が開催されました。式には,県,市,関係土地改良区,工事関係者など約20人が出席しました。
この発電所は,市が防災集団移転促進事業で取得した住居などの移転跡地約1.4ヘクタールに設置されています。ソーラーパネルを3,549枚使用し,発電量は約923キロワットです。また,この施設は,平成29年4月に発電を開始した東松島市の太陽光発電所に次いで,東部管内で2か所目となります。
東部地方振興事務所農業農村整備部の佐々木部長は,「この施設が地元農家の営農の一助となることを期待する。」と祝意を表しました。また,石巻市蛇田土地改良区の千葉理事長は,「関係する他の土地改良区と協力しながら,当施設を最大限に活用し,農家負担軽減に寄与したい。」とあいさつを述べました。
佐々木部長のあいさつ
農業農村整備部による事業概要説明
東日本大震災に伴う地盤沈下によって,石巻市では低地の水を排水する農業用排水機場の運転時間や稼働頻度が増加しています。排水に必要な費用は農家が負担しており,震災後,その負担が増大している状況にあります。
そこで県は,農村地域復興再生基盤総合整備事業を活用し,太陽光発電施設を整備しました。発生させた電気を売却し,その収益を用排水機場の維持管理経費に充てることで,地元農家の負担軽減を図ります。
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