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宮城県指定文化財に指定されました

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年2月21日更新

平成29年1月24日(火曜日)に開催された宮城県文化財保護審議会の審議を経て,宮城県教育委員会に答申された,旧大沼家住宅が,宮城県指定有形文化財(建造物)に,上沼加茂流法印神楽,松圃虎舞,浪板虎舞が,宮城県指定無形民俗文化財(民俗芸能)に,2月21日の公報告示で指定されました。

旧大沼家住宅(きゅうおおぬまけじゅうたく)

所在地:柴田郡村田町村田字町

所有者:村田町

旧大沼家住宅は,豪商・大沼正七の屋敷で,村田町村田伝統的建造物群保存地区の南に位置します。屋敷は,南北に走る本町の通りに直交した短冊状の敷地に,表通りに面して店を配し,その背後に居宅,内蔵が続き,さらに奥に新蔵,西蔵,味噌蔵,塩蔵が並びます。村田の他の商家と同様,諸建造物を敷地北側に寄せ,南側に村田石の石敷通路を通します。さらに,この通路の表通り並びに裏通りに面してそれぞれ門と塀を構えます。このほか,屋敷の余地には,前座敷,作業場,風呂場,屋敷神が残ります。

諸建造物の建築年代は,江戸後期から昭和前期に及びます。店,居宅,前座敷,門は,村田町村田の地域的な特徴を有しながら,豪商としての家格を示します。土蔵群は,その機能や建造物自体の格により,屋根材,外壁,鉢巻,柱間等に違いが見られ,総じて居宅に近いほど手の込んだ造りを見せます。

旧大沼家住宅は,江戸期から昭和前期に栄えた豪商屋敷の主要な建造物並びに構成要素がほぼ揃い,村田町村田における商家の様相を確実に伝えています。商家としての主要建造物の残存数と保存状況は宮城県内随一であり,加えて屋敷内諸建造物の建築年代が明らかな点においても学術的並びに歴史的価値は高いものがあります。

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上沼加茂流法印神楽(うわぬまかもりゅうほういんかぐら)

所在地:登米市中田町上沼字八幡山 上沼八幡神社

所有者:上沼法印神楽神議会

上沼加茂流法印神楽は,法印神楽の3つの流派(「浜神楽」「三輪流神楽」「流神楽」)のうち「流神楽」に分類されるものです。

本神楽の由来については,現地の所伝を記した後世の記録類によると,旧上沼村の妙覺院とよばれる修験院が伝承してきた神楽に、近世半ば過ぎ頃,当地を訪れた京都加茂出身の楽師・峻覺が,新たな所作や形式等を伝えて組み立てたのがはじまりと言われています。

明治維新を迎え修験院の解体により一時衰退しましたが,大正5年に上沼八幡神社氏子に伝承され復活しました。その後戦争により一時中断したものの,昭和40年代に上沼青年学級が古老から神楽を伝習し,昭和47年に「上沼神楽研究会」が組織されました。昭和61年には「上沼法印神楽神議会」に改称し現在に至っています。

「流神楽」は,その殆どが途絶え,現在伝承しているのは日高見流浅部法印神楽(県指定無形民俗文化財)と,この上沼加茂流法印神楽のみで,文化財としての希少価値は高いものがあります。本神楽の舞人・楽人は両手中指に九字紙を結び、舞は特殊な足踏みの型を行い,手印を結ぶことから修験の手法に基づいた様式をもっています。

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松圃虎舞(まつばたけとらまい)

所在地:気仙沼市唐桑町松圃

所有者:松圃虎舞保存会

虎舞は,岩手県大船渡地域を中心とする三陸沿岸に広く伝承されている大梯子を用いた風流系の芸能です。とりわけ気仙沼市域には7つの虎舞が伝わっており,県内で最も虎舞が盛んな地域です。

松圃虎舞は旧唐桑町に伝承されたものです。本虎舞の由来は定かではないですが,「虎は千里往って千里還る」の謂われに因み航海安全を祈願して,御崎神社(気仙沼市唐桑町崎浜に所在)に奉納されてきたものであるといわれています。

明治22年,松圃地区の畠山八之助が,岩手県気仙郡末崎村(現大船渡市末崎町)にある熊野神社の梯子虎舞を見聞して以来,地元の若者とともに伝習しました。また同28年には,御崎神社へ梯子虎舞を奉納しています。戦後は「松圃虎舞舞踊団」と称し,女子の手踊りを加えて一層華やかなものにしました。現在は,昭和57年に発足した「松圃虎舞保存会」に伝承されています。

本虎舞は,笛と大小の太鼓が奏でるテンポのよい打囃子にあわせて,12メートルの大梯子に,虎囃子(虎の先導役)と2人立ちの虎が登って演じる勇壮な舞が特徴です。松圃地区の郷社である御崎神社の例祭に,航海安全や大漁を祈願として奉納されてきたもので,当地の生活と結びついて発展してきた芸能です。また虎頭は,獅子頭に近い形相をもつことから,岩手県の根崎・末崎虎舞で継承されてきたものの流れを汲み,古態を今に伝えています。

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浪板虎舞(なみいたとらまい)

所在地:気仙沼市浪板

所有者:松圃虎舞保存会

虎舞は,岩手県大船渡地域を中心とする三陸沿岸に広く伝承されている大梯子を用いた風流系の芸能です。とりわけ気仙沼市域には7つの虎舞が伝わっており,県内で最も虎舞が盛んな地域です。

浪板虎舞は旧気仙沼に伝承されたものです。本虎舞の由来は定かではありませんが,「虎は千里往って千里還る」の謂われに因み航海安全を祈願して,江戸時代以来,飯綱神社(気仙沼市浪板に所在)に奉納されてきたものであるといわれています。

本虎舞は浪板地区の郷土芸能として受け継がれてきましたが,昭和41年本虎舞の保存・伝承を目的として,「浪板虎舞保存会」が発足しました。なお構成員は,浪板1区・2区の両行政区に居住する全戸世帯です。

本虎舞は,笛と大小の太鼓が奏でるテンポのよい打囃子にあわせて,約15メートルの大梯子に,虎バカシ(虎の先導役)と3人立ちの虎が登って演じる勇壮な舞が特徴です。虎舞は,岩手県大船渡地域を中心とする三陸沿岸地域が発祥とされますが,宮城県内における虎舞の発展形態を知る上で,本虎舞の存在形態は重要です。本虎舞は,浪板地区の郷社である飯綱神社の例祭に航海安全・大漁祈願として奉納されてきたもので,地域社会と結びついて発展してきた芸能です。そのため地区一体となった保存会が組織されており,次世代への継承が顕著に見られます。

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