トップページ > 観光・文化 > 文化 > 文化財 > 宮城県の指定文化財 > 指定文化財 > 指定文化財一覧 > 指定文化財〈県指定有形文化財〉奥羽観蹟聞老志

掲載日:2019年2月14日

ここから本文です。

指定文化財〈県指定有形文化財〉奥羽観蹟聞老志

奥羽観蹟聞老志(おううかんせきもんろうし)

県指定有形文化財(書跡・典籍)|仙台市泉区|宮城県図書館蔵

仙台藩の史官・画工を勤めた佐久間義和(洞巌)が四代藩主伊達綱村の命を受けて編さんに着手し、享保4(1719)年に完成させた地誌である。

本資料は仙台領を中心にしながら、対象を奥羽他領の主要地にも広げ、官制、土産、旧所名蹟、神社仏閣、名勝、故事などを詳細に記述し、古歌・古文や風習の採録にも留意したもので、本県を中心とする地域の地理・歴史・風俗・産業等の情報を豊富に伝える優れた記録となっている。また、以後に執筆・編纂された佐藤信要・高橋以敬による「封内名跡志」(寛保元、1741年)や田辺希文による「封内風土記」(明和9、1772年)などの地誌の先駆けである点も重視される。

本書は類品が幾つか確認される中にあって、旧伊達伯観瀾閣図書であった由緒と完備された内容・体裁により、定本に近い資料との評価がなされているところである。

奥羽観蹟聞老志

奥羽観蹟聞老志 序 1巻奥羽観蹟聞老志 宮城野 6巻

左:序 1巻 右:宮城野 6巻

お問い合わせ先

文化財課保存活用班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-3683

ファックス番号:022-211-3693

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

重要なお知らせ

こちらのページも読まれています

 

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は