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いちじく生育情報(平成30年産総括)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年2月21日更新

「いちじく生育情報(平成30年産総括)」PDF版(PDFファイル241KB)は,こちらをご覧ください。

生育状況

1.気象の推移

気温
冬季は低く,春季から夏季前半はかなり高くなりました。8月は天候不順もあり,平年並となりました。秋季は平年並~やや高となりました。
降水量
冬季は少なく,春季は平年並~やや多で推移しました。夏季前半は少なく,8月は前半及び後半で多くなりました。秋季は少なくなりました。
日射量
1年を通じて多かったです
台風
9月30日から10月1日にかけての台風第24号の接近・上陸による強風(最大風速19m/s),10月7日に接近した台風第25号による強風(最大風速15m/s)で,枝折れや果実の傷といった影響がみられました。

図1 4月以降の気象データ(亘理アメダス)

2.平成30年産生育状況

山元町浅生原いちじく園調査で,腋芽の発芽期4月22日(前年は5月2日),展葉期4月28日(前年は5月7日),1果の着果始め6月5日(前年は6月22日)でした。収穫始めは8月29日から(平成29年産は9月10日から)でした。収穫は前年より10日程度早く始まり,平年並の出荷量でした(JAみやぎ亘理出荷実績)。

病害虫発生状況

1.平成30年に管内のいちじく園で発生が確認された病害虫

病害
炭疽病,灰色かび病,疫病,株枯病
害虫
カミキリムシ類,アザミウマ類,ハダニ類(ナミハダニ)

これからの栽培管理

1.施肥

収穫終了後から早春にかけて,元肥を施用します。

いちじくの元肥施用適期はまだ良く分かっておらず,主産地でも地域によってまちまちですが,遅くとも根が動き出す早春まで(3月頃,あるいは剪定終了後すぐ)に済ませましょう。また,いちじくの好む土壌酸性度は,中性~弱アルカリ性といわれています。一方,一般的な土壌では,降雨等の影響から,土壌酸性度は徐々に酸性寄りに変化します。そのため,石灰資材を定期的に施用してください。

なお,「てんろ石灰」で土壌酸性度を矯正すると,露地ほ場でも10年近く土壌酸性度は変化しないので,注意が必要です。「てんろ石灰」の使用を検討する場合は,事前に亘理農業改良普及センターまでご相談ください。

元肥量
窒素成分で7~9kg/10a(CDU果樹化成で,2~3袋/10a)
土壌の酸性度矯正
苦土石灰の場合,80kg/10a
※ ただし,樹齢によって,次のように施用量を加減してください。
1年生:30%,3年生:50%,5年生:70%,7年生以上:100%

2.剪定の時期

いちじくは耐寒性の弱い樹種なので,厳冬期大寒が過ぎてから剪定を始めてください。強い寒さに遭遇すると,若木(樹齢3~4年生以下)の場合は地上部すべてが枯死,成木でも枝先端から数節は枯死します。そのため,寒害による枝の枯死を確認しながら剪定できるよう,剪定時期には注意してください。

3.挿し木

イチジク株枯病が発生している園地からは,絶対に採穂しないでください。見た目が元気な樹でも,樹体内にイチジク株枯病が侵入している場合があります。発病前に感染の有無を判別するのは非常に難しく,生産現場で判別することはできません。生産現場で実施可能な対策は,1樹でもイチジク株枯病の発生が確認された園地からは採穂しないことです。


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