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石巻市牡鹿地区 7年ぶりの営農再開

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平成29年5月30日,石巻市牡鹿地区で,7年ぶりの営農再開を記念した水稲作付イベントが行われました。地元「牡鹿地区農地整備事業実行委員会」が主催したこのイベントには,地域農業者及び関係機関職員,約40名が出席しました。

東日本大震災で甚大な被害を受けた牡鹿地区ですが,平成27年度に復旧・復興工事に着手し,平成29年春,谷川浜工区の4.5ヘクタールの農地で7年ぶりに営農再開しました。

イベントは晴天のもと行われ,渥美浩晃実行委員長ほか関係機関のあいさつの後,東部地方振興事務所農業農村整備部長が県営復興基盤総合整備事業「牡鹿地区」の概要及び営農再開までの経過を報告しました。次いで石巻市から農業用機械・施設整備の事業概要の説明がありました。最後に,牡鹿地区生産組合が復旧農地で7年ぶりの田植えを行いました。

渥美実行委員長は,あいさつの中で「被災当初,この地で農業はできないのではという思いがあったが,関係機関の協力のもと営農再開することができた。牡鹿地区で持続可能な営農を実現し,後継者に繋げたい。」と,今後の営農に関する意気込みを述べました。

残る18.0ヘクタールの農地については,平成30年以降に営農再開を予定しています。

牡鹿地区農地整備事業実行委員会のみなさんの写真
牡鹿地区農地整備事業実行委員会及び関係機関のみなさん


農業農村整備部長による経過報告の様子

地元農業者が水稲作付作業をする様子
震災後,7年ぶりの田植え

石巻市牡鹿地区について

石巻市牡鹿地区は,石巻市牡鹿半島にある水田地帯です。海に面するこの地区は,平成23年3月に発生した東日本大震災の津波及び地盤沈下により,農地・農業用施設に甚大な被害を受けたほか,農地内に点在する住宅なども壊滅的な被害を受けました。

県では,牡鹿地区の復旧・復興を進めるにあたり,農地の災害復旧事業とあわせ,東日本大震災復興交付金を活用した復興基盤総合整備事業により,農地の大区画化整備と面的集積に取り組むこととしました。また,この事業では,農地内に点在する宅地跡地等を換地制度により集積・再配置する「土地利用の整序化」を行っています。これにより,農業振興と復興まちづくりの同時実現を図ります。

復興基盤総合整備事業「牡鹿地区」では,平成28年1月に谷川浜工区,同年6月に大谷川浜工区の区画整理工事に着手し,平成29年春に谷川浜工区の一部(4.5ヘクタール)が営農を再開しました。平成30年以降,谷川浜工区9.2ヘクタールと大谷川浜工区8.8ヘクタールの営農再開を目指し,復旧・復興を進めていきます。

復興基盤総合整備事業「牡鹿地区」の概要(PDF:4,354KB)

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お問い合わせ先

東部地方振興事務所 農業農村整備部農村振興班

宮城県石巻市あゆみ野五丁目7番地 宮城県石巻合同庁舎4階

電話番号:0225-95-7922

ファックス番号:0225-96-4880

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