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令和元年度,前谷地小学校5年生17名は,前谷地ふるさと保全会と協力し農業の体験や学習を行っています。
令和元年6月25日には、出前講座・農業水利施設見学・水質調査・生き物調査を行いました。
河南矢本土地改良区から農業水利施設のはたらきについて、東部地方振興事務所農業農村整備部から農業・農村の有する多面的機能について説明しました。
(出前講座風景)
児童たちは説明に、熱心に耳を傾けていました。
河南矢本土地改良区から説明のあった農業水利施設を、実際に見学しました。
旧北上川から揚水し、前谷地をはじめとする地域一帯に水を供給している和渕揚水機場を見学しました。
本機場には口径900mmの揚水機が4台備えられています。
(和渕揚水機場を見学する児童たち)
25mプールに給水を行うさい、水道であれば1-2日を要します。
しかし、本機場の給水能力であれば、1-2分で25mプールに水を供給できます。
揚水・排水機能を兼ね備える笈入揚水機場を見学しました。
本機場は、25mプールを30秒で一杯に出来る給水能力を持っています。
(笈入揚水機場を見学する児童たち)
本機場には、排水にまぎれたゴミがポンプに入り込むのを防ぐ除塵機が備えられています。
土地改良区職員が除塵機を起動させると、児童たちは興味津々の様子でした。
(除塵機の説明を受ける児童たち)
土地改良区職員から児童に向けて、「缶・ビン・ペットボトルなど処分するのにもお金がかかるため、田んぼや水路にゴミを捨てないで欲しい」と話がありました。
試薬が入った調査キットに田んぼの水を入れ、水質を調べました。
児童たちが調べたのは、水の中に含まれている汚れを示すCOD(化学的酸素消費量)と、水の酸性・アルカリ性の程度を示すpHです。
水質調査の結果、田んぼの水が、稲作に支障のない水質であることが確認できました。
(水質調査の様子)
用水路に棲む生き物を調査しました。
20分程度の短い時間でしたが、フナ・タモロコ・ドジョウ・ホトケドジョウ・アメリカザリガニ・テナガエビ・スジエビ・ヤゴ・アマガエルなど、沢山の生き物を見つけることが出来ました。
(左:生き物調査の様子 右:児童が採取したザリガニ)
見学を終えた児童からは、「めずらしい生き物を見つけることが出来て、貴重な体験が出来た」「いろいろな魚を見つけられて良かった」との感想発表がありました。
(集合写真)
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