ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ分類でさがす観光・文化文化文化財宮城県の指定文化財指定文化財|県指定有形文化財|多賀城跡出土漆紙文書

指定文化財|県指定有形文化財|多賀城跡出土漆紙文書

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月7日更新

多賀城跡出土漆紙文書

県指定有形文化財(古文書)|多賀城市|宮城県多賀城跡調査研究所蔵

多賀城跡で出土した漆紙文書 92点。

多賀城市にある特別史跡多賀城跡附寺跡から出土した、奈良時代から平安時代にかけての漆紙文書。

漆の乾燥を防ぐために、漆容器の漆の表面に密着させる蓋の役割を果たすものが必要となる。その蓋として、多賀城の役所で使用済みとなった文書を再利用した。それが漆の成分により紙が腐食しないで残ったものが漆紙文書である。残存する文字史料が少ない古代において、その当時の記録をそのままの形で示す一次史料として、極めて重要な史料となっている。

漆紙文書は、宮城県多賀城跡調査研究所による昭和45年8月の発掘調査で、84点が発見された。しかしその当時は文字が見えなかったため、文書だと認識されなかった。その後昭和48年の調査で、土器の杯に入った漆に蓋をした状態で、文字が読めるものが発見されたことから、文書であることが認識され、日本で初めて漆紙文書と名付けられた。その後肉眼では読みにくい文字も、赤外線カメラを使用すると判読できるということも、多賀城跡調査研究所の研究で判明した。

内容的には8世紀末の陸奥国の行政内容を直接に示す請求文書・貢進文書・田籍文書・計帳文書・具注暦などの一部であり、古代陸奥国の行政内容を具体的に知ることができるものである。

漆紙文書