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事例紹介 南三陸直売所みなさん館

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年4月1日更新

事例紹介 南三陸直売所みなさん館

取材先概要

 笑顔で南三陸町を元気する みなさん館の皆さん

笑顔で南三陸町を元気する みなさん館の皆さん

事業所名 : 南三陸直売所 みなさん館
所在地 : 宮城県本吉郡南三陸町歌津字菅の浜57-1
電話 : 0226-36-2816 
Fax : 0226-25-9277
URL : http://minasankan.com/
代表者 : 千葉孝浩
営業時間 : 9時~18時 
冬季(11月~3月) 9時~17時
休日 : 月曜日


広く地域と連携した産品販売を通じて南三陸の元気をする

 農産品、水産加工品など

農産品、水産加工品など
地域のおいしさをずらりと陳列

東日本大震災で発生した津波により大きな被害を受けた南三陸町に、2012年9月、生活再建、経済再建を目指す地域活動グループ「夢未来南三陸協議会」が立ち上がりました。「南三陸直売所みなさん館」は、農産物加工場「石泉ふれあい味噌工房」とともに「夢未来南三陸協議会」の活動の中心となる施設。自然の豊かさは変わらないこの町で、魅力あふれる産品の販売を通じ、広く地域の再生と活性化を目指して活動しています。


仲間たちともう一度、自分たちの味を作りたい

 お味噌やお漬け物は

お味噌やお漬け物は
地域のお母さんの手作り品です

震災の時、支援物資として味噌の提供を受けたお母さんたちの間で「もう一度、自分たちでも味噌を作りたいね」という声が上がりました。以前、農協にあった加工場は津波で流失していたため、お母さんたちはNPO法人の力を借りて登米の施設で味噌造りを再開します。「やっぱり自分たちで作るのっていいよね。仲間もいるし」ということから、お母さんたちは、じゃあ恒久的な施設を作ろうよと団結。2012年4月、山手の石泉地区に石泉ふれあい味噌工房が完成しました。
また、並行する形で、震災から4ヶ月後の2011年7月、町内の農家や水産業者たちの間で「失われたコミュニティ再構築のため経済交流を進める場が必要」という声が上がり、農水産品の加工場と直売所の建設構想が浮上。9月には「産直市場」の構想具体化の話し合いが始まります。地元の人たち、農協女性部、産業団体、企業、商工会、役場などを交えて行われた会議は実に100回以上にのぼりました。2012年3月、建設予定地が決まり、町内から40組の出品者の応募も得て、2012年10月7日「南三陸直売所みなさん館」がオープンしました。


町の経済と生活再建を目指す『夢未来南三陸』

 人気のランチ定食

人気のランチ定食

「みなさん館」を運営するのは、南三陸町の経済再建、生活再建を目指す地域活動グループ「夢未来南三陸協議会」です。「みなさん館」には、町内で収穫された野菜や海産物、そして加工品や手工芸品などを販売する〈直売部〉と、施設内で販売するお弁当や昼のランチ、がんづきやシフォンケーキなどを製造する〈工房部〉そして、味噌や漬け物、菓子などの製造を行う「石泉ふれあい味噌工房」があります。
「『みなさん』とは南三陸の略でもあり『皆さん』でもあります。皆の力を結集して、地域コミュニティ再構築の役割も果たし、さらには周辺町村、全国の消費者との交流拡大にも繋がるような情報発信基地を目指しています」と語るのは事務局長の阿部富宏さん。


産品の通年確保とさらなる連携拡大が課題

 南三陸の海産物も販売しています

南三陸の海産物も販売しています

〈直売部〉は農産物班、海産物班、農産加工班、花卉班、手工芸班の5班編制で、野菜や果物、南三陸名物のワカメやタコ、菊などの花、そしてミサンガ等のアクセサリーなどを販売。〈工房部〉では、地元のお母さんたちで組織する「なでしこの会」が、毎日二種類のお弁当、三種類の昼定食、菓子などを作っています。目下の悩みは、農産品を生産する施設がないこと。ビニールハウスがないので野菜は露地栽培するしかなく、通年確保が難しい状況です。また、もっと多くの人たちと連携を強めていくこともテーマのひとつ。現在70名(組)の人や団体が参加していますが、特に水産関連の人たちを中心に100組以上にしていきたいと考えています。


やがては沿岸地域との連携や農漁村体験も

 事務局長の阿部富宏さん。

事務局長の阿部富宏さん。
「お弁当もおすすめです」

「みなさん館」のコンセプトは「一人の一歩よりも百人の一歩」。明日の郷土を皆で作っていこうという思いが込められています。お店で扱う商品はカタログ販売を通じて購入することも可能。また、一口1万円で出資をお願いする「みなさんファンド」も実施中です。施設や設備や備品の購入に充て、出資者には建物や施設完成後の初回出荷製品を一口につき2000円分相当をプレゼントしています。
「お弁当事業では仮設住宅に暮らす方々へ、ヘルシーなお弁当の宅配事業も考えています」と阿部さん。「沿岸の他地区とも結んだネットワークづくりや。幅広い農商工の連携はもちろん、ブルーツーリズム、グリーンツーリズムも主催したい。多くの人とふれあいながら南三陸の元気と魅力を発信していきます」
「みなさん館」は国道45号沿いに立地し、地元の人たちはもちろん、被災地支援にやってきた人、毎日国道を行き来するドライバーたちで今日も賑わっています。


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