トップページ > 教育普及プログラム > ワークショップ|活動の記録 > ワークショップ|活動の記録「色粉・糊・絵の具」

掲載日:2017年8月1日

ここから本文です。

ワークショップ|活動の記録「色粉・糊・絵の具」

ワークショップに戻る 活動の記録のリストに戻る

ワークショップ「色粉・糊・絵の具」

ワークショップの様子1

  • 日時:2017年4月15日(土曜日)、16日(日曜日)10時00分~16時00分 ※2日間連続
  • 場所:創作室2
  • 担当:大嶋貴明(当館教育普及部学芸員)
  • 総参加者数:16名

4月15日 参加者15名

10時00分~ 最初の話 色材、メディウム、絵の具

「色粉・糊・絵の具」は、用語を使うと 「色材+展色剤(メディウム)=絵の具」ということ。

私たちが絵の具を選ぶとき、使っている絵の具から「色」を見て選ぶが、絵の具としての使い心地や適切さは、「糊」である「メディウム」の性質による部分が大きい。

10時30分~11時10分 体験 さわったことのない絵の具にふれる

ワークショップの様子2

顔料と染料について、水に透明水彩絵の具とカラーインキを溶かして観察。

12時00分~14時00分 体験 「色」ではなく「絵の具の違い カラーチャート」をつくる

ワークショップの様子3

ほぼ似た色味の30種類の絵の具のカラーチャートをつくる。
カラーチャートは4種類の支持体(木炭紙、画仙紙、油彩用油性キャンバス、ガラス板)。

絵の具の種類によって支持体への定着や使い心地に差がでることを体験的に観察。
実際はきれいなチャートができることに感激。

14時30分~15時30分 体験 絵の具のラベルを読み、色名・絵の具の名・顔料名の観察

ワークショップの様子4

4月16日 参加者11名

10時00分~12時00分 説明 展色材(メディウム)について 体験 メディウムの違いを見る

ワークショップの様子5

画仙紙(吸水性)、画用紙(水をはじく)、ガラス板、麻布の4種に水と油(精油と乾性油の2種)をたらし、そのしみこみ方や広がり方、盛り上がり方を観察。

アクリル絵の具のメディウムもやってみた方がよかった。

13時00分~15時30分 体験 顔料と展色材を練って絵の具をつくる

日本画チーム 岩絵の具・水干絵の具・胡粉を練る

ワークショップの様子6

膠で、それぞれの絵の具を練り、その感触を味わう。
展示室にいき、大観と聴雨の作品の絵の具やその使い方の差を見る

水彩絵の具・油絵の具チーム

顔料2種、アラビアゴム、リンシードオイル

ワークショップの様子7

リンシードオイルを徐々に加えながら練ってみる。

ワークショップの様子8 ワークショップの様子9 ワークショップの様子10

*練りはきれいに「分散」状態になれば、それが良い絵の具になる。

シルクスクリーン油性インクチーム

ワークショップの様子11

製造中止になった油性インクの代品を油絵の具のメディウムを変えることでできないか。
メディウムの違いで、色つや、乾燥度、のび、ねばりなどが変化し、その中から最適なものをさがす。

15時30分~16時30分 終わりの話:メディウム(媒材)―間にあるもの

ワークショップの様子12

5個のガラス容器に5種類のメディウムをいれ、違いをみる。
空気・水・ミルク・リンシードオイル・血(あるつもり)

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

こちらのページも読まれています