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平成26年仕事納め知事あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月6日更新

平成26年12月26日
県庁2階講堂

1 はじめに

 平成26年も仕事納めを迎えました。

 今年も、震災からの復興を県政の大きな柱に据え、鋭意取組を進めてまいりました。

 震災前をはるかに超える予算規模の事業を着実に推進するため、様々な工夫と最大限の努力をしてもらったと感謝しております。

 全国の自治体から派遣をいただいた多くの職員の皆様のお力添えをいただき、「オール宮城」で一丸となった取組により、あの絶望的なまでの壊滅的な被害から、漸(ようや)くここまで復旧・復興を進めることができました。

2 この1年を振り返って

 平成26年度は「再生期」の1年目でした。今年4月の年度初めの公所長会議において、皆さんに「4年間の『再生期』は、復興計画に掲げた『復旧』にとどまらない抜本的な『再構築』を進め、『創造的な復興』を具現化していく重要な時期でもあります。」とお話ししました。

 この一年の皆さんの仕事の成果は、目に見える形となってきております。

 まず、全国の自治体の御支援もいただきながら進めてまいりました震災がれきの処理については、3月末で処理が完了し、9月末には処理施設の解体撤去と用地の原状復旧並びにお借りしていた土地の返還が終了しました。多くの職員、民間事業者の労苦がありました。改めてここに感謝をする次第です。

 また、土木関係では下水道施設、砂防施設等の復旧工事が3月末までに完了し、県管理道路の通行規制が4月末までに、すべて解除されました。

 防災集団移転促進事業では9割以上、土地区画整理事業では7割以上の地区で工事に着手するとともに、完成した災害公営住宅も2,141戸となっております。

 さらに、農林水産業では、農地の復旧は約8割が完成 したほか、石巻、気仙沼、亘理町荒浜などの各漁港では復旧工事が完了しました。

 仙台空港民営化については、2016年3月の民営化に向け、着実に手続きを進めています。

 東北地方への医学部新設については、県立による設置 構想は認められませんでしたが、東北薬科大が選定され、宮城県に新たな医学部新設という夢を実現することができました。担当の職員には、限られた時間の中で構想をとりまとめ、国の審査に臨んでもらいました。本当にありがとうございました。

 このほか、長年手がけてきた取組の節目として、今年5月には「長沼ダム」が46年という歳月を経て完成し、先月には、事業着手以来23年を経て、「仙台港背後地土地区画整理事業」が竣工しました。また、県議会においては、先の11月定例会が350回目の節目を迎え、記念式典が開催されました。

 そして、今年の最も明るい話題としては、仙台市出身のフィギュアスケート選手、羽生結弦さんがソチオリンピックで金メダルを獲得し、震災からの復興に力を合わせて取り組む県民に、大きな勇気と感動を与えてくれました。

 さらに、天皇皇后両陛下におかれましては、7月に2泊3日の行程で、県内の震災からの復興の様子をご視察賜り、被災者に温かいお声をかけていただきました。

3 復興の取組を通じた「地方創生」

 今年は、人口減少や東京一極集中に歯止めをかける「地方創生」が我が国の大きな政策課題として位置づけられました。各地域がそれぞれの特徴を活かし、自律的で持続的な社会を創生させる取り組みが求められております。

 我が県の人口は、今年9月には28か月ぶりに前年  同月比でマイナスに転じ、その減少幅は拡大しています。その中でも、仙台都市圏では、人口増加が進む一方で、  仙台都市圏以外の大部分の市町は震災以前から人口減少 地域であり、特に沿岸部においては、震災により加速的な人口減少に見舞われている市町もあります。

 震災からの復旧・復興が最優先課題である我が県にとって、「地方創生」の取組は、我が県が掲げた「創造的復興」にも通じるものがあり、「発展期」を見据えた新たな種まきにもなるものと考えています。

 我が県の「総合戦略」の策定にあたっては、単に国の予算や制度を消化するという発想ではなく、我が県の未来の姿を「遠方目標」としてしっかりと展望し、その実現に向けた道筋に沿って、一つひとつ課題解決していくことが必要です。

4 結び

 来年は復興を進めていく上で、復旧・復興の加速化と「創造的な復興」の着実な推進を図り、より一層復興する宮城の姿を、県民の皆さんの目に見えるようにする年にしたいと考えております。

 この休みは、今年一年を振り返り、自身の職務の中で何が課題で、何をしていかなければならないかをじっくりと考える格好の機会にもなると思います。

 私自身も、今年を振り返って来年の施策の進め方を考える時間にするつもりです。

 様々な困難な課題に対して、新年から、力いっぱい取り組めるよう、この年末年始の休暇にじっくり英気を養ってください。

 時間があれば、復興の現場を訪れてみるのもいいでしょう。その中で見えてくるものが、きっとあるはずです。

 最後になりますが、今年も他の都道府県から大変多くの職員の皆さんに応援をいただきました。御家族を郷里に残し、風土や気候の違う宮城の地において、復興に向けた最前線の仕事を担っていただいております。職員、そして、県民を代表して心から厚く御礼申しあげます。引き続き、私ども宮城の復興にお力を貸してください。

 今年の年末年始は9日間の長い休暇となります。どうぞ、事故などのないように、くれぐれも気をつけていただき、楽しいお正月をお過ごしください。

 それと同時に、この間の危機管理についてもしっかりとお願いします。年末年始であっても気を抜かずに、万一の事態に備えた体制をもう一度確認してください。

 それでは、1月5日に、また、リフレッシュした皆さんと元気にお会いできることを楽しみにしております。

 それでは、皆さん良いお年をお迎えください。