掲載日:2019年5月14日

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宮城県知事記者会見(令和元年5月13日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】自動車税の納期内納税について

村井知事

自動車税についてお知らせします。
納期限は5月31日金曜日までとなっています。今年度の自動車税の納税通知書は先週5月10日金曜日に発送いたしました。自動車税の賦課台数は約94万9千台で、県税予算額2,910億円の約11%、約330億円を占める主要な税目となっています。
県では、納期内納税を推進するため県内各地でキャンペーンを行いますが、県庁1階ロビーで自動車税納期内納税推進キャンペーンの出発式を行いました。また、仙台市内のキャンペーンにつきましては、仙台市の軽自動車税と一緒に啓発活動を行うことにしまして、出発式には仙台市の皆さまにもご参加いただきました。私も先ほど県庁2階コンビニで自動車税を納付いたしました。県民の皆さまにおかれましても、ぜひ自動車税と軽自動車税の納期内納税をお願いします。

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【知事発表項目】みやぎ米新品種「だて正夢」の田植えイベントについて

村井知事

みやぎ米新品種「だて正夢」の田植えイベントについてお知らせいたします。昨年10月に本格デビューしました、みやぎ米期待の新品種「だて正夢」の田植えイベントを首都圏と県内でそれぞれ開催いたします。
まず、5月18日土曜日には、昨年デビューイベントを開催しました東京都港区の六本木ヒルズの屋上庭園において、森ビル株式会社との連携により「だて正夢」の田植えイベントを行います。参加者は、六本木ヒルズ居住者のほか、勤務者とそのご家族など約150名となっております。また、9月には「だて正夢」の稲刈りなどのイベントも予定しております。
さらに、翌日の5月19日日曜日には、仙台市若林区の水田において、県内在住のロックバンド、MONKEY MAJIK(モンキーマジック)の皆さまにご参加いただき「だて正夢」の田植えイベントを行います。MONKEY MAJIK(モンキーマジック)の皆さまは、県内で養蜂を行うなど農業にも深く関心を持っていただいております。また、昨年の六本木ヒルズでのデビューイベントの際にはビデオメッセージを寄せていただきまして、そのご縁もあって今年は「だて正夢」の田植えから稲刈りまでを体験していただくことになりました。
デビュー2年目となる「だて正夢」につきましては、作付面積を昨年の倍に拡大し、一層の認知度向上と販路拡大に向けて取り組んでいくこととしておりますので、記者の皆さまにおかれましても引き続きPRにご協力をお願い申し上げたいと思います。

Q

六本木ヒルズに知事は行くのか。

村井知事

今度の土曜日、日曜日は北海道の県人会へ行かなければなりませんので、私は両日とも参加しません。

Q

東京で今回田植えをやるということについて、やはり首都圏向けを今度強めていくという狙いがあるのか。

村井知事

そのとおりです。当然、県内の県民の皆さまに食べていただくのはもちろんのこと、やはりこれから量が増えてまいりますと、首都圏のお客さまに召し上がっていただくことを最優先に考えていくべきだろうと考えまして、首都圏でのイベントを計画いたしました。土曜日ですけれども、ぜひ取材をお願いします。

記者発表資料(みやぎ米新品種「だて正夢」の田植えイベントについて)(PDF:245KB)

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県防災ヘリコプターからの落下物について

Q

先週の5月10日金曜日に県の防災ヘリから部品が落下したということであったが、去年の5月にも部品が落下したということがあったので、それも含めての受け止めと、これまで成されてきた対応策と、また、今後の対応策をどのようにとっていくのか伺う。

村井知事

今回の件につきましては非常に重いものと認識しています。重大な事故につながりかねない事案であると考えています。私もヘリコプターのパイロットをやっておりましたから、その重要性は認識しているつもりであり必ずないがしろにしていると重大事故につながっていく、その端緒であると認識をしています。すぐに県の防災ヘリコプターの運航管理業務の受託事業者へ原因の究明と今後の対策を取るようにと指示しました。また、社長に対し私からしっかりと改善をするように申し入れを予定としています。
今回の落下事案は完全にヒューマンエラーだと考えています。ただ、必ず人間というのは間違いを犯す生き物です。従って、失敗するということを前提に対応を考えていくべきではないかと考えています。今回はピンを刺す位置を間違えたということであり、仮にピンを間違えたとしても抜け落ちないような、方策を考えるように徹底をしたいと考えています。今後は、昨年の5月にも同じような事案がありましたので、今回2度目ですので、より厳しく対応してまいりたいと考えています。

Q

落下した部品はまだ見つかっていないのか。

村井知事

はい、まだ見つかっておりません。福島県の要請があって福島まで行って帰ってきた後に、小さな部品がなくなったということですので、正直、捜すのは簡単にはいかないだろうと思っています。ただ、できるだけ、そういうことがあったということを警察を通じて連絡しており、福島県にもご協力をいただいて、あったならば速やかに回収したいと考えています。

Q

ピンは小さい部品で見つかってはいないということだが、その間は防災ヘリの運用については何か支障があったりするのか。

担当課

防災ヘリの運用については、緊急運航だけ対応させていただいています。
部品についてはもう入手し取り付けておりますので、問題なく運航できます。ただし、訓練だけは中止させていただいています。

村井知事

原因の究明と対策がとれるまで訓練は中止します。ただ、防災ヘリという役割がありますので、緊急時にはそちらを優先させていただきたいと思います。

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滋賀県大津市での保育園児の交通事故について

Q

大津市で園児2人が亡くなる事故が起きたが、今回の事案を受けて知事の受け止めと、園外での安全確保と子どもたちを外に連れ出して散歩に行かせることの兼ね合いというところについて考えがあれば聞かせてほしい。

村井知事

私もニュースで知りました。大津において、交通事故によって、幼い命が失われました。非常に痛ましい事故であったと思います。早速、5月10日に国から安全管理の徹底に関する通知を受けました。宮城県も同日、市町村を通じて保育施設等に周知を図りました。
子どもが外で元気に日を浴びながら活動する、遊ぶことは非常に大切なことでございますので、外に出さないといったことはあってはならないと思います。同時に、子どもたちの身の危険を極力排除するということは、われわれ大人の責任ですので、この点につきましては、宮城県でも十分起こり得ることだということを前提に、市町村と協力しながら対策をとっていかなければならないと思っています。
ただ、やはり車同士の事故が起因となっており、道路の交差点付近に安全だけを優先していろいろな障害物を置いてしまうと、今度は歩行者あるいは交通の妨げになってしまうという問題もあります。この辺の調整は非常に難しいものがあるだろうと思いますが、やはり事故は起こるものだということを前提によく安全対策をとるように、今朝、指示したところです。

Q

確認だが、市町村などを通じて保育施設にそういった周知をしているということか。

村井知事

はい、そうです。あと、子どもさんを外に出して移動している最中の経路も交通の流れなどを見ながら考えていくということ、自ら身を守るということもやはり考えていくべきではないかなと思います。交通事故がよく起こる場所というのはある程度決まっておりますので、そういった場所をなるべく避けて子どもを連れ出すことも同時に求めていく必要があるのではないかと思います。

Q

自らの身を守るような、危険を避けて散歩させることも大事なのではないかという趣旨のご発言があったが、大津のケースがそういったところを考えていなかったのではないかという意図なのか。

村井知事

違います。そういう意味ではありません。
もちろん車が走っている公道の脇の歩道を安全に歩く、交通ルールを守って歩くということであれば全く何も問題はないわけですが、ただ、中には事故がよく起こる事故多発地帯もあるわけです。そのような場所は避けるということも子どもの命を守るという観点からは重要なことかもしれないです。あるいは、信号機の前で立つ場合も、仮に車が誤って入ってきた場合にもぶつからないような場所にちょっと離れて、電信柱、あるいは信号機の近くに立つとか、やはり身を守るすべはいろいろあろうかと思いますので、そういったことにも留意することもあわせて重要なのかもしれません。決してあの大津市での交通事故は保育所側が悪いと言ったつもりはありません。

Q

県としてそのような実態調査だったり危険箇所の調査だったり、あるいは何かルール作りみたいなことを検討するような考えはないか。

村井知事

今のところはありません。

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東北中央道 福島~山形間の開通について

Q

東北中央道の福島から山形間が開通して1カ月たったが、その環状路ができて何か観光への効果だったり、ゴールデンウイークも挟んだが、把握しているものがあれば知らせてほしい。

村井知事

先月開通しました環状道路の観光に与える影響というのは、今私のところにデータはございません。後で山形県、福島県に問い合わせしまして記者クラブに投げ込みをします。
ただ、全体といたしまして、やはりゴールデンウイーク中はどこも大変にぎわったようでありまして、前年度割れというところは今のところ報告は上がってございません。ゴールデンウイークの影響は大きかったのではないか、10連休の影響は大きかったのではないかと思います。

記者発表資料(東北中央道 福島~山形間の開通について)(PDF:380KB)

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大嘗祭の献上米について

Q

今、宮中で大嘗祭に献上するお米の選定作業が行われているかと思うが、これは東に一つ、西に一つということで、期待などがあったら伺う。

村井知事

大嘗祭に献上する白米であったり玄米であったり、あと粟ですね、そういったものを東で1カ所、西で1カ所、東の悠紀(ゆき)という表現をするそうですけど、近々決まるという情報が私のところに入ってきております。もし宮城県が選ばれれば大変光栄なことだと思います。ただ、これは人為的に選ばれるものではなくて、占いによって選ばれるものでございますので、これはまさに神がかりですから、ただただ宮城県に決まればいいなとお祈りをしているところです。もし決まったならば、しっかりとしたものをお届けするように県としても努めてまいりたいと思います。

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幼児教育・保育の無償化について

Q

幼保無償化を実施する改正子ども・子育て支援法が成立したが、これに関する受け止めと、給付作業について手続等のトラブル等が考えられるかどうか、今後懸念される部分があれば聞かせてほしい。

村井知事

無償化の実施により、子育て世帯における経済的負担の大幅な軽減が期待できると思います。ただ、無償化に伴いまして保育所等の利用希望者がさらに増加いたしまして保育士不足がより深刻化するなど、保育の質の確保が非常に重要になってくる、難しくなってくるという課題は同時に出てくるのではないかと思っています。導入までに準備期間が短くて、地方や現場に相当な事務負担が見込まれるので、市町村の準備が円滑に行われるよう速やかな情報提供等に努めてまいりたいと思っています。

Q

先ほど言った質の確保という部分で、その点多々指摘されているが、それについて改めて考えがあれば具体的なものを伺いたい。

村井知事

やはり子どもにかかわるお仕事、しかも自分で物事をなかなか判断できない小さな乳児、幼児への対応になりますので、ただ人がいれば良いということでは決してなくて、やはりしっかりとした資質を持った方でなければならないと思っています。そういった意味では、現時点においても保育士は非常に不足をしているということですので、やはり保育士の皆さまに対する処遇を改善するといった方策をしっかりとって、良い人材が保育士を目指せるように、そして採用されるようにすることも併せてやっていかなければならないと思います。ご家庭の、子どもを持っている家庭のことだけを考えれば全てうまくいくということでは決してないだろうと思っています。

Q

県のほうにはそういった要望というか多々上げられているだろうが、人材確保というところで県として取り組んでいきたい部分は何かあるか。

村井知事

基本的にはこれは市町村の事業になりますので、県が直接ということはなかなかないと思いますが、一旦お辞めになった保育士を改めて採用できるよう、そういったお手伝いであったり、宮城県で学ばれた方が他県に流れないような形をとっていくといった、宮城県全体の中で保育士をしっかり確保できるようなお手伝いは考えていかなければならないかもしれません。
同じように看護師や医者、そういった資格が必要となる人たちの確保というものは全県的に捉えてよく検討してまいりたいと思っています。

Q

幼保無償化が成立したことによって、消費税増税という話はほぼ実施されるのではないかという形になってきたが、いかがか。

村井知事

これは消費税増税が前提となったものですので、ここで消費税の導入が実施できないとなると、間違いなく国の財源に大きな穴が空くことになると思います。国全体で1,100兆円を超える借金ということがこの間ニュースで出ていましたが、こういうことをずっと続けていくと必ずどこかで財政破綻します。国の財政破綻、デフォルトになると大変なことになってしまいます。やはり施策を進める上では財源の確保を見据えた上で行うべきものだと思いますので、これはやはり消費税を導入をすることはぶれないほうが良いのではないかと私は思います。

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名取市閖上地区のまちびらきについて

Q

ちょっと先の話になるが、5月26日に名取市の閖上地区の整備が進んでまちびらきになるが、仙台圏では比較的大きな被災地であった名取だが、期待等々があれば聞かせてほしい。

村井知事

閖上は、まちづくりをまずするかしないかから議論がスタートして、本当に多くの方が関わったプロジェクトであったと思っています。そういった意味では、このような形でまちびらきができるようになったということは、まさに復興が完結に向けて大きく踏み出してきているというものの証左ではないかと思います。いろいろ反対意見もある中でここまで来たわけですので、ぜひ、戻ってきて良かったと、あるいは住んで良かったと思ってもらえるようにしていただきたいと思います。立地は素晴らしい場所ですので、必ず喜んでいただけるまちになるのではないかと思います。

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広報課企画報道班

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ファックス番号:022-263-3780

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