掲載日:2019年4月8日

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宮城県知事記者会見(平成31年4月8日)

知事定例記者会見

バックボードの変更について

村井知事

バックボードの変更についてお知らせします。
本日は新年度最初の記者会見です。東日本大震災から9年目となる平成31年度、5月からは令和元年度という使い方をしようと思っていますが、平成31年度は震災復興計画に掲げる発展期の2年目となります。今年度の1年間が、復興途上の現在の宮城と創造的復興を遂げる未来の宮城をつなぐかけ橋となるようにとの熱い思いを込めまして、「未来へのかけ橋」「復興の総仕上げへ」という二つの力強いフレーズを使用し、ご覧のバックボードに変更いたしました。

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【知事発表項目】「サザエさん」オープニングでの宮城県観光地のPR映像の放映開始について

村井知事

まずはこちらの映像をご覧ください。

〔映像放映〕

昨日4月7日(日曜日)から、国民的人気番組であります「サザエさん」のオープニングにおいて、株式会社フジテレビジョンならびに株式会社仙台放送のご協力のもと、サザエさんファミリーが宮城県内の観光地を巡る映像の放映が始まりました。4月から6月までの3カ月間は春編が、7月から3カ月間は夏編の放映が予定されております。「サザエさん」のオープニングで宮城県が放映されるのは今回で2回目となります。今年度、宮城県ではサザエさんをキャラクターとした観光キャンペーンを開催しますので、アニメーション番組のオープニングにおいても県内の名所が放映されることは相乗効果となり、観光キャンペーンの成功に向けて弾みがつくものと期待しています。来月から始まります観光キャンペーンもぜひお楽しみいただければと思います。

Q

知事がオープニングをご覧になって、感想を伺う。

村井知事

県内の名所、われわれがまさにお客さまに巡っていただきたいと思っている場所がコンパクトにまとめられておりまして、非常に効果があるのではないかと思います。期待しております。

Q

県内の名所、特にこの場所が良かったという点と、今回2回目ということだが、前回どんな効果があって、今回はこんな効果を期待したいというのがあれば教えてほしい。

村井知事

まず、特にこの場所ということですが、やはり沿岸部、内陸もございました。キツネ村がありましたけれども、基本的には、今、被災地でなかなかお客さまが戻っておられないという状況がございますので、沿岸部を中心に作っていただけたということは非常に効果があったのではないかと思ってございます。
かなり昔でございましたけれども、前回作ったときには、番組を見て宮城に関心を持ってお越しになった方がおられました。今回は特に5月から始まります具体的な観光キャンペーンとリンクいたしますので、より相乗効果が出るのではないかと期待しております。

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新年度を迎えて

Q

先ほどの件でも触れていたが、年度初めのご所感を伺う。

村井知事

4月1日から農林水産部を農政部と水産林政部に分けまして、新しい組織編成のもとで新年度がスタートいたしました。昨日の気仙沼大島大橋の開通式もございましたが、非常に滑り出しは順調だと考えています。5月1日から新しく元号も令和に変わります。また、観光キャンペーンも5月からスタートということですので、この1年間を順調に乗り切るためにこの滑り出しをしっかりとやらなければならないと考えております。今日、(今年度)初めての本格的な幹部会を実施いたしまして、新部長に集まってもらいました。矢継ぎ早にいろいろな指示を出しまして、新年度当初からスタートダッシュするという意気込みを職員に伝えた次第です。ぜひ皆さまに期待していただきたいと思います。

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統一地方選前半戦について

Q

統一地方選で、ご出身の大阪で(大阪)維新の会が躍進したが、受け止めと、大阪都構想についてどう思われているか、そして今回の結果を受けてそれがどう進むと考えているか、所感を伺う。

村井知事

大阪維新の会の知事、そして市長がまた誕生したということでございます。当選されました知事、市長に祝意を申し上げたいと思ってございます。
大阪都構想については、大阪府民が決めることでございますので、私から言及することではないと思いますが、少なくとも私も同じように、行政の無駄をなくして、小さな自治体、小さな国づくりをするべきだという考えは一致しております。私の場合は道州制と申し上げておりますが、大阪都構想が道州制への一里塚であるとするならば、私は必要なことではないかと思います。大阪府知事、前の松井知事は、私どもの提唱しております道州制の推進のための知事・指定都市連合に加入してくださっておられました。そういった意味からも、大阪都というものに関しては私も強い関心を持っております。しかしながら、冒頭申し上げましたとおり、大阪都構想については大阪府民が決めることでございますので、私からはその是非については申し上げるべきではないと思っております。
今後についてですが、当然これが一つの争点になりましたので、新しい知事も市長もこれを前面に出して政策を進めようとすると思いますが、議会構成の問題もございますので、議会がどう判断されるのか、また住民の皆さんがどう判断されるのかということによるのではないかと思います。

Q

統一地方選の関係で、宮城は参院選が夏に控えているわけだが、ご自身のスタンスや考え方について改めて伺う。

村井知事

いつもどの選挙もそうですが、応援要請があった段階で、私の考え方、政策との距離感も見た上で応援するしないということを決めさせていただいております。現時点においてはまだ愛知氏と共産党の船山氏のお二人ということでございまして、どちらからも応援要請をいただいておりませんので、コメントは控えたいと思います。

Q

応援要請があってから考えるということか。

村井知事

そうです。

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涌谷町長の死去について

Q

涌谷町長死去の報道があったが、この件についての所感を伺う。

村井知事

非常に親しくお付き合いさせていただいておりました。県政に対しても協力的でありました。私も、涌谷町政に対して関心を持ち、手伝えることがあれば極力県としてもお手伝いしてきたつもりでございます。最近、年が明けてからでしたけれども、涌谷町国民健康保健病院の医師不足で非常に困っていると、財政も厳しい、病院経営も厳しいという相談を受けまして、県の市町村課や医療人材対策室あるいは医療政策課などと一緒になって、病院経営をいかに立て直すかということについて一緒に話し合いをしている最中でございました。そうしたさなかに訃報が飛び込んでまいりまして、大変私もショックを受けているところでございます。あさって通夜ということでございますので、弔問に伺いたいと考えております。

Q

今、涌谷町は、自治体のトップとナンバーツーが不在という異例の事態に陥っているかと思うが、県として何かフォローや支援を考えていることはあるか。

村井知事

今の段階では町から何の話もございませんので、具体的な検討はしておりません。近いうちに間違いなく町長選挙が行われるかと思いますので、新町長のもとで考え方が示され、県への要請があれば、その際には話し合いに応じたいと思っております。

Q

涌谷町長から具体的に病院経営ということでどういったご相談があったのか、それは本人からあったのかどうか伺う。あと、これから病院経営のことについて、今知事がおっしゃったのは市町村課などと一緒に手伝っていきたいということだったと思うが、考えていらっしゃることが今あれば教えていただきたい。

村井知事

まず、医師が足りないという相談がございました。併せて病院経営が財政を非常に圧迫しているというご相談がございました。話としてはそこまでです。私どもも具体的にどうやって病院を立て直せばいいのかという話し合いに今から具体的に臨んでいこうという、そのさなかだったというわけでございます。
医師不足については十分な手当てはできませんでしたけれども、引き続き自治医科大学の卒業生、義務年限がある医師にお勤めいただくような手を打ちまして、十分ではありませんけれども、全く医師がいないという状況にはしないようにしていたということです。県としてやれることはやりながら、今後一緒になって知恵を出していこうという話し合いの場を作ったところです。具体的には、これから話し合うということでありました。

Q

確認だが、涌谷町長からそういった具体的な連絡があったのはいつ頃か。

村井知事

1月か2月だったと思います。正確な情報を後で投げ込みます。私の携帯に直接電話がありました。

記者発表資料(PDF:88KB)

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気仙沼漁港魚町地区防潮堤の施工ミスについて

Q

気仙沼の内湾地区の防潮堤の問題だが、その件に関して知事からは署名入りの謝罪文を住民の方に説明したということだが、そのことに関して知事の処分、そういうところを問う声も上がっていると思うが、それに関してはいかがか。

村井知事

私が直接伺わなかったものですから、文書に私の気持ちをしたためましてお配りしたということでございます。この問題についてはまだ現在進行形ということでございます。まずはしっかりと工事を完了させることが最大の責任のとり方だと思ってございます。昨日も防潮堤の付近を車で走りながら状況を見てまいりましたけれども、かなり工事は進んでおりました。住民の皆さまに安心して住んでいただけるようにするということが何よりもまず優先でございますので、そちらに全力投球、全ての力を注ぎ込みたい、そう考えております。

Q

関係者との話し合いというのは、気仙沼の防潮堤に関してはもうこれでピタッと終わりということで間違いないのか。

村井知事

いいえ。今後、まちづくりについて(気仙沼)地方振興事務所といろいろ話し合いをすることになります。やはり現場に近い地方振興事務所が気心も知れてくるでしょうから、顔ぶれも変わりましたので、今はちょっとなじんでいない部分もお互いあるかもしれませんが、地方振興事務所の職員がまちづくりについて地域振興策を含め一緒になって話し合っていくことになるということでございます。

Q

地域振興策の積み上げというのは、これから地元住民と話し合う中で決めていくということか。

村井知事

そういうことです。

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気仙沼大島大橋の開通について

Q

大島架橋の件だが、知事もインタビューとかコメントで応じられたと思うが、改めて今回開通したことについてのご所感と、あと今後の期待というものについて2点教えてほしい。

村井知事

大島の地元の皆さん、また気仙沼市民の皆さんから非常に強い期待がありました大島大橋が昨日開通したということで、私も昨日参りまして、本当に皆さんのあのうれしそうなお顔を見て、皆さんの気持ちがひしひしと伝わってまいりました。本当に良かったと思います。
何といいましても命をつなぐ橋になるということです。大島にはドクターがおられて、そしていざというときに診ていただける環境は整っておりますけれども、大きなけがをして手術を必要とするような場合もあったでしょう。そういった場合に、天気が悪くて船が出なくて大変な思いをしたという方もたくさんおられるわけでございます。今後は、道路で車で患者を輸送できるような、また、この間の東日本大震災の状況でも物資を車で運び込むことができるようになるということであります。そういう意味では命をつなぐかけ橋になったのではないかと思います。
また併せて、東北で初めて人が住んでいる島にかかる橋ということでございますので、県民の皆さま、東北にお住まいの皆さまからも非常に強い関心を持っていただいている橋でございますので、観光につなげてまいりたいと思っております。三陸自動車道の関連の橋梁とあわせて大島大橋が脚光を浴びることで、より相乗効果が得られるのではないかと思います。観光面でも非常に期待ができる橋なのではないかと思います。
まだ地すべりの可能性があるということで道路が一部開通しておりませんけれども、夏までには完全に開通いたします。今、少し渋滞が起こっているようでありますけれども、近いうちに道路がきれいに開通いたしますと、そういった道路の混雑も解消するのではないかと思います。まずはきれいに道路が開通してから様子を見たいと思っています。

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仙台空港の旅客数および24時間化について

Q

仙台空港の2018年度の旅客数が過去最高を更新したということで、そのことへの所感と、県が進めている24時間化だが、今の検討状況を教えてほしい。

村井知事

2018年度の仙台空港の旅客数ですが、過去最多の361万人を記録をいたしました。民営化の効果が確実に出ているものと思います。先般、仙台空港株式会社の岩井社長と意見交換をいたしましたけれども、新たな路線についても可能性があるというお話でございました。特に、今回県が4月からスタートいたしました新たな航空機、航空路線誘致のための補助制度、これなどはすぐに航空各社から反応があったということでございまして、改めてそういう施策を打ってよかったなと感じているところでございます。恐らくまだ伸びしろは十分あるだろうと考えてございます。
24時間化については、今、名取市と岩沼市と具体的な調整をしているところでございます。共によく話は聞いていただいております。今後は、具体的な騒音がどのような状況になるのかという予測値に対して、具体的な騒音対策を示して次のステップに進みたいと考えております。恐らくいろいろなご意見が出るだろうと思いますので、そういったご意見を聞きながら対応を考えていきたいと思っております。ぜひできるだけ早く24時間化に向けて一歩踏み出したいと思っております。

Q

その辺のデータは今まだとっているということか。

村井知事

いえ、でき上がりました。(将来の騒音予測値は昨年お示ししており、)具体的な対策案は、まだ皆さんにお示しはしておりませんが、それを次回の住民の皆さんへの説明会のときにお示ししたいと思って、これから準備いたします。何かこの間の住民説明会のときに具体的な対応策を持ってきてくれというお話があったということですので、それを受けて準備したということでございます。

Q

今、航空会社から新しく始まる補助制度についてどんな反応が何社ぐらいからあったのか。

村井知事

具体的な航空会社名まで聞いておりませんが、岩井社長から、県がそういう施策を発表した途端に、複数の航空会社から具体的にどういう制度なのかという問い合わせがあったとお聞きしました。

Q

かなり前向きな突っ込んだ発言というまではまだいっていないということか。

村井知事

そうですね。それも含めて、あと当然ですけれども、民民で仙台国際空港株式会社と航空会社が水面下でいろいろ調整しておられるようですが、そうしたときに営業の有力なツールになるというお話をされていました。

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塩釜港の防波堤が一部倒壊したことについて

Q

塩釜漁港の東防波堤の倒壊について伺う。まず率直な受け止めと、今後対策等で何か考えることがあれば伺う。

村井知事

まず率直な受け止めでございますが、防波堤が一部倒壊いたしました。昨年の12月にその兆候が見られてから経過観察をしておりましたけれども、先般、一部区間で完全に倒壊したということが判明したわけです。幸い、誰も事故、けががなかったので胸をなで下ろしております。漁業をなさっている方、また付近を航行される船舶にはいろいろご心配をおかけいたしまして、おわびを申し上げたいと思います。
今後の対応でございますが、1カ所は完全にもう切れてしまっておりますが、もう1カ所がつながっておりますので、このままいきますと連鎖的に全てどんどん倒れていって、ドミノ倒しのように倒れていってしまいますから、もう一方もまずきっちり遮断いたしまして切った上で復旧工事をしていかなければなりません。現在、水産庁に対して災害復旧工事として認めていただけるかどうかという調整をしているところです。ただ、時間的にそれを待って工事にかかると、先ほど言ったようにドミノ倒しのように倒れていってはまずいので、まずは、両方です、きっちりと倒れているところを切り離す作業をするように今日指示したところでございます。
またあわせて、同じように津波を受けた防波堤が県内に数カ所あるということでございますので、その防波堤の点検、残りの防波堤の点検も早急にするように指示いたしました。

お問い合わせ先

広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

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