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宮城県知事記者会見(平成30年11月26日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年11月27日更新

知事定例記者会見

【知事発表項目】宮城のイチゴ新品種「にこにこベリー」プレデビュー!

■村井知事
 
 (宮城県オリジナルのいちご品種)「もういっこ」に続きまして、農業・園芸総合研究所で開発いたしました県のオリジナル新品種「にこにこベリー」のプレデビューについてご紹介をさせていただきます。
 平成17年に「とちおとめ」と県が開発した「もういっこ」を交配し、12年かけて3万粒の中から選ばれた奇跡の1粒です。3万粒の中からいろいろ食べて、調べて、そして一番おいしいとなったものがこの「にこにこベリー」ということでございます。震災を乗り越え、みんなに笑顔を届けたいという思いから、「にこにこベリー」という名前を付けました。鮮やかな赤い果実、カットしても美しい赤い果肉、甘味と酸味のバランスのよい食味が特徴で、そのまま食べてもケーキに使ってもよい品種です。
 「とちおとめ」と比較しますと、収量が3割近く多くなります。また、日持ちがよくて、輸送性にも優れておりますので、県内の生産者に広く普及を図っていきたいと考えております。現在は試験栽培の段階で、出荷量はまだ限定的ですが、仙台市内の果物屋さんなどで販売しております。年明けからは販売量も多くなり、取扱店も増えます。この「にこにこベリー」の魅力を知っていただくためのイベントの第1弾として、12月1日にJR仙台駅東西自由通路において「にこにこベリー」のお披露目会を開催いたします。その次の第2弾といたしましては、県内のケーキ屋さんなどパティシエの皆さまをお招きして、クリスマスに向けた試食会を12月4日、グリルみのるエスパル仙台店で開催いたします。報道機関の皆さまには、これらのイベントもぜひ取材していただきたいと思います。

◆Q
 
 県内の生産者は誰でも作れるのか。それとも何か限定というか、認定制なのか。

■(担当課)
 
 今の段階では試験栽培で16人の方に作ってもらっておりますけれども、来年度以降につきましては県内の生産者のどなたでも作れるようになります。

■村井知事
 
 現在は16人ということで試験栽培していただいていますが、来年の今ごろから販売ということです。来年の12月ごろから販売になる分については、県内の農家の方、広く作っていただけるということです。

◆Q
 
 この新品種は、今日この場をもって発表で、お披露目が来月1日ということか。

■村井知事
 
 そうです。

◆Q
 
 この新品種、改めて来年の本格デビュー以降に、例えば販路等も含めて、どのように広がってほしいか、期待や意気込みを伺う。

■村井知事
 
 実は宮城県のイチゴは、北海道で広く売られているんです。大変多くの量が、県内だけではなくて北海道に出荷されております。これからは関東圏にこのイチゴを販売できると考えております。イチゴが作れなくなる時期の春先以降も、このイチゴは作れるそうで、結構遅くまで採れるそうであります。従って、関東圏でイチゴが出荷できなくなった時期に、このイチゴが出荷できるということになりますので、今までのように北海道だけではなくて、関東圏の方まで販路を広げることができると考えています。

◆Q
 
 今、関東圏にも販路を広げられるということで、知事としてどういう期待を持っているのか、改めて伺う。

■村井知事
 
 イチゴというのは非常に付加価値の高い作物です。宮城県は、稲作中心から園芸と畜産、バランスのよい農業構造にしようと思って、この10数年間頑張ってまいりました。特に東日本大震災で、沿岸部が大変大きな被害を受けて、亘理(町)、山元(町)を中心に作っておりましたイチゴ農家が大変大きなダメージを受けましたので、園芸をさらに広げる意味でもこのイチゴをエースに育てていきたいと考えております。そのためにもやはり販路を広げるということ、販路を広げますと出荷量が必要になってまいります。この「にこにこベリー」は、非常に収穫量が多い品種でございまして、少し固めで形が崩れない、傷みづらい、そういう特長を持った非常に出荷しやすいイチゴでございますので、販路を広げ、そして園芸作物のエースに育てていきたいと考えております。

◆Q
 
 生産者は県内限定なのか。少し気になったのは、もう10年近く前のことだが、韓国でイチゴが知的財産権を侵害して作られるということがあったが、その辺の知的財産権、特に海外に関しては今どのように考えているか。

■(担当課)
 
 今のところ県内限定でございまして、国の機関を通じまして手続を進めている段階です。韓国と中国で品種登録の手続きを進めております。

◆Q
 
 「にこにこベリー」の名前の由来は何か。

■村井知事
 
 名前の由来は、震災を乗り越え、作る人、売る人、そして食べた人、全てがそのおいしさににこにこ笑顔になれる、みんなに笑顔を届けたいという育成者の強い思いから、にこにこベリーと名付けたそうです。

◆Q
 
 県の関係者のどなたが名付け親なのか。

■村井知事
 
 農業・園芸総合研究所の研究員高山さんが名付け親です。

◆Q
 
 これは広がりとしては、今いちご団地が亘理町などにあるが、そこの生産者の方々が品種を切り替えていくようなイメージになるのか。

■村井知事
 
 そうですね。

◆Q
 
 「もういっこ」などの種類が割合として少なくなっていくイメージなのか。それとも、面積として広がっていくイメージなのか。

■(担当課)
 
 今1ヘクタールでございますけれども、来年度は6ヘクタール、再来年度は13ヘクタール、将来的には50ヘクタールということで、「とちおとめ」に代わる品種として、「にこにこベリー」が普及していくものと想定しています。

■村井知事
 
 新たにいちご団地がどんどん広がっていくというイメージよりも、ある程度売れる品種に変えていきながら、少しずつ規模を大きくしていくということになります。

記者発表資料 [PDFファイル/676KB]

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女川原発に関する住民投票条例の署名活動について

◆Q

 女川原発再稼働の是非を問う住民投票条例の制定を目指す市民団体が、先週知事への請求に必要な4万筆を超える署名を集めたと発表した。来月にはその署名が市町村選挙管理委員会に提出されて、知事に条例の制定を請求することになるかと思うが、改めて今現在の所感と、今後の対応方針について伺う。

■村井知事

 まず、所感でございますけれども、県民からの条例制定請求というものは、昭和47年以来、46年ぶりとなります。署名審査等を行う市町村選挙管理委員会と十分調整を図った上で、手続等に瑕疵(かし)がないように万全を期してまいりたいと考えております。
 これは何度も申し上げているように、県民に与えられた権利を行使されるわけでございますので、しっかりとその権利が履行できるように、議会に条例として諮れるかどうかということを精査した上で、必要な数に達しているということであれば、議会に私の意見を付して提案するということになります。今後の対応は、今申し上げたとおり、市町村の選挙管理委員会としっかりと力を合わせて、数が達しているかどうかをまず精査するところからスタートすることになります。
いつの議会に諮れるかどうかということについては、まだその精査が始まる段階でございますので、現時点においては何とも申し上げることができないということです。

◆Q

 議会に諮る際に付す知事の意見というのは、具体的にはどんなものなのか。

■村井知事

 これは現時点においては、まだ申し上げることはできません。必要な数に達しているかどうかということがまだ現時点において分かりませんので、達したということが分かり、そしていつの議会に諮るのかということが決まった段階で、よく考えてまいりたいと思います。

◆Q

 県民投票をするということについての是非については、知事はどんなお考えなのか。

■村井知事

 これは議会がお決めになることでございますので、私どもとしては考え方を付した上で、粛々と議会にお諮りする形になると思います。従って、良いとも悪いとも申し上げることはできません。議会のご判断に委ねることになります。

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県議会議長の辞任表明について

◆Q

 県議会の中島議長が先週議長職を辞任することを表明された。中島議長は(議会)改革も進められていたと思うが、次の議長へどんな期待をお持ちか伺う。

■村井知事

 中島議長が辞意を表明されたと伺っております。議長本人から出張中にお電話を頂きました。2年間という慣例があるということ、そちらを尊重されたのではないかなと思います。前 議長が突然辞職された後でございましたので、県民の信頼を取り戻すために2年間非常に頑張ってこられたと思っております。私も高く評価をしております。
 次の議長におかれましては、中島議長が信頼を取り戻すために頑張ってこられた部分をしっかり継承していただきたいと思います。また、私ども執行部といたしましても、今回の県民条例、署名による条例の案件も含めていろいろな案件を議会にお諮りすることになりますので、しっかりと議会を取りまとめていただいて、議会の意思をお示しいただきたいと思っております。

◆Q

 議会改革のことで言えば、例えば政務活動費の問題などもあったと思うが、そこについての期待感、知事が持っていることはあるか。

■村井知事

 インターネットで情報公開というところまで踏み込まれました。やはり貴重な税金を使っている以上、県民の皆さまに使い道を明らかにしていくということは重要なことだと思ってございます。情報公開の趣旨にのっとって、より透明度を高めるように努力していただければと思います。

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気仙沼漁港魚町地区防潮堤の施工ミスについて

◆Q

 今回の11月議会の補正予算に、防潮堤の費用としておよそ9千万円が盛り込まれているかと思うが、その中で地元住民への補償費としての予算というものも含まれているかと思う。これに関して、いつからそのようなお考えを持っていたのかということと、今後、地元の方に知事自身が説明に赴く予定があるのかどうか伺う。

■村井知事

 当然、土地をかさ上げいたしますと、その分高さに差ができますので、道路との段差を解消するために対策が必要になってまいります。そういった費用も含めて、今回計上させていただいているということで、今回の一連の気仙沼防潮堤の施工ミスに関する予算はこれで全てだと今のところ考えております。
 いつからこのことを検討していたのかということですが、これはかさ上げをするという意思決定をいたしまして、気仙沼市とこの話を進める段階で、当然そういったことは必要であろうと考えたということです。
 説明に行くのかということですが、今のところは考えておりませんので、気仙沼市の担当と県の担当でよく話し合った上で、住民の皆さまに必要があれば県職員も一緒に説明に伺うことになるかと思っております。

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入国管理法の改正について

◆Q

 外国人労働者の受け入れ拡大に関して、国会で入管法の改正案が審議されていると思うが、県内にも外国人の方がたくさんいるかと思うが、現段階の知事の考えを伺う。

■村井知事

 現在、国会でいろいろ審議しているところですが、外国人の雇用に対して期待が非常に高いのは事実です。いろいろな方面から受け入れの窓口を広げてもらいたい、雇用を増やしたいという声が聞こえております。課題も当然あろうかと思います。よくご議論いただいた上で、課題を解決する方向で、しかし受け入れを広げるという方向性をぜひ堅持していただきたいと、このように考えております。

◆Q

 知事はどのような分野で特に期待しているか。

■村井知事

 やはり介護分野、建設分野、水産、農業、1次産業の分野、こういった分野は非常にニーズが高いのは間違いないと思います。いろいろな関係者にお会いしても、ぜひ外国人の方に来て一緒に働いてもらいたいという声は、私のところにも届いております。

◆Q

 外国人の方を受け入れた場合の給与や生活環境など、問題はあると思うが、県として何か支援など検討されているか。

■村井知事

 今の段階では検討はしておりません。仮設住宅を宿舎として使う場合には、どうぞご自由にお使いくださいということは申し上げておりますので、今ある制度の中でご活用いただくことは十分あり得ると思いますが、今回の法律の制定に向けて何らかの準備をしているということは今のところありません。

◆Q

 東日本大震災の仮設住宅か。

■村井知事

 そうです。使えるものはどんどん使って結構ですと。解体する費用もかかりますので、もしお使いだったらご自由にお使いくださいということを申し上げております。

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台湾における日本産食品の輸入規制について

◆Q

 土曜日に台湾で地方選挙に伴う住民投票があり、東日本大震災の被災地からの食品輸入について厳しい見解が示され、関係者の間では2年くらい無理ではないかという話も出ているようだ。今回の結果についてどう思われるか。
 また、来年には習近平国家主席が来るが、中国への輸入は少し緩まるのではないかという考えがあるようだが、その辺りの影響はどのようにお考えか。

■村井知事

 台湾の選挙の結果が直接中国の政策に影響を与えるということは、私はこの件に関してはないのではないかと思います。これはやはり中国政府と日本政府の間の問題と捉えるべきだと考えてございまして、習近平国家主席がお越しになる機会にこういった問題が一気に解決されるのではないかと大きな期待を寄せております。今回の台湾での住民投票の結果で5つの県、自治体とありました。宮城は入っていないので、宮城は問題ないと捉えていたんです。ただ、福島県等を含めて、今後2年間は輸入規制が続くのではないかと、そういったことを危惧しているという記事を読みました。同じ被災県としては、安全な食品を輸出できないということは非常につらい思いをされているでしょう。生産者の思いを考えますと、一日も早く輸入再開に向けて動き出していただきたいと思います。これは福島県の問題であり、他の県の問題であったとしても、宮城県としては自分のことと捉え、一生懸命国と一緒になって被災県と力を合わせ、アプローチしていきたいと思います。
 明日から(河端)副知事が台湾、台南市に行きまして、教育旅行等のお願いあるいは署名の改定をしてまいりますが、その際に台南の政府の方に副知事からも、ぜひ他県であっても輸入を再開していただきたいというお願いはさせていただきたいと思っております。

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2025年大阪万博決定について

◆Q

 大阪万博が決まったが、宮城県への影響や期待を伺う。

■村井知事

 2025年ですのでまだちょっと時間がありまして、まずはオリンピックを最優先ということになると思います。万国博覧会は1970年以来ということになります。当時宮城県がどういう関わりを持っていたのかということをよく調べたいと思います。今の段階ではこういう影響がある、あるいは宮城県としてこういう協力をさせていただくというようなことは検討しておりません。

◆Q

 ちなみに1970年のとき、知事は実際に見たか。

■村井知事

 見ました。私、10歳でしたから。何回も行きました。とにかく並んだことをよく覚えています。月の石を見るのに6時間くらい並んだんじゃないかな。家が近かったので何度も行きました。とにかくすごい人でした。懐かしい思い出ですね。

◆Q

 その当時の熱気は2025年も実現するのか。

■村井知事

 ぜひ再現してもらいたいと思いますけれどもね。せっかくやるんでしたら、成功してもらいたいですね。

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