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宮城県知事記者会見(平成30年10月9日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年10月10日更新

知事定例記者会見

宮城オルレのオープンについて

◆Q

 先日オープンした宮城オルレについて伺う。宮城オルレを通して国内外からの観光客の増加が期待されていると思うが、改めて宮城オルレのオープンの所感と今後の期待について伺う。

■村井知事

 3連休のうち(10月7日)日曜日と(8日)月曜日の2日間を使いまして、宮城オルレ(オープンセレモニー)を行いました。日本では、九州オルレに次いで2番目ということでございます。
 天候を心配しましたが、風の強い時もありましたけれども、晴れ渡った非常に素晴らしい秋晴れの中で、宮城オルレ(のオープンセレモニー)を行いました。1,300人の方に参加していただきました。特に、韓国、モンゴル、そしてトルコ、ギリシャ、台湾から150人の方にお越しいただきまして、2日間に渡って一緒に宮城オルレを楽しんでいただいたきました。
 参加された方にいろいろお話を伺いましたけれども、「改めて宮城の素晴らしさを知ることになった。ぜひまた友達や家族を連れて来てみたい」というお話がございました。やはり宮城県に来て、今までの観光地を巡っていただいて、おいしいものを食べていただくのは大切なことでありますけれども、合わせてこういった今までになかったものを使って宮城の良さを知っていただくような仕組みも重要だと思っております。オルレは韓国済州(チェジュ)島が発祥で、どんどん広がっております。世界のトレッキング人口はかなり多いということも聞いておりますので、この気仙沼・唐桑コース、東松島コース以外にもコースを順次広げていき、まず宮城で成功させて、それを東北に広げていって、東北全体でトレッキングブームを起こすことができたらと思っています。

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沖縄県知事選挙の結果について

◆Q

 翁長知事の後継として、野党も含めたオール沖縄で臨んだ玉城デニー氏に、与党の推す候補が破れる結果となったが、今回の選挙結果について知事の受け止めと所感を伺う。

■村井知事

 これは沖縄の地で行われた選挙であり、沖縄県民の民意でございます。まずは玉城知事におめでとうございますと心から申し上げたいと思っております。沖縄の問題もございますけれども、全国知事会として取り組んでおります課題もたくさんございますので、ぜひ玉城新知事には一緒に力を合わせて、日本のために、知事会の発展のために協力していただきたいと思っております。
 玉城さんは、国会議員をされていましたけれども、私はまだお目にかかったことがございません。個人的にお付き合いがございません。あまり詳しいことをこれ以上申し上げることは控えたいと思います。

◆Q

 単純に構図の問題だが、いわゆる安倍政権、国政与党の推す候補が、地元国政野党も含めたオール沖縄体制に破れた結果になったが、それについての受け止めに絞って感想を伺う。

■村井知事

 確かに第三者的な立ち位置から見ると、そのように映ります。でも、これは沖縄独特の課題もあると思います。あの選挙がほかの地域で行われたならば、別な結果になっていた可能性も十分あると思いますので、ここは沖縄の問題と私は捉えております。

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女川原発の再稼働について

◆Q

 女川原発に関して、再稼働の是非を問う市民グループの署名活動が今月2日から始まった。これについての受け止めを聞かせていただきたい。

■村井知事

 これは県民に与えられた法律にのっとった権利であり、行動ですので、私は粛々と署名を集めていただければよろしいのではないかと思っております。その上で、しっかりとその署名が正しいものなのかどうか、必要な数に達しているのかどうかを、厳密にわれわれはチェックさせていただきまして、必要な数に達しているということであれば、私の意見を付して議会にお諮りするということになろうかと思います。これはルールどおり、恣意的な意図を入れずに、しっかりと手順どおり行っていくということになります。

◆Q

 知事の意見を付して議会に諮るというところで、どういった意見になりそうか伺う。

■村井知事

 これはまだ議会に諮るかどうか決まっておりません。署名が集まるかどうかも分かりませんので、今の段階では申し上げることはございません。必要な数に達した時点で、どういう意見を付するのかをよく検討したいと思います。

◆Q

 住民投票そのものについてはどのように考えるか。

■村井知事

 前も議会で答弁したことがありますが、民主主義というのは自分たちの代表を選挙で選んで、その代表に自分の代弁者として議論していただき、社会の動きを決めてもらうというものでございます。そういう意味では、あれもこれも全てを県民投票でというのは無理があるのではないかと思っております。しかし、こういった特別な問題について県民の皆さんが、ぜひ県民の意思を聞いてほしいとお考えであるならば、それも一つの方法であろうと思っております。
 ただし、私が知事をやっている間は、私の意思で、県民の皆さんに何か直接意見を問うことはないということは申し上げておきたいと思います。これは議会制民主主義で、議員の皆さんが県民の代表としておられるわけですので、まずは県議会議員の皆さんにしっかりと説明し、ご理解いただく努力をすることが非常に重要ではないかと思っているということです。

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気仙沼漁港魚町地区防潮堤の施工ミスについて

◆Q

 気仙沼の防潮堤について伺う。今月の(内湾地区復興)まちづくり協議会で、あくまで最優先は原因究明、責任の所在を明らかにしてもらうことだという結論になったようだ。改めて原因究明がどこまで進んだか伺いたい。また、責任の所在を明らかにした際に、知事自身の監督責任について今後考える可能性があるのか、既にホームページに公開された資料で、県と業者が段階検査という途中経過の確認を怠っていたという記載があったが、これについてもどうしてそういうことが起きてしまったのか、究明が進んでいれば教えてほしい。以上3点を伺う。

■村井知事

 まず、1つ目の原因究明についてですが、これは現時点においてはホームページに掲載したこと以上に、この場でお話しすることはありません。今後、住民の皆さんからここが分からないということがあれば、それを説明することになろうかと思いますので、ぜひその場に行ってお話を聞いていただければと思います。
 2つ目の責任問題ですが、今具体的に業者も含めて、どういう責任割合になるのかを調整しておりまして、その後に県職員についても、どういう責任のとり方があるのかを考えていきます。そうした段階を経て総合的に考えていくことになります。
 それから3つ目の、ホームページに載っていた一部に不可解な点があるということですが、申し訳ないですけれども、担当の方に聞いていただければと思います。

■(担当課)

 段階確認検査がなぜ行われなかったかというところについては、今調査中としか現段階では言えないということです。通常、各段階でやるのですが、なぜ抜け落ちたのかが分かっていないところがございますので、それも含めて今後の原因究明で明らかにしたいと考えております。

■村井知事

 これはもちろん気仙沼の住民の皆さんに対しましては、全て県の責任ということになりますけれども、では何もかも県の職員の責任かというと、県、設計(業者)、コンサル(業者)また建設に携わっている業者の方も当然その責任に応じて、確認をしなければいけません。それが全て抜け落ちていたということが、全ての原因です。それがどうしてなのか、ケアレスミスだけれども、どういうケアレスミスなのか。そこをしっかり確認しないと、これは責任問題になりますので、工事費用はきちんと算定できるようになりましたので、工事が進んでいく中でよく検証してまいりたいと思っております。

◆Q

 ホームページ以上のことは今の段階では分かっていないということだが、県民の皆さんから、ここが分からないという要望みたいなものがないと、これ以上の調査はあまり進む見通しがないということなのか。

■村井知事

 今言ったように、責任問題をしっかり明確にしていく中で、分かる部分も出てくると思いますので、逐次県民の皆さんに説明する機会があれは、説明させていただくことになるということです。またそこで質問があれば、それに対してお答えするようになるということです。
 今後、協議会には説明する機会を設けさせてほしいというお願いは、(調査が)まとまり次第、順次行っていくことになるだろうと思います。ボールのやりとりをしながら、ご理解いただくように努力していきたいと思っております。

◆Q

 例えば年内とか年度内とか、処分も含めてどのくらいの時間がかかるのか。

■村井知事

 幸い事業は進められるようになりましたので、しっかりと事業を完結させることを最優先で進めていきます。こういった問題だけにこだわって、また大切なことを見逃すことのないように、まずは事業を進めながらと考えています。そしてもう一つの重要なポイントは、住民の皆さまにご理解いただけるように、納得を得た上で(完成を目指)していくということでございますので、そういったタイミングを見ながら適宜やっていきたいと思います。今この段階で何月までと区切るのは難しいということをご理解いただきたいと思います。

◆Q

 2つ目に質問した知事自身の監督責任について、はっきりと言及がなかったと思うが、改めて自分自身で監督責任をとる可能性が現段階であるかどうか伺う。

■村井知事

 これはぶら下がりでもお答えしましたけれども、他のものでもこういった不祥事の事例というのはありまして、そういった例にも照らして、過去知事がどういう対応をしたのかを見ながら、全体を見ながら考えていくことになると思っています。まだ業者の責任も、県担当の職員の責任問題というのも明確にされていませんので、現段階では何とも申し上げられないということです。

◆Q

 関連で、言葉尻を捉えるようで申し訳ないが、「幸いにも事業が進められることになった」とおっしゃった。その感覚が住民の方との気持ちの差だと思う。合意のないまま事業は進んでしまった。説明もなかなか、いつまでという期限が示されないで、いずれ説明しなくてはならないという態度が続いている。ここは何かスピード感をもって、いつまでに説明するみたいな意思表明が必要だと思うが、そういったお考えは。

■村井知事

 説明させていただきたいということを何度もお願いしていますけれども、向こう(協議会)から駄目だと(いうことです)。今の段階で説明する機会を設けさせていただければ、まずそれ(説明)をさせていただいて、その後で何かご質問があれば、それに対してお答えするということです。ですから、まだその段階に至ってないんです。次のステップに進めないということです。決して、工事がスタートしたから、この問題はいつまでも先延ばしすればいいということではなくて、まず1回は説明させていただきたいというお願いをしています。集まっていただいて説明させていただきたいという思いをずっと持ち続けています。それはずっとお願いしていて、それがまだ実現していないということです。
 幸いと言いましたのは、工事が止まっていたら責任問題まで行けないということです。費用が幾らかかるかも分からない中で、やっと幸いにも工事がスタートしたので、責任問題について議論ができるようになったという意味の幸いということです。住民の皆さんの意思を無視して工事がスタートできたことが幸いと言ったわけでは決してないということです。誤解されないようにお願いしたいと思います。

◆Q

 なぜ説明に行きたいとお願いしており、相手側も説明に来いと、ワーキングの場では、何で知事が来ないのか、そういう声があるのに、なぜ実現しないのか。何か障害があるのか。

■村井知事

 分からないです。それはわれわれが行きたくないと言っているわけではなくて、原因と責任の所在を明らかにしなさいということですので、責任問題についてはこれからですけれども、少なくとも原因については、どういうものかということについて説明できる資料を取りそろえていますので、説明に行きたいと話をしているということです。私どもとしてはどういう理由であるかまでは詮索しておりませんけれども、そういう機会を早く設けたいという思いをずっと持ち続けているということです。

◆Q

 説明会を開けないというのは、市からの回答としてか。協議会からの回答としてか。

■村井知事

 協議会からです。開けないという回答ではないです。開いてほしいというけれども、まだそれに対して回答は来ていないという捉え方です。

◆Q

 ワーキングを聞く限りはそれはおかしいと思う。

■(担当課)

 一番直近では9月15日にワーキングをやっております。そこには(県の)担当(者)が出席しておりますけれども、知事の出席については、協議会の方から、まだ来る段階ではないという形の回答だということです。

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女川原発の避難計画について

◆Q

 女川原発2号機の関係で、避難計画で事故が万が一起きたときの対応について不安に思っている方がいらっしゃるようで、県議会でもいろいろな議論が先週あったようだ。それについて、万が一事故が起こったときの対応について、現段階でどのような段階にあるのか、事故が起こった場合の対応について、知事は今どうお考えか。

■村井知事

 避難計画については、関係する自治体で作成が終わっております。ただ、今後、訓練をしながら詳細に問題点を洗い出して、見直していくことも重要だと考えております。そういう意味では、形は出来上がっておりますけれども、より実効性のあるものに高めていく、今はそういう段階になっていると思います。

◆Q

 具体的に言うと、交通渋滞がすごく発生するのではないかという懸念が大きいような気がする。特に、検査ポイントを県が設けて、それに対して多くの人が殺到するような事態になると、いつまでたっても圏外に出られないのではないかという不安が大きいように思う。今後実効性のあるものに高めていくとおっしゃったが、具体的にイメージが湧きにくいので、渋滞問題に関しては現時点では知事はどのような解決策があると考えるか。

■村井知事

 まず、いろいろなシミュレーションをしていかなければならないと思います。風向き等の問題もございます。あと事故の内容もあると思いますので、どのような形で住民を避難させていくのかを、ケースを考えながら、避難経路を考える(必要があると思います)。同時に、退域検査ポイントをどのように設けていくのかを具体的にこれから詰めていく必要があるだろうと思います。
 現在、検査ポイントの候補地が決められておりますけれども、あくまでまだ候補地です。今後はこういうケースになると車両はどのような流れになるのか、今後車両の流れ等をシミュレートしながら、数を増やす、あるいは場所を変えるということは柔軟にしていかなければならないだろうと思っています。恐らくそうは言っても、大きな事故になればかなり混乱することは十分考えられますので、より慎重にしっかりと考えを突き合わせて、訓練も行い、よく検討していきたいと思っております。

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教職員の部活動手当について

◆Q

 部活動の手当の削減について伺いたい。教育委員会になるかもしれないが、今、議員の中にもいろいろな意見があるかと思うが、改めて3,600円を2,700円に下げることについての狙いと、今後いろいろな意見がある中でどう検討して、この条例案について進めていくのか、意見を伺う。

■村井知事

 詳しくは教育委員会に聞いていただきたいと思いますが、教職員の負担が非常に重いということもあり、またあまり過度な部活動をすることが全て良いわけではないということもあり、部活動の時間を1日4時間であったものを国から3時間以内にというガイドラインが示されました。これは今回急に出てきたわけではなくて、市町村教育委員会ともずっとこの数年間話し合ってきて、そして今回文部科学省からもそのような方針が示されたということもあり、部活動は1日3時間以内におさめるように努力してほしいということで、今回条例を提案することになりました。部活動は1日3時間以内に納めるように努力してほしいのと、あわせて部活動手当につきましても、3時間を上限にという形にさせていただいたということです。
 趣旨は、お金を渡したくないということでは決してございません。実際のところ県の財源の持ち出しを考えますと、今まで3時間までの方には出していなかったんです。4時間以上の方から出していたわけです。これが3時間の方もこれから出しますので、予算総額からするとほとんど変わりません。ですから、予算を減らすために提案したわけではありません。教員の負担や、あるいは子どもの体のこと、成長のことを考えて、総合的に判断しているということです。これは県議会の皆さまにもご理解を賜りたいと思います。
 明日(10月10日)、総務企画委員会にお諮りすることになるのではないかと思っております。

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東京オリンピックの経費について

◆Q

 東京五輪の国の予算が8,000億円という話から、ますます増えて、トータル3兆円を超えるのではないかという指摘が会計検査院からあったが、それについて知事は、五輪の予算がどんどん膨らんでいることについて、どう受け止めているか。

■村井知事

 五輪が決まった段階で、私は恐らくそれぐらいの規模になるのではないかと思っていました。コンパクト五輪、復興五輪を打ち出しておりましたけれども、今の日本の社会で、そういったコンパクトな五輪で許されるのかなというのは正直思っていました。
 そういうこともあって、長沼ボート場の話が出たときに、東京都の予算を少しでも、四、五百億円減らすということに協力できればという思いでありました。宮城県の長沼ボート場を使いたいというお話が東京都からありまして、私は県の持ち出しはあったとしても、これは国のために協力すべきだ、既存の施設を使った方が安くあがるという思いで協力したのですが、結果的には組織委員会はじめIOCがそれは駄目だということで、元に戻ってしまいました。コンパクト五輪ということを掲げて誘致した経緯がございますので、税金ですので、3兆円というお金をできるだけ抑えるようにやはり努力するべきではないかと私は思います。

◆Q

 もっと被災地にお金を回してほしいとか、そういう思いはあるか。

■村井知事

 十分とは言えませんけれども、本当にありがたいぐらい、今までにないぐらい被災地に予算を回していただいておりますので、オリンピックというのは大きな祭典ですから、それをこちらに回せというのは、私どもの立場から言ってはいけない言葉だろうと思っています。ただ、これから生まれてくる子どもたちにその付けを回すようなことはない方がいいと私は思いますので、お金を使わないような努力はぜひしていただきたいと思います。

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