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宮城県知事記者会見(平成30年7月2日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年7月3日更新

知事定例記者会見

気仙沼の防潮堤施工ミスについて

◆Q
 気仙沼内湾地区の防潮堤の高さにミスがあった問題で、6月30日土曜日に県から地元の協議会(内湾地区復興まちづくり協議会)等に対して内陸のかさ上げという提案があった。当初提案の現状のままから今回の提案に至った経緯や理由について聞かせてほしい。

■村井知事
 私が気仙沼に行く前にいろいろと調整させていただいておりましたけれども、(内湾地区復興まちづくり協議会の)ワーキング等に提案させていただいておりました。それは、(設計よりも22cm高くなっている)現状のまま施工を進めていくという方法、もう1回造り直すという方法、そして背後をかさ上げするという方法の3案を提案させていただいておりました。しっかりとした準備ができないまま、その3案を提案しておりまして、かさ上げ案は時間がかかってしまうという内容で住民の皆さまにご提示いたしましたところ、遅れてはいけないということで、住民の皆さまの総意として造り直しを選択すべきだということになったわけです。その直後に私から、どうしても時間とお金がかかってしまうということから、もう一度議論を戻して、このまま施工するという選択をしたいという話をいたしまして、大変厳しいご批判を受けたということでございます。
 その後、気仙沼市、気仙沼市議会、内湾地区復興まちづくり協議会の3者から、寄り添った納得できる案を提案してほしいというご要望を頂きました。再度いろいろと議論し、気仙沼市とも議論させていただき、気仙沼市のご協力を頂いて、かさ上げ案を選択しても工期を非常に短縮できるということが分かりましたので、改めて30日に提案させていただいたということでございます。これが経緯と理由でございます。
 検討に値することでございましたので、これから住民の皆さまに具体的に気仙沼市と一緒になって説明に伺いたいと思ってございます。その後、だいたい皆さまの意見を聞き終えてから、もう一度協議会等を開催した上で、最終的に皆さまにご理解いただけるかどうかということをお諮りするということになると思います。私が気仙沼に行く時期については今のところ未定でございますが、いずれにせよ、先日(30日)の話し合いの中で、知事に改めて謝罪を求めるというお声もあったようですので、必ず気仙沼市には足を運ばなければならないと思っております。

◆Q
 会合の中では一部の住民から再度高さの修正を求める意見が出されたようだ。県が住民に説明に行くという話をしていたようだが、改めてそうした意見に対してどのように理解を求めていくかを伺いたい。

■村井知事
 造り直すことによって当初の約束どおりにしてほしいという、ご意見はもっともであると思いますが、これにつきましては、また時計の針を戻すことにもなりますので、ぜひ今回提案した内容で皆さんにご理解いただけるように、誠心誠意努力を尽くしてまいりたいと思っております。
 まずは、皆さんそれぞれがいろいろな思いをお持ちでしょうから、地権者の皆さんを一軒一軒回ってご説明いたしまして、その上でご意見を賜り、それを持ち寄って改めて協議会を開催できればと思っております。

◆Q
 知事の謝罪を求める住民の意見があったと思うが、次回気仙沼に行くときに、例えば一連の経緯について知事から謝罪することは現時点で考えているか。

■村井知事
 ここまで混乱を引き起こしてしまいましたのは、間違いなく県の責任でございますので、根本的なところに県の責任があることは間違いございません。従って、改めておわびしなければなりませんし、恐らく謝罪を求めるといった対応の中には、前回の私の発言に対して、大変失礼な部分があった、責任を住民に押しつけてしまっている部分が見てとれた、そういうところが、非常に失礼であったと、この点についてもおわびをしろということも含まれていると思います。そういった根本的な部分と、ご迷惑をお掛けしたということと、そして前回(5月18日)の協議会での私の発言に対して、改めておわびしたいと思っております。

◆Q
 工期が短かったという状況の中、しっかりした対応策が準備できない中で、現状のまま行きたいという意思表示をした、そのこと自体について拙速だったという思いは持っているか。

■村井知事
 確かにそれは、結果的にはあります。ただ、あの時点では、誤りが見つかったことを早く住民の皆さまに正直にお話しすることを優先しました。今いろいろと情報隠しだということが国で問題になっておりますので、こういった間違った、県にミスがあるということは、早めに皆さんにお示しとおわびをして、次にどうするか、対策を話し合うことを優先いたしました。今振り返ってみると、十分なたたき台を作らないまま拙速に事を進めようとしたということで、反省しております。

 

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次世代放射光施設について

◆Q
 先週(6月28日)木曜日に、次世代放射光施設における青葉山への立地が国の有識者委員会の審査を通った。明日(7月3日)、大臣の正式決定ということだが、これに関しての受け止めを伺いたい。

■村井知事
 まだ正式に決まっておりませんので、しっかりとした私のコメントを出す時期ではないと思いますが、少なくとも小委員会で宮城県仙台市に建設することが妥当であるという結論が出たのは事実でございます。非常に喜んでいるところでございます。
 ここに至るまで数年かけて光科学イノベーション、東北大学、東経連(東北経済連合会)、仙台市、そして宮城県5者で一緒に協力して、いろいろな形でアプローチし、要望を出し、また、具体的に対策を考えてまいりました。そういったわれわれの熱意がしっかり伝わったのではないかと思ってございます。
 これは単なる一研究施設で終わらせるものではなく、ここから具体的に商品化する、経済に波及させるための核、コアになる研究施設でございますので、これが結論ではなく、ここからがスタートだと思ってございます。リサーチコンプレックスとして宮城県、仙台市に多くの研究施設や開発センターなどが集積し、それによってものづくり産業の集積がさらに加速化して、富県宮城の実現により近づけたと言ってもらえるように、しっかりと後押ししてまいりたいと思っております。

◆Q
 放射光施設の立地がほぼ決まったということで、次の課題はお金の面になるのかと思うが、現状では地元負担額が170億円かかるという中で、仙台市の負担額が二十数億円、企業の寄付で25億円と見積もられており、残りが120億円あるというところで、なお国で示された資料によると、宮城県と仙台市で何かしら工事が上振れした場合でも責任を持って何とかするという資料だったかと思うが、今後、具体的にお金の割り振りと集め方、どのように知事は思い描いているか。

■村井知事
 これは小委員会で、県としても具体的な数字を出しました。決定しておりませんし、予算に関することですから、まず議会に最初にお話して、そこからスタートするべきものだと思います。この場でお話しすることは控えたいと思いますが、当然応分の負担は県も市も行うことになるだろうと思ってございます。そういった数字の積み上げを見て実現可能だと小委員会は判断されましたので、決して実現不可能な数字ではないと思っていただいてよろしいのではないかと思います。
 その上で、もし上振れするときは、しっかりと協議しますというお約束をいたしました。ただ、全て責任を負うという話をしたわけではないということもご理解いただきたいと思います。
 光科学イノベーションがこの利用の運営主体でございますので、まずは光科学イノベーションでしっかり使っていただける事業者、企業、研究機関、こういったものを探す努力をすることが何よりも重要だと思います。その上で、何かあったときには相談に乗るということになります。

◆Q
 知事は先ほど、まず予算に関わることは議会に諮ると言っていたが、正式に決定した場合、スケジュールとしていつごろ提示する予定で考えているか。

■村井知事
 国の予算の状況を見ながら、来年度からスタートすることであれば、来年度の事業に間に合うように予算を計上することになると思います。それが9月議会になるのか、11月議会になるのか、2月議会になるのか、今から検討するわけでございます。まずは議会に説明したいです。

◆Q
 170億円という負担があり、いろいろな応分の負担、割合の話し合いを進めて協議会も重ねているということだが、今後の対応として、地元のさらなる追加負担を求められるという可能性については、知事としてどのような姿勢で臨むのか。

■村井知事
 建設需要(の高い状態)が続いておりまして、当然まだ建設コストが高止まりしていますけれども、これ以上急に上がることはないだろうと思います。従って、下がることはあっても上がることはないですし、これから造成を始めて、基本設計、実施設計という形になってきますので、また数年かかりますから、そう考えますとここから大きく上振れすることはあまりないのではないかと思います。少なくとも建設費に関して大きく上振れすることはないだろうと思っているということです。
 問題は、思ったより企業が集まらないといったことが想定されますが、それは光科学イノベーションが、企業を集めることができるんだ、研究者を集めることができると責任を持って小委員会の中で説明されたわけですので、しっかりとその責任は取っていただかなければならないということです。
 ですから、お金が足りなくなりそうだから県や市が、何とかしてくださいでは、それは甘え過ぎだと思います。実施主体であります光科学イノベーションが、それはもう何が何でも利用される企業を集めてくるんだと、そういう気概を持ってやっていただかなければならない、甘えは許されないということであります。

◆Q
 そうすると、県は少なくとも企業を集めるという部分に関しては責任を持たないということか。

■村井知事
 当然協力はします。ただ、われわれが分からない分野ですから、残念ながら行政庁舎の中で放射光のことについてしっかりと企業に説明して全ての質問に答えられるような職員はおりません。当然、われわれはサポートさせていただきます。宮城県も仙台市も協力はしますけれども、あくまでも主役は光科学イノベーションになるということです。

 

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羽生結弦選手の国民栄誉賞受賞及び県政だより掲載の反響について

◆Q
 宮城県出身のフィギュアスケーター羽生結弦選手が、国民栄誉賞をつい先ほど受賞したようだ。授賞式で紋付はかま姿で受賞をされたようだが、これについての所感を伺う。

■村井知事
 宮城県で生まれ育って、そして宮城県のスケートリンクで練習していた羽生結弦さんが、今回、国民栄誉賞を受賞されました。けがを乗り越えてオリンピックで二連覇という偉業を成し遂げましたので、当然のことだと思います。県民挙げて祝意を申し上げなければならないと思います。本当におめでとうございます。まだお若いので4年後もチャンスがございますから、ぜひさらに精進していただいて、さらに高みを目指していただければと思います。
 私も、羽生さんを子どもの頃からを存じ上げておりますので、本当に自分の息子がここまで成長してくれたというような思いでおります。本当にうれしく思います。
 国民栄誉賞を受賞されましたので、今日、早速、県庁の2階に横断幕を掲示することにいたしました。ぜひ機会があれば見ていただきたいと思います。

◆Q
 関連で、羽生選手が表紙になった県政だよりが、県内のみならず東京や大阪でもかなり話題になっているということを聞いたが、これに関しての所感を伺う。

■村井知事
 おかげさまで県政だよりが大変好評でございまして、県政だよりを東京のアンテナショップでも配布していますが、お店がオープンする前に60人、それから、大阪事務所が、100人並んでおられたそうです。羽生さんとHey!Say!JUMPさんの効果で、今までにない配布状況ということになってございます。非常にうれしく思います。

 

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危険ブロック塀の調査結果について

◆Q
 危険なブロック塀88カ所について緊急点検をしたと聞いているが、その結果と、結果を踏まえて知事としてどういう指示をしたか伺う。

■村井知事
 危険だと思われておりました88カ所のブロック塀について確認いたしました。その結果につきましてご報告申し上げますと、既に除去または改修されたものが7カ所ございました。残りが81カ所でございます。そのうち、傾いている、傾斜やぐらつきなどが大きいものが9カ所ございます。危険でございますので、県道については県が、市町村道の場合は市町村にお願いをいたしまして、そこに近づかないように表示しております。その上で、所有者に対して連絡いたしまして、撤去していただけないでしょうかというご相談をしっかりと申し上げているということでございます。
 年度内にもう一度スクールゾーン内、全てチェックすることにしております。従って、もしかしたらこの81カ所がもっと増えるかもしれません。それを見ながら、県の支援、市町村に対する支援、あるいは所有者に対する支援、どういう形にすればいいのかを検討してまいりたいと思います。

◆Q
 県独自で何か補助金をまた復活させるとか、そういった考えも検討の中に入っているか。

■村井知事
 そういったことも含めて検討したいと思います。ただ、従来と同じやり方をすればすぐに撤去してもらえるかどうかというのもありますので、どういう形にすればいいのかを市や町、村とよく相談しながら進めていければと思っております。

 

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仙台空港の民営化について

◆Q
 仙台空港の民営化から2年ということで、知事がこの2年やってきたことへの所感を伺いたい。また、2年たった中で知事が思っている現状での空港の課題、今後の展望について伺う。

■村井知事
 まず、所感ですけれども、非常に順調にいっていると思います。私もそうですが、多くの県民の方から「やはり空港変わりましたね」という声がよく聞かれるようになりました。また、他の自治体でも空港の民営化がかなり進んでまいりました。これはやはり仙台空港を見て、うまくいっていたから後に続いているのではないかと思います。この間も岩井社長とお話ししましたけれども、やはり最初にやってよかったと思います。最初にやったことによっていろいろなところで紹介されることになりますし、これが利用者数の増加につながっているのは間違いないだろうと思います。
 それから、現状の課題でございますけれども、特段大きな課題はないと思いますが、今どの空港もインバウンドを増やすために海外の航空会社に乗り入れてもらうようにしておりまして、非常に競争が激化しております。その中で仙台空港を選んでもらえるようにするということが非常に重要でございまして、やはり運用時間の延長などが今後の大きな課題になってくるのではないかと思います。早速、県も運用時間の延長について名取市、岩沼市の住民の皆さま等と(空港対策)協議会の皆さまと話し合いを進めていきたいと思ってございます。
 それから、将来の展望ですが、これは(旅客数)550万人を将来目標にするとお話しになっていますので、まずは一日も早く550万人を達成するようにしていただきたいと思っています。これがやはり一番重要なことです。いくら空港がきれいになっても、お客さんが来ない、がらがらの空港では意味がありませんので、やはり利用者が増えるようにしていくということが重要でありまして、550万人を目指して県も一生懸命協力していきたいと思っています。

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