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宮城県知事記者会見(平成30年1月29日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年1月30日更新

知事定例記者会見

大川小学校裁判の控訴審が結審したことについて

◆Q

 先週、大川小の控訴審が結審したが、まず結審に対する知事の受け止めを伺う。

■村井知事

 本当に双方、主張すべきところは主張いたしまして、結審を迎えたということでございます。あとは判決を待ちたいと、結果を待ちたいと思います。

◆Q

 その中で、県と石巻市側から和解の意思があったということだが、その理由をお聞きしたい。また、和解が成立しなかったことに対する受け止めもお願いしたい。

■村井知事

 議会等において、和解に向けて汗を流すべきではないかという声がございました。宮城県は、石巻市の意思を最大限尊重するという姿勢をこれまでずっと堅持しておりますので、石巻市に意向を確認したところ、和解に向けて前向きに考えたいということでございましたので、県議会の意見もあり、宮城県もその方向で準備していたということでございます。結果としては、原告から和解には応じられないということでございましたので、これは裁判のルール上、これ以上和解に向けて協議をするということはできなくなりましたので、残念ながらもう判決を待つしかないという状況だということであります。

◆Q

 和解に関して、石巻市長の亀山さんは結審前の記者会見が何度かある中で、和解はしないという発言もあった。今のお話の中で、市のほうが和解の方向で準備していたということだが、その辺どういう調整があったのか。

■村井知事

 準備していたというよりも、当然和解の提案が裁判所からあり、そして原告側も和解によりたいということであれば、石巻市としても和解に向けて話し合う余地があるということであります。何が何でも和解というよりも、裁判所からそういうお話があれば歩み寄る心積もりがあったということでございます。詳しくは、今はまだ裁判の結果が出ておりませんので、これ以上申し上げることは控えたいと思います。

◆Q

 先日の知事コメントの中で、和解で解決に至らなかったのは大変残念ですとあり、今も議会からは汗を流すべきだという話があってそれを尊重したいというお話だったが、被告側としてはどのように和解に向けて汗をかく手続をされたのか。

■村井知事

 汗をかく、つまり被告側も、われわれは石巻市と一緒になって和解勧告があればそれに応ずる準備をしていたと。ただ、どういう内容であるか、どういう和解案になるのかということにつきましては、これから先の話であるということでありますので、いろいろな形を考えながら、弁護団とも協議しながら心の準備をしていたということでございます。ただ、その内容につきましては、まだ裁判の途上でございますので、これ以上申し上げることは控えたいと思います。

◆Q
 
 被告側としては和解という形が望ましかったということであると思うが、裁判の流れの中で、原告側の態度、姿勢を見ていれば、和解というのはなかなか難しいのではないかということが、控訴審当初からもう分かったのではないかという気がするが、それでもなお被告側としては和解が望ましいという考え方なのか。

■村井知事

 はい、そうです。

◆Q

 それはなぜか。

■村井知事

 県議会等から和解に向けて汗を流すべきだというご意見があったということであり、また石巻市からもそういうお話があったということでございます。

◆Q

 議会の意見等を尊重されたということだったと思うが、知事ご自身としても、可能ならば和解の方が良かったのかなというお考えがあっても、判決で白黒はっきりした方が良いというお考えだったのか、その辺りはどうか。

■村井知事
 
 コメントを出したように私も和解のほうが望ましい、これは双方納得した上で中立な裁判所が間に入って出す結論でございますので、納得して和解案が出た方がよろしいのではないかと思っておりました。いずれ双方納得する判決が出るかどうかは分かりませんが、後でなるべくしこりが残らない方が当然望ましいと思っております。

◆Q
 
 そうすると、和解というものについて知事がお考えになったイメージであるが、裁判の場合の和解は、損害金をこれこれ支払うとかいうことが多いわけだが、知事の中での和解のイメージというのは、ある程度県側、石巻市側、被告側が遺族に対して何らかの賠償をするというイメージだったのか。

■村井知事
 
 これは和解が成立しませんでしたので、まだ判決の途上でございますから、今の段階でこれについて踏み込んで発言することは控えたいと思います。

◆Q
 
 控訴するときの理由として、知事が再三言っていたのは、現場の先生方に全責任を負わせるのは酷であるというような趣旨だったと思うが、それを和解で覆せればいいなというお考えか。

■村井知事

 和解というのはそれだけではないと思います。今回の一連の大川小の問題に対して、双方がそれぞれいろいろな主張をしているわけですから、それに対して裁判所が間に入って中立な立場でご判断いただく中で、双方納得する形を見出すということが狙いでございます。教員の問題だけとは考えておりません。

◆Q

 今回控訴審では、現場の教員の問題ではなくて、組織の、事前に対応をとるべきだったか、もしくは無理だったのかというあたりが中心に争われたのが控訴審だったのだが、県が被告として控訴の理由として求めていた部分は全く審理されなかったが、その辺の進行なり流れについてはどうお考えか。

■村井知事

 これは裁判所がそのように判断をされたわけでございますので、それについては現時点においては特にコメントすることはございません。

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蔵王山の噴火対策について

◆Q

 先週、草津の本白根山で噴火があった。蔵王の方でもその対策をされていると思うが、その進捗(ちょく)状況を教えてほしい。

■村井知事

 実は1月23日に、蔵王山火山防災協議会の幹事会を開催いたしました。そこで避難促進施設の選定基準を定めたわけでございます。火山災害警戒地域内にあって、火山現象の発生時において利用者の円滑かつ迅速な避難を確保する必要があると認められ、市町村地域防災計画に施設の名称および所在地が記載された施設を選定するということになりました。このように、いざというときの備えは着々と進めているということでございます。
また、今回の草津の問題を踏まえまして、やはり事前に予知をいかに進めていくのかということが大切だと考えますので、そういった点につきましても、より観測体制を充実できるように努力していきたいと思います。

◆Q

 特段何か新たな警戒体制を敷くとかというのは、現状具体的なものはないということか。

■村井知事

 はい、そうですね。今のところ非常に落ち着いているということでございますので、県において特段の対応をすぐにとるということではありません。

◆Q

 こういう火山災害が起きると、どうしても観光客の皆さんは火山の近くは不安だという意識が(生じ)、実際現地ではお客さんが減っているようだが、あらためて蔵王周辺の観光への影響であったり、あるいは安全その他の認識だったりを伺う。

■村井知事

 現地においては全く安全でございますし、安定しております。蔵王については観光客の皆さまに対しても影響は、出ていないと考えております。やはり何よりも大切なのは、情報を適時適切、そして危険を予知したときには早めに伝えて避難していただくということが大切だと思いますので、そういったことを考えながら、この協議会、また協議会の幹事会を開催しております。観光客の皆さまに被害が及ばないように、これからも最善の配慮をいたしますので、安心してお越しいただきたいと思います。

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ユナイテッド航空の仙台-グアム線の休止について

◆Q

 ユナイテッド航空の仙台-グアム便が、主に北朝鮮のミサイル関連で乗客が減ってしまったということを理由に、4月末以降、運航を休止するという話が出ている。去年の秋ぐらいからだいぶ客足が減ったようだが、そのあたりについて県の受け止めを伺う。

■村井知事

 仙台-グアム線は、平成2年7月から長きにわたって運航されてまいりました歴史ある路線でございまして、このたびの運休は大変残念に思います。私も、ユナイテッド航空を使って仙台からグアムに行って、ごあいさつに伺ったこともございました。非常に観光地としては素晴らしいところでございまして、宮城県、東北の皆さまがこの仙台-グアム線を今まで多数使っていただいておりましたので、運休に至ったということは本当に残念に思います。ただ、これは国際情勢の事情によるものでございますので、宮城県の力では解決がなかなか難しい問題でもございました。引き続き運航再開に向けて、今後の国際情勢を注視しながら、アウトバウンドの需要喚起に努めていかなければならないと考えております。

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