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宮城県知事記者会見(平成28年1月5日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月5日更新

知事定例記者会見

「観光王国みやぎ旅行割引(第4期)」について

■村井知事

 皆さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 「どどーんと新春お年玉観光王国みやぎ旅行割引(第4期)」、発表させていただきたいと思います。これは宮城県から県民の皆さまへのお年玉でございますので、ぜひ旅行に行っていただきたい、このように思います。

 この第4期の旅行割引は、これまでと異なり、インターネットの販売のみということになります。旅行会社の店頭での販売はいたしません。インターネット販売のみです。理由は、旅行会社では準備がどうしても間に合わないということです。それ以外の基本的な内容は今までと変わりません。

 販売の期間は、1月12日の10時から2月28日まででございますが、期間途中で売り切れた場合は販売を終了いたします。対象宿泊期間でございますが、1月16日から2月29日のチェックアウト分までとなります。対象宿泊施設は宮城県内の宿泊施設でございますが、仙台市については秋保温泉と作並温泉の地域に限定をさせていただきました。旅行割引は宿泊代金が最大5割引きです。ただし、割引はお一人1泊1万円までということにさせていただきます。宿泊数はおおむね2万7千泊を予定しております。

 その他、今回は、宿泊とリフト券や樹氷観賞ツアーなどがセットになった宿泊プランも割引の対象となります。ぜひ県内のスキー場でスキーやスノーボードをお楽しみいただきたいと思います。そのほか、蔵王エリア限定の宿泊割引クーポンや、宿泊代金の最大5割引きとセットでお土産も3割引きとなる「お土産付き宿泊プラン」の販売も実施いたします。

 対象となる冬の時期は、宮城県内では、樹氷や渡り鳥の越冬地の伊豆沼、内沼などのほか、冬の味覚の代表、カキなどさまざまな観光が楽しめます。この機会を利用してぜひ県民の皆さまに宮城県内を旅行していただきたいと思います。詳しくは観光課の旅行割引特設ページをご覧いただきたいと思います。私からは以上でございます。

◆Q

 今回、この時期、1月から2月にかけての宮城の観光地で、県内の方にこういうところに行ってほしい、あるいは県外の方はこういうところを訪ねてほしいという知事としての宣伝はあるか。

■村井知事

 ここに行ってほしいというのは特にありませんけれども、今まさに宮城県内どこに行きましても、宮城の冬を楽しめる時期でありますし、食べ物も非常においしい時期でありますので、あちらこちらにぜひ足を運んでいただきたいと思います。ぜひ皆さんも行ってください。これは地方創生の予算を使ったものですね。今年度中で予算が終わってしまいますので、ぜひ使っていただきたい。

◆Q

 蔵王エリア限定のクーポンがあるが、これを見ると、蔵王エリア限定のクーポンと一般の割引クーポン(宿泊代金割引クーポン)の違いがよく分からない。蔵王エリア限定にするとお得になる部分はどこか。

■担当課

 資料の裏をご覧いただきたいと思います。

 県内全域で使えるクーポンもございますけれども、蔵王限定、蔵王町と川崎町のみで使えるクーポンがございまして、割引率などは同一でございます。蔵王エリアの観光客を回復させるという目的で、蔵王エリアだけで使えるクーポンを設定しているということでございます。

◆Q

 割引率が同一だと選択肢の幅が広いという意味では一般のほうに集中してしまうのではないかという気がする。知事も言ったように、どこに行ってほしいというのは特にないということだったので、蔵王エリア限定を作った理由は何か。

■担当課

 昨年の蔵王の火口周辺警報の影響で、現在もまだ観光客が若干落ち込んでいる状況がありますので、観光客回復のために蔵王エリアでの限定のクーポンを設定したということでございます。金額で見ますと、割引クーポンは、全県のものと金額が異なりますが、蔵王エリアの宿泊料金なども勘案しまして設定しているものでございます。

■村井知事

 つまり、それほど大きな差はないようですけれども、蔵王だけ特別に予算をとっています。つまり一般の宿泊代金割引クーポンを使い切ってしまったら蔵王エリアの予算を使うということではなくて、蔵王エリアは別枠予算をとっていると、そういうふうに解釈してもらえると。だから、サービス内容自体はあまり変わっていないんですよね。

◆Q

 蔵王クーポンのほうをたくさん売るということか。

■担当課

 必ずしもそうではないんですけれども、基本的には先ほど知事も申し上げたように全体を売りますし、それから蔵王について金額が違うというのは、蔵王の地域で使いやすいように金額を少し変えて売り出しているということで、両方同じように売りたいということです。

■村井知事

 一般のほうで蔵王も行けますので、まず一般のほうをどんどん使ってもらって良いと思うんですけれども、売り切れたら全部終わりではなくて、蔵王だけ残っていますよという形を考えたということですね。

◆Q

 この冬の暖冬傾向での、入り込みへの影響みたいなものは出ているか。

■村井知事

 まだ分からないですよね。

■担当課

 はい。今の段階ではまだ分かりません。スキー場では、やはりオープンが遅れておりますので、それは大変心配しています。

◆Q

 そういった今年特有の事情みたいなものに対応しての今回のこの事業というわけではないのか。

■村井知事

 雪が少ないということで考えたわけでは決してないです。これは、11月の終わりごろから準備しないともう間に合いませんので、そのころ雪がどうなるか分かりませんでしたから、雪を見越してやったわけでは決してないということです。今年度中の事業で国の地方創生の予算をかき集めて、せっかくだったらもう一回観光の関係でカンフル剤を打ちたいということです。ちょうどこの時期は「お年玉」という言葉を使えるということでさせていただいたということです。

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今年(平成28年)の一字について

◆Q

 毎年恒例となっているが、2016年、平成28年のテーマについて、言葉として表すのであればどういった言葉か教えてほしい。

■村井知事

 いつも四文字熟語でしたけれども、ややマンネリ化してきているということもあり、私も知事11年目に入りましたので、初心に戻るという意味で、一字で考えてまいりました。

 今年の私の思いを込めた一字は「金(きん)」にさせていただきました。今年は(リオデジャネイロ)オリンピックの年です。宮城県内の選手にぜひ金メダルをとっていただきたいという思いと、県庁一丸となって頑張りまして、今年の終わりには県民の皆さまから宮城県には金メダルをあげると、そう言っていただけるような年にしたいという思いで「金」という言葉にいたしました。

◆Q

 金メダルを県民から頂くために、まず何に取り組んでいこうという考えか。

■村井知事

 復興は計画どおり今進めておりますが、順調に進んでいる部分と、進んでいない部分もやはりございます。例えば指定廃棄物の問題であったり、防潮堤についても一部合意に至っていない部分もございます。そういったようなものは、懸案事項でありますので、できるだけ早く片付けていかなければならないと思っています。同時に、今日、職員への挨拶でも申し上げましたが、3月には拓桃医療療育センターが移転を完了して動き出しますし、多賀城高校の「災害科学科」という新しい学科も設置されます。ドクターヘリの運行や医学部もスタートしますし、空港の民営化もスタートします。また、東北初となります水素燃料自動車が導入されることにもなります。創造的復興としてそういった復興の種をまいてまいりましたが、そういったことが形となって見える年でもあろうかと思いますので、懸案事項をしっかりと片付けながら、県民の皆さまに夢を与えるような、明るさを取り戻していただけるような、より元気になっていただけるような事業にも積極的に取り組んでいくことが重要ではないかと思います。

◆Q

 (平成27年度末に)集中復興期間が終了して(平成28年度から復旧・復興事業費に)地元負担が生じるが、市町村に対してはどういったケアをしていく考えか。

■村井知事

 これはもう市町村に対してというより、個別の事情がそれぞれございますので、35市町村の首長の声をよく聞きながら、きめ細かいケアをしていかなければならないと思っています。具体的にこういったようなことというのはございませんけれども、ご相談があれば何にでも乗っていきたいと思っています。これは知事として、10年間変わらぬ姿勢でずっとやってきたことですけれども、市町村に寄り添う、市町村あっての宮城県という姿勢で今年も臨んでいきたいと思います。

◆Q

 先ほど、克服すべき課題として指定廃棄物や防潮堤を挙げた。共に長く取り組んでいる課題なので、今ここで急に解決の見通しを示すのは難しいかもしれないが、年頭ということで、例えばこれからどれぐらい時間をかけて解決したい、解決できると考えるか。

■村井知事

 指定廃棄物については国の事業でありますので、私どものほうでこうしたいということは申し上げられませんが、一番大切なことはあの廃棄物を一日でも早く処理するということでございますので、8,000ベクレル以下の、市町村が処理する分も含めまして、県としてしっかりと調整の役割を果たしていきたいと私は思っています。国から方針が出れば、それに対して異論を唱えることなく、その方向に沿って県としてしっかりと汗を流していこうと思っています。

 防潮堤については、住民との話し合いがかなり進んできておりますので、粘り強く、一つ一つ合意に向けて努力をしていこうと思っています。残されたところはだんだん小さなところになってきていますので、最後まで住民の皆さんに納得していただきながら効果が出る形になるよう努力をしていこうと思っています。

◆Q

 (県民から)金メダルをもらえるようにという話だが、震災から5年目という時期を間もなく迎える中で、あえて金メダルをもらえるということを踏まえて、知事から県民に対してどういうメッセージをこの年頭に発していきたいか。県民に話しかけるというイメージで話してほしい。

■村井知事

 231万人の県民の方がおられますが、今、宮城県が優先してやらなければならないことは、震災で家や家族を失った方に軸足を置きながら行政サービスに努めていくということがやはり重要だと思っております。災害公営住宅の建設は、来年度中に9割近くが完成すると言われておりますが、1棟でも2棟でも、1室でも2室でも建設が早まるようにしていかなければならないと思っております。また、心のケアの問題等、まだまだやらなければならないソフト事業というものも、これから増えてくると思いますので、そういったところに最大限の努力をしていこうと思っています。その分、被災されなかった県民の皆さまへの行政サービスというものが、震災がなければここまでやっていただけただろうと思う部分が、少し落ちる部分があろうかもしれませんけれども、これは宮城県全体の復興を早めるということでありますので、少し我慢をしていただければと思っています。復興は相当進んできておりますので、あと数年頑張ることによって、宮城県がさらに大きく元気に、震災前よりも元気な県にできると私は思っておりますので、歯を食いしばって、みんなで力を合わせて頑張っていただければと思っています。

◆Q

 先ほど課題として、指定廃棄物、防潮堤についてできるだけ早く(解決したい)という表現をしていたが、この2点以外もしくはこの2点を含めて、今年中に解決しなければいけないものを1つ挙げるとすれば何か。ある一定の方向性をきちんとして、だらだらと積み残した課題はたくさんあると思う。何かしらの結論を出さないといけないものもたくさんあるかと思うが。

■村井知事

 そういうご質問であれば、やはり指定廃棄物の問題だと私は思いますね。やはり、方向を出して動き出す年にしないと、いつまでも分散管理というわけにはいかないだろうと思います。2年間(の保管)を前提にテント等も準備しておりますので、長期間にわたって保管することは前提にしておりませんでしたから、そういった施設のほころびといったようなものも考えていかなければならないかもしれません。従って、年内には方向性を出して動き出せるような、そういう年にしなければならないと私は思っています。

 防潮堤については相手のあることですので、拙速に事を運ぼうとして、それによって齟齬(そご)を生じてしまっては意味がありませんから、これは多少時間がかかっても、復興予算の使える期間というのを見ながら、粘り強く被災者の皆さまと話をしていければと思っています。

◆Q

 指定廃棄物の問題を解決しなければいけないということだが、先ほど指定廃棄物は国の事業だと言った。一体県は何ができるのか。

■村井知事

 これは国の事業ということになっていますので、私はやはり、国から方針を示されたら、その方針に基づいて処理ができるように、市町村や県民の皆さまとの間に入って調整役を図るということが何よりも重要だと思っています。今までもそうしてまいりましたし、今後もそのようなつもりでやるということです。

◆Q

 ということは、まずは国の方針が出ない限りは県としても。

■村井知事

 動けないですね。

◆Q

 それ(国の方針)が長引けば、また解決できない可能性もあるということか。

■村井知事

 そうですね。ですから、早く方針を出してほしいということはたびたびお願いしております。

◆Q

 指定廃棄物の最終処分場建設場所が仮に決まったとしても、工事等があり、すぐに持ち込めるわけではない。ある程度、一時保管が続かざるを得ないようなことも考えられると思うが、行き先が決まらない間に一時保管のものをどうにかしようという考えはあるか。

■村井知事

 これは私の一存でできることではないんです。これもまずは国の考え方を聞かなければどうしようもないと思います。どこかに集約をするだとかこのまま固定化をするということになれば、期間を延ばすということを認めたことになりますので、私がというよりも、市町村長として「はい、分かりました」ということにはならないだろうと思います。やはり一番お困りなのは、保管をされている方、その周辺の方、市町村なんです。従って、私はやはり、そちらのほうに寄り添わなければならないというふうに思っていますから、まずは市町村あるいは保管をされている方のご意見をしっかり聞きながら、その立場で考えていくべきだろうと思っています。

◆Q

 先ほど被災された方の心のケアという話をしたが、実際震災でご家族を亡くされた方々は、震災から何年たったから回復したとかそういったものではないと思うが、行政としてそういった方々に対するケアとはどういうものが考えられるか。

■村井知事

 医療、介護、福祉、教育、あるいは警察も関わってくる部分もあるかもしれません。こういったようなことをつなぎ合わせて対応していくことがやはり重要だと思います。この問題についてはここが窓口でここに全てをやらせるということではなく、行政として横の連携をとることも必要ですし、国や市町村としっかり連携をとっていくということも必要だと思います。また、マスコミの皆さんと協力していくということも非常に重要だと思います。誰かの責任ということではなく、やはりみんなでケアをしていくと、それが非常に重要だと思います。被災者の皆さんといろいろな話をしておりますと、泣きながらお話しなさる方もおり、ほったらかしにされるのが一番嫌なんだ、寂しいんだ、心配なんだと。寂しい、心配だというのが本音の部分だと思いますので、そういったところに注目していくことが重要ではないかと思うんですけれどもね。

◆Q

 具体の事業として何か考えていることはあるか。

■村井知事

 今のところは、既にいろいろな取り組みをやっておりますので、これに新たな取り組み(を行う)ということは考えておりませんけれども、恐らく時間がたつにつれて別のステージに移っていくことになろうかと思いますから、それに合わせて市町村の意見も聞きながら対応を協議していきたいと思っています。

◆Q

 別のステージに移っていくとは。

■村井知事

 だんだん時間がたちますので、当然、今仮設住宅に入っている方たちが、来年度中には、今年の終わりぐらいまでにはほとんど災害公営住宅に移れるような状況になってくるわけです。そうなるとまたコミュニティーの問題等が発生してきますので、そこで心のケアの問題などの新たな問題、子どもの教育の問題、仕事の問題などいろいろな問題が出てくる可能性がありますので、そういったようなところにステージが移ってくるというような意味で言いました。

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県庁全体の今年の意気込みについて

◆Q

 先ほどの訓示で職員に向けて発した言葉があったが、「電通鬼十則」、「裏十則」の話も面白く大変興味深かった。県民に向けて、県庁を今年はこういう組織にしていく、県庁全体でこういうことをやっていく、県庁全体として今年はこういうカラーで頑張っていくというトップとしての意気込みを伺う。

■村井知事

知事になって11年目に入りましたけれども、私なりにずっと努めてきたことは、県庁のエネルギーをできるだけ外に向けさせるようにしてきました。前浅野(史郎)県政のときには、情報公開であったり、カラ出張であったり、食糧費の問題、どちらかというと内向きの改革にエネルギーが注がれました。それはそれで非常に成果があったし、私は評価をしているんですけれども、私はこれだけ優秀なスタッフがいてそればかりではもったいないなと県議会議員のときにずっと思っていました。そこで、知事になってからは、とにかく外に向かってエネルギーを注ごうと。県庁にいて一生懸命文書を作ることも重要だけれども、できるだけ県庁の外に出て県民に触れ合って、そして県民の声を聞いたり企業の声を聞いて、それを政策に生かしていくような、そういう県庁に変えていこうというお話をさせていただきました。民間との会合にも積極的に出て、時には酒を酌み交わしながら本音を聞くことも県職員として重要なことじゃないのかということをずっと言い続けていました。

 それが県庁内にかなり浸透してきたなというふうに思っています。今年はさらにそういうことをより成果が出るような年にしたいという思いで、先ほど「鬼十則」の話をさせていただきました。ただ、公務員という仕事の中で、やや積極性に欠ける職員がいるのではないかなというのも危惧されましたので、あわせて「裏十則」というのも紹介をし、君らは絶対「裏十則」のような生き方をしないでほしいと、「鬼十則」でいこうやということをお話させていただいたということです。

◆Q

 職員一人一人が外に目を向けてエネルギーを発していってほしいと、そういった組織にしていきたいということか。

■村井知事

 はい。

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