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宮城県知事記者会見(平成27年12月22日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年12月22日更新

知事定例記者会見

指定廃棄物最終処分場選定問題について

◆Q

 今月(12月)13日に市町村長会議が開かれて約1週間たった。国では持ち帰って検討したいという話だが、その後、環境省から県に連絡等はあったか。

■村井知事

 政務三役から私に対しましても、事務方から事務方に対しましても、何の連絡もございません。

◆Q

 国主体の事業だと思うが、今後県の対応としてスケジュール的に見えているものはあるか。

■村井知事

 これはあくまでも私の推測ですけれども、今、国は宮城県にあります指定廃棄物の放射能レベルを再調査している最中でして、その結果が出てから、恐らく何らかの検討を加えて返事があるものと思っております。いずれにいたしましても今はもう冬の時期で、3候補地(栗原市、大和町、加美町)とも(調査に)入れない状況でございますので、私どもといたしましては、まずは国からの返事を待つべきであろうと思っております。

◆Q

 もう既に2年たっていて、何の連絡もないという今の状況に対して思うことがあれば伺う。

■村井知事

 この間の会議が終わって1週間でありますので、今全量の調査をしている段階で、ここで何らかの返事が来ると考えるのは期待のし過ぎではないかなと思っております。まずは来月中にでも、というお話でございましたので、指定廃棄物の再調査結果を見てからの判断が出ましたら、私どもがそれを受けて、市町村長会議等を開いて意見を集約していきたいと思っています。

◆Q

 市町村長会議の場で、加美町長等から、福島県の仮設焼却施設で処分すればいいのではないかという意見もあったが、それに対して村井知事はどう受け止め、自らの思いはどうかを伺う。

■村井知事

 福島県民からすると、加美町民と同じ意識だと思います。従って、相手のあることでありますので、簡単に福島県という名前を出すのはやはり非常に失礼なのではないかなと思います。もしそういうことをするということであれば、それはそれとしてしっかりと福島県と調整をした上で、行動を起こすべきだろうと思います。突然ああいう形で名前を出してしまいますと、やはり福島県の県民の皆さまの感情を逆なですることになるだろうと思います。私は県外にと言っておりますけれども、福島県に集約というようなことは申し上げておりません。

◆Q

 先ほど何の連絡もないという話だったが、丸川(珠代環境)大臣に今後リーダーシップを発揮してほしいというところがあると思うが、あらためてどういうことを求めるのか。

■村井知事

 私どもはずっと同じスタンスなんです。国がやると決めたならばそれを応援すると。目的は一日も早く処理をすることだということで、今のような分散配置をして、保管をしていただいているような状態をずっと続けることはよくないと。早く処理をすることが最優先だと。そのためには、批判がありましても県は国のやろうとしていることを応援するということをずっと言い続けております。丸川大臣がこうしたいのだと、だから宮城県としては協力をしてほしいと、こうすることが一番早く処理することなのだということを明確に示していただき、行動に移していただければ、これはもう県はどんなことがあっても協力しようと思っています。従って、環境省として、大臣として明確な考え方、方針、具体策を早く示していただきたいと思います。

◆Q

 8,000ベクレル以下の汚染された廃棄物も、指定廃棄物同様、各自治体で一時保管が長期化している。これに関しては市町村が処理責任を負うということで、8,000ベクレル以下の廃棄物処理の対応の仕方について考えを伺う。

■村井知事

 これは一般廃棄物ですので、市町村が処理をするということでありますが、広域で処理をしている場合もございますので、県は今まで積極的に関わってまいりました。また、間に入っていろいろ調整をしてまいりました。実際、利府町そして仙台市においては、処理が進んでいたり、あるいは終了しているわけでありまして、決して(市町村において)できないわけではないということです。また、ほかの県でも8,000ベクレル以下のものの処理をすでに進めているところがございますので、決して無理ではないと思っております。住民が反対されている地域もあろうかと思いますけれども、粘り強く住民の皆さまとの話し合いをするというのは、これは市町村長の仕事だと思っていまして、広域で何らかの処理スキームを作る必要があるという話が出てきた場合には、県としても積極的に関わっていきたいと思っておりますが、これは市町村の事業なのに県が住民説明にまで出ていくというのは、これはやや無理があると思います。私どもも人手が今非常にない中で、懸命にいろいろな事業をやっておりますので、県としてやれることは最大限やりたいと思っておりますが、市町村がやる部分はやはり市町村がしっかりやっていくと。そして、足りない部分を県がお手伝いをするという形でやっていかないと、何もかも県がやってくださいというわけにはいかないだろうと思います。

 その点は市町村長からもご理解を頂いていまして、何もかも県がやれ、国がやれということではなくて、8,000ベクレル以下については市町村長がリーダーシップを発揮してやろうという意識はみんなお持ちなのですけれども、すぐに取りかかれた市町村と、取りかかれていない市町村があるということでありますので、もう少しお時間を頂きたいと思います。

◆Q

 具体的にその処理方法に関しては、一般の廃棄物、ごみと一緒に焼却するのが望ましいのか、それとも新たに最終処分場のような施設を設けるべきなのか、それとも最終処分場のほうにまとめて8,000ベクレル以下も処理すべきなのか、県としてはどのような形が望ましいのか。

■村井知事

 8,000ベクレル以下は一般廃棄物であり、これは8,000を超えないように工夫すれば処理ができますので、私は一般のごみと混焼しながら、市町村が処理をしていくというのが望ましいと思っております。

◆Q

 指定廃棄物の指定の解除について、今環境省はルールづくりをされているようだが、指定の解除について宮城県の意見を伺う。

■村井知事

 新聞にそのことが出たので、すぐに環境省に確認しましたけれども、そのようなことは何も意思決定していないというのが井上(信治)副大臣のお答えでありました。従って、私どもはそれをそのまま受けておりますので、今のところはそのような話は全くないものと思っております。

◆Q

 仮に指定解除がなされた場合は、どのようにお考えか。

■村井知事

 先ほども申し上げましたが、具体的にはまだ何も方針として決まっていないということなので、360度いろいろな方向を検討されているのだろうと思いますので、現時点においてそれに対してコメントをすることは難しいと思います。方針が決まって、宮城県のほうに何らかの返事が来ましたならば、その時点でよく考えます。

◆Q

 指定解除はプラスに働くと思うか、マイナスに働くと思うか。

■村井知事

 分からないです。

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衆議院制度改革について

◆Q

 (12月)16日に有識者調査会で定数10の削減案が出された。小選挙区で宮城、岩手、青森1減ということだが、あらためて受け止めを伺う。

■村井知事

 有識者調査会の(答申案の)結果として出されました。ほかの県のことは分かりませんが、一般的な方向性として定数を減らしていくということは財政負担を軽くするということもございますので、それは間違った方向ではないと思いますが、宮城県の場合は特に沿岸部、6区、5区、4区、3区もそうですが、沿岸部は(東日本大震災において)津波で大きな被害を受けた地域でございまして、それでなくとも人口流出が進んでいるという特殊事情もございます。民意を反映しにくくなるという側面もございますので、できましたならば宮城県においては定数を維持していただきたいという思いは強く持っております。いずれにいたしましても、国会議員の皆さまが身を切る改革ということになりますので、よくご議論なされまして、方向性を早く出していただきたいと思っております。

◆Q

 今、知事が、人口流出も激しい地域であり、宮城としては維持してほしいという気持ちもあるということだが、では実際に被災地での国会議員の役割というのは、この5年間でどの程度発揮されたものなのか、知事のお考えを伺う。

■村井知事

 宮城県の地元の国会議員の皆さんは本当によく頑張ってくれていると思っており、私は評価をし、感謝をしております。特に、震災当初は民主党政権でありました。民主党の国会議員の皆さまに懸命にお願いをいたしまして、特例的な財源の確保、そして特区制度といったような特例的な制度をスピーディーに作っていただいたおかげで、何とか財政破綻をするということなく、ここまで来られたと思っています。また、政権が自公政権になりましてからは、与党の議員、野党の議員、協力をしながら懸命にわれわれ(被害県等)の要望を聞いて、国に働きかけてくださっております。全てがスムーズだとは決して言えませんけれども、ここまで来られましたのは与野党の国会議員が協力をして懸命に頑張ってきてくださったおかげだと思っております。そういった意味からも、やはり一定数の国会議員は地元には必要だと私は思っております。

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夫婦別姓に関する最高裁判決について

◆Q

 最高裁で夫婦同姓を合憲とする判決が出たが、知事の受け止めを伺う。

■村井知事

 夫婦同姓は合憲であるという判断が示されました。これは最高裁の判断でございますので、極めて重いと思っています。ただ同時に、選択的夫婦別姓の導入の可否については明確な判断は示されず、国会において結論を出すべきだというふうになったわけであります。この結果をしっかり受け止めまして、国会でよく議論をしていただきたいと思います。

◆Q

 判決では、同じように通姓の利用について、社会的な利用促進というか、もっと認めるべきだという意見もあったと認識している。宮城県のスタンスとして、実際通姓で働いている方もいるのかどうかを含め、今の宮城県の状況はいかがか。

■村井知事

 県庁は通姓といいますか、旧姓で働いている方はたくさんおられます。それは全く問題なしですね。

◆Q

 知事自身は県議時代に超党派の勉強会をしたときには、夫婦別姓については反対の意見だったと思うが、それを踏まえた上で今回の判決をどう受け止めているか。

■村井知事

 あくまでも最高裁の判断でございますから、これはもう私個人の考え方、思想信条を挟む余地はないと思ってございまして、この判断を最優先にするべきだと思っております。先ほども申し上げましたけれども、別姓については国会に判断を委ねるということでございますから、同姓がいいという方、また選択的に別姓でもいいんじゃないかという方がおられますので、それぞれ主張としては間違っていないと思う部分もございます。従って、よく両方の意見を聞いた上で判断をしていただきたいと思います。

◆Q

 知事自身は今もその考えは変わらないか。

■村井知事

 私個人は、私ども夫婦も、結婚して女房が私の姓に入って28年仲良くやっており、特に大きな問題はございませんでしたから、別姓で特に問題があるとは思っておりません。しかし国民の皆さまの中には、選択的に別姓にした方がいいのではないかという声も確かにあるのは事実でございます。そういった方の意見もしっかり斟酌しながらやっていくというのは、これは政治家でございますから、知事という立場でお答えをするならば、両方の意見をよく聞いて国会においてご判断をしていただきたいということになります。

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北海道新幹線の開業について

◆Q

 JR北海道がダイヤを発表し、東京-新函館北斗駅が最速で4時間2分、仙台-函館が2時間30分(で運行可能)ということで、北海道新幹線開業による宮城への経済効果、影響をどのように見るか。

■村井知事

 2時間30分の距離でございますので、時間的に非常に距離が縮まったと言えると思います。今までは飛行機しか使ってこなかった方が新幹線を使われることも増えると思いますし、またこの機会に関東圏から北海道に新幹線を使って行きたいという方もかなりおられるようでありまして、そういった方がちょうど中間あたりの宮城あるいは盛岡、こういったところで足を止めてくださるのではないかという効果も期待できます。従って、われわれといたしましては、諸手を挙げて賛成ですし、応援をしていきたいと思っております。大変喜んでおります。

◆Q

 例えば函館圏から観光客を誘致するなど、県としての今後の取り組み等で計画されているものはあるか。

■村井知事

 今まで北海道の皆さんをターゲットに、特に中学校の教育旅行の誘致に取り組んできました。今度は新幹線ができるわけですから、一般観光客の誘致にも取り組んでいかなければならないと思います。来年の6月には函館におきまして、JR東日本仙台支社と連携して官民一体となった観光キャラバンを実施したいと思っています。どんどん仕掛けていって、函館から、北海道からお客さんを呼び込むようにしていきたいと思っています。

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仙台市の地下鉄東西線開業について

◆Q

 地下鉄東西線が開業して約2週間だが、当初目標としていた乗客数を下回っている状況について、知事のコメントを頂きたい。

■村井知事

 東側はまだ周辺開発が途上でございますので、これが進めば間違いなく利用者は増えてくると思います。宮城県の例を出すと、仙台空港アクセス鉄道は当初利用者が非常に少なくて批判も多かったわけですが、周辺開発が進み、また上下分離というようなことも実施し、仙台空港の活性化に力を入れた結果、だんだん黒字化になってまいりました。西側に動物園を抱え、東側には水族館、仙台港等のにぎわいの場を持っておりますので、周辺開発と、そしていろいろな仕掛けをすることによって、利用者は増えていくと見ております。

 昨日(12月20日)、南北線に乗り、仙台から長町南に行って、映画のイベントに出たんのですけれども、道が混んでいるといけないので行きも帰りも地下鉄を使いました。当初は南北線も非常に利用者が少なかったんのですが、かなり利用者が増えてきまして、昨日も混んでいました。そういったようなことを考えますと、少し長い目で見てあげるべきではないかと思います。また、仙台のステータスを高めるという観点から考えましても、地下鉄が南北、東西に走ったということは、非常に意義があることだと思ってございまして、仙台市がここまで頑張ってこられたことに心から敬意を表したいと思っています。これから特に仙台港のいろいろな仕掛けを、仙台市と一緒にやっていきたいなと思っています。これは県もかかわった大事業ですので、頑張っていこうと思っています。今日も幹部会でそのような指示を出しました。

◆Q

 仙台港の仕掛けというのを、もう少し具体的なイメージや知事の考えを教えてほしい。

■村井知事

 これはまだ具体的なものはないのですけれども、仙台港は水族館があって、アウトレットモールがあって、港があって、夢メッセがあって、いろいろな店も集約しております。観覧車もございますね。キリンビール等の会社もあるということですので、ばらばらにやるのではなくて、県と市が一緒になっていろいろなイベントを仕掛けていくことによって、みんなにとってプラスになる相乗効果が得られるのではないかなと思っております。これからよく考えていきたいと思っています。その仕掛けをやろうじゃないかという指示を出したということです。

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脱原発県議の会について

◆Q

 先週、脱原発県議の会が発足した。女川原発の再稼働にも反対していく立場で、20人という人数で過半数には達していない。さまざまな意見はあるが、最終的な再稼働の判断にこの会の意見が影響を与える可能性はあるのか、あるいは知事として、あくまで県議会全体の意見を聞いていくというこれまでの立場なのか、伺いたい。

■村井知事

 県議会でどのようなグループを作って、機縁を作る、勉強会をする、これはもう議員の皆さまのご判断でできるものでございますので、口を挟むものではないと思っております。議会の中でよくご議論いただきたいと思っています。何をやるにしても賛否は分かれますので、私どもといたしましては判断をするときには、議員の皆さまの判断、また県民の皆さまの判断、この問題は市町村もかかわってくると思いますので、市町村の皆さまの判断、いろいろなお話を聞きながら総合的に考えていくことになると思います。当然この脱原発県議の会の議員の皆さまの意見等もいろいろ聞かせていただく機会はあるだろうと思います。この会に私が行くというのではなく、議会の場においてそれぞれの議員がご発言をなさることはしっかり耳を傾けたいと思っております。

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今年の漢字について

◆Q

 先日、今年の漢字「安」が発表されたが、それについて知事の受け止めと、知事であれば今年を漢字1文字であらわすならば、何の漢字がいいと思うか。

■村井知事

 清水寺の森貫主さんが「安」という字を書かれました。大変達筆で、なるほど今年の1字だなという気がいたしました。安全安心な社会を作っていただきたいという思いがよく伝わってきたと思っております。

 今急に言われたのでふと思った私の1字は、少しずつ復興が前に進んでおりますので、「進」という字がふさわしいのではないかなと思います。再生期に入って、復興がだんだん感じられる、実感できるような年になったのではないかと思います。さらに復興が進むように来年も頑張っていこうと思っております。

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