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宮城県知事記者会見(平成23年2月21日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年9月10日更新

民主党議員の会派離脱について

Q

 先週、民主党執行部の小沢さんへの処分に反発して、16人の議員が会派離脱を表明したが、その件について知事の考えを伺いたい。

村井知事

 昔、政党に所属していた者として見ましたならば、自分たちの意見と違うことがあったとしても、民主党という組織に属した以上は、やはり足並みをそろえて党の考え方に自分たちの考えも合わせていくという努力をされるべきではないかなという印象を受けました。ああいう行動をすることによって、民主党がばらばらだというイメージを国民の皆さんに与えてしまったということは、政府にとっても悪影響を及ぼすだろうと思っております。私はあまり好ましいことではないと思っております。

阿久根市議会のリコール成立について

Q

 昨日(20日)、阿久根市議会リコール(解散請求)の住民投票で、賛成が過半数に達し解散が確実になったが、その件についてどう思われるか。また、その要因についての考えを伺う。

村井知事

 私は報道で事実を知るのみでございますので、詳しいことは分かりません。住民の皆さんの意思がそのようであったということならば、それは民主主義でございますので十分に尊重されるべきだろうと思います。いたずらに混乱に至ったということについて、(前)市長にも責任がありますが、議会側にも責任があるという市民の判断が下されたものと受け止めております。

 要因については、恐らく議会がしっかりとした本来の機能を果たさなかったというふうに、市民の目に映ったのではないかと思います。私も県議会議員でありましたので、私なりに感じるものもあるんですが、市長が議会を開かなかったわけですので、議会として本来の機能を発揮したくてもできなかったという思いは個々の議員の方がお持ちではないかなと思います。私が県議会議員のときに同じような状況に陥れば、きっとそのような感じを持っただろうと思います。

Q

 市長選では市長が落選となって、今回市長の改革に反対する議会も解散となるわけだが、そのずれに関してはどう思われるか。

村井知事

 恐らくずれというよりも、市民感覚としてはけんか両成敗ということだったのではないかなと思います。お互いそれぞれ言い分はあろうかと思いますが、市民にはそのように映って、お互い責任を取りなさいという判断が下されたものと思います。

Q

 今回、選挙が連続したことで、市民の間に市政の改革というところで選挙による負担が大きいという声もあるようだが、その辺についてはどうか。

村井知事

 そうですね、何度も選挙をやりますとお金がかかる、これはもう間違いないことです。ただ、市民の皆さんが選択したことですので、これはもう民主主義の代償としてやむを得ないことだと思います。

セントラル自動車の新工場について

Q

 先日16日にセントラル自動車の工場の開所式があったが、新工場をご覧になった感想を伺う。

村井知事

 マスコミの皆さんには一部のみ公開されたようでありますが、マスコミの皆さんよりはたくさん中を見せていただきました。私は素人ですので詳しいことは分かりません。ただ、「従来はこういうやり方をやっておりましたけれども今回はこういうやり方をしました、これが最新のラインなんです」というような説明を受けました。「なるほどな、さすがトヨタさんだな、よくここまで工夫をされているな」と目を見張るものがたくさんございました。ぜひ1台でも多くの車を生産していただきたいと思います。

Q

 トヨタの副社長が将来的にはハイブリッド車の生産も視野に入れているという発言をされたが、この点に関し宮城県知事としての感想はいかがか。

村井知事

 ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、また電気自動車、こういった次世代の車を作っていただきますと、さらに県民の皆さまに夢を与えていただくことになりますので、そういった車の生産にまでぜひ手を広げていただきたいと願っております。

県環境事業公社の未完工事への支払い問題について

Q

 県出資の環境事業公社が、工事が完了していない業者に対して(約)2,600万円もの代金を既に支払っているという状況があるようだが、この件についての知事の受け止めと、指導する立場にある県としての対応があれば伺う。

村井知事

 私は報道で初めてこの事実を知りまして、今日(21日)早速幹部会でも報告を受け、担当職員から説明も受けました。(小鶴沢最終処分場の排水の散布については、)公共用水域への流出は確認されませんでしたので、廃棄物処理法違反とまでは言えません。しかし、大変不適切な行為であったと考えておりまして、今日(21日)文書により厳重注意を行いたいと考えております。

 (未完工事への代金の支払いについては、)説明を聞いた範囲では、業者の方は一つ一つ工事内容について環境事業公社の方と協議をしながら進めていったということでございますので、一方的に業者の責任とは言えないと思っておりまして、そういう認識のもとに業者にお金が支払われたと思っております。

 一番大切なことは、そういった排水がしっかりとクリーンな状態になって、問題のない状態で下水管に流れていくようにするということが大切でございますので、まずは早急にそのような措置をとっていただきたいと思いますし、その上で今後このような問題が二度と起こらないよう強く指導してまいりたいと考えております。

Q

 厳重注意は、汚水というか、水を敷地内にまいていた件に関してということか。

村井知事

 そういうことですね。

Q

 その業者に工事代金を払っていた部分については、それはやむを得ないという認識なのか。

村井知事

 もう少し詳しく事情を確認しなければ分かりませんが、今説明を聞いた段階では、その状況の中では一方的に工事業者に責任があったものではないと考えております。

Q

 普通の感覚だと工事が完成していない、あるいは失敗したということであれば、その代金でやり直させるか、あるいは契約自体を解除するなどして多額な代金を支払うことはあまりないように思う。少し不自然な支払いではないかという気がするが、知事の感想としてはいかがか。

村井知事

 もう少し詳しく話を聞き、調べてみなければ分かりませんが、今年の1月19日の段階で公社と施工業者の間で覚書を締結し、工事金額のうち700万円余を減額するということで、一部業者側にも責任を負わせるという形にはしたようであります。ただ、先ほど言ったように、しっかりと協議をした上で話を進めていたということでございますので、公社の責任もあるという判断をしたものだと思っております。

議会ウオッチャー・仙台の議員評価について

Q

 議会ウオッチャー・仙台の仙台市議会議員を本会議での態度や質問内容などを分析、評価して、市民が議会を採点するという動きに対して、評価する声がある一方、本会議の場面だけをとらえて議員を評価するのはどうかという声もある。議員経験者である知事は、こういう動きをどうとらえているか。

村井知事

 今回の議会ウオッチャー・仙台の活動につきましては、多くおられる仙台市民の中の一部の方たちの評価だというふうに受け止めております。それはそれで、どなたがどういう評価を下そうが、それは皆さまの自由でございますので、一つの評価という受け止め方をすべきだと思っております。市民の皆さま、有権者が議会の活動に関心を持つということは、これは好ましいことだと思っております。ただ、今お話しいただいたように、議員の活動というのは非常に幅広でございまして、本会議場に臨む前にはいろいろな調整もしておりますし、勉強会もしております。そういった見えない努力というものが全く評価をされていないという印象も受けました。もう少し総合的に評価をされるべきでないかと思います。

 ベテランの議員の皆さんは、若い人たちを育てるということもありまして、比較的優先的に若い議員の皆さまに発言の機会を意図的に与えているということもあります。これはやはり先輩議員の思いやりという部分もありますので、客観的な数字だけではなくて、そういったものもよく見てあげていただきたいなと思います。

 また、議員の皆さんの質問内容によって、執行部が動くということもありますし、ただ質問に答えてしまってそれで終わってしまうということもあるでしょうから、提案、提言型の内容でどれだけ大きな影響力を与えたのかというようなものも、なかなか数字では推し量れないものがあろうかと思います。私は、一つの切り口だけで、ああいう点数化、数値化して、しかも選挙の前にマスコミの前で公表するということは、あまり好ましいことではないのではないかとは思っております。ただ、これはやはり市民の権利でもありますので、否定するものではありません。

調査捕鯨の中止について

Q

 先週、国が調査捕鯨の中止を決めた。(石巻の)牡鹿の方に捕鯨基地もあるが、宮城県にとっての影響など知事として中止の判断をどう受け止めるか。

村井知事

 石巻地域を拠点とする船(員)の中には、南極海域に出ている船(員)もいるということでございまして、少なからず影響は出てくるものと思っております。鯨肉の価格が上がってきそうということもありまして、鯨肉を食べるというのはわれわれの一つの食文化でございますので、しっかりと実態、鯨の数を調査するという調査目的を果たしつつ、捕獲した鯨を国民が食するといったようなことはしっかりと残していくべきものであると考えております。甚だ今回中止に至った経緯というのが、違法な妨害活動と言っていいかと思うんですけれども、そういったものが理由でございますので、国民として許せない行為、非常に暴力的な行為だと思っております。ぜひ政府はしっかりと抗議をしていただきたいと思います。

チリ中部沿岸地震に伴う津波から1年たって

Q

 チリ大地震津波が起きてから間もなく1年になるが、それに対する感想を伺う。また、これまでに行われた国の対策への評価と、予算を組んだ県の対策の自己評価について伺う。

村井知事

 2月28日に津波が起こりまして1年ということになります。予想以上に大きな被害でありましたので、一時はもう養殖業が成り立たなくなるのではないかという危機感を持っておりました。しかし、生産者の皆さまの努力、また国の支援もございまして、津波の前というところまでは至っておりませんけれども、相当程度生産量が回復をしてきております。大変喜ばしいことだと思っております。あらためて生産者の皆さまのご努力に敬意を表したいと思います。

 ここに至るまで、国も従来の基準を緩和いたしまして手厚い支援をしてくださいました。非常に感謝をしております。県の対策もできる限り速やかにということを大目標にいたしまして、職員一丸となって頑張りました。生産が順調に回復してきているということをもって、県の支援策もしっかりとできたものと考えております。

 今後は、同じような災害が起こったときに、被害が少しでも低く抑えられるようにしていくということに主眼を置きながら、しっかりとした対応をとってまいりたいと思っております。