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ページの先頭へジャンプここから本文です平成21年9月3日作成 / 資源循環推進課

県庁発の3R(リデュース,リユース,リサイクル)情報 循環通信

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循環通信80号(2009年9月号)目次
記事
 ■平成19年度の県内の産業廃棄物の処理状況についてお知らせします
 ■リサイクルの話・・・・・自動車リサイクル法とエコカー補助の関係について
 ■特集1「おらほの街の3R」・・・・・東松島市の取組紹介
 ■特集2「産廃税使途事業紹介」・・・・・廃棄物対策課の事業紹介
 ■インターンシップ制度により大学生が職場体験を行いました
 ■産業廃棄物の適正処理の推進に関する協定の申込受付が開始されます
 ■資源循環コーディネーター活動日誌
編集後記
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平成19年度の県内の産業廃棄物の処理状況についてお知らせします

 県では,各種施策の検討等の基礎資料とするため産業廃棄物の処理状況を調査しておりますが(宮城県産業廃棄物等実態調査),この度,平成19年度における調査結果をお知らせいたします。
処理状況のグラフ


1 処理状況
 平成19年度の1年間に宮城県内で発生した廃棄物の量は11,172千tです。このうち,再生利用量は3,344千t(再生利用率29.9%),減量化量は7,615千t(68.2%),最終処分量は211千t(最終処分率1.9%)などとなっています。



排出量の種類別内訳のグラフ2 排出量
 排出量を業種別にみると,製造業が5,539千t(49.6%)で最も多く,次いで,農業が2,001千t(17.9%),建設業が1,492千t(13.4%),電気・水道業が1,475千t(13.2%)等となっており,これら4業種で全体の94%を占めています。
排出量を種類別にみると,汚泥が7,030千t(62.9%)で最も多く,次いで,家畜ふん尿が1,998千t(17.9%),がれき類が1,260千t(11.3%)等となっており,これら3種類で全体の92.1%を占めています。



再生利用量の種類別内訳のグラフ3 再生利用量
 再生利用量を種類別に見ると,がれき類が1,162千t(34.7%),家畜ふん尿が1,072千t(32.1%),汚泥が328千t(9.8%),木くず215千t(6.4%)となっており,これら4種類で83%を占めています。





4 最終処分量
最終処分量の種類別内訳のグラフ 最終処分量を種類別に見ると,がれき類が58千t(27.5%),ガラス陶磁器等くずが47千t(22.3%),燃え殻が44千t(20.9%) ,廃プラスチック類26千t(12.3%)となっており,これら4種類で82.9%を占めています。




5 平成15年度以降の推移
 産業廃棄物の排出量は,平成17年度以降11,200千tを下回る水準で推移しています。
 リサイクル率は,平成16年度の29.3%と平成18年度の31.3%の間で推移しています。
 最終処分率は,平成15年度の2.5%から減少傾向となっています。
これまでの推移のグラフ
 
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リサイクルの話・・・・・自動車リサイクル法とエコカー補助の関係について


 最近テレビCMで「子供店長」が宣伝しているエコカー補助という言葉をよく耳にします。

 エコカー補助とは,初回の登録から13年を超えた車を廃車し,一定の環境性能を有する新車に買い換える場合などに普通自動車で最大25万円,軽自動車でも最大12.5万円の補助金が交付されるというものです。この制度は,今年4月10日に発表された国の「経済危機対策」の一環として期限付きでスタートしたものですが,この制度には,自動車リサイクル法のシステムが利用されているので紹介します。

 自動車リサイクル法が施行される以前は,廃車の確認手段として,陸運支局等で行う一時抹消登録および永久抹消登録等の手続きが行われていることを確認する以外に有効な確認方法がありませんでした。しかし,この手続きだけでは,廃車された車がどのように処理されているかを確認することができず,最悪の場合は不法投棄されていた車も少なくありませんでした。一方,自動車リサイクル法では,法に規定されている関係事業者等に原則電子マニフェストによる移動報告を義務付けており,廃車された車がリサイクルのどの段階で現在処理されているかの確認が可能です。補助金の交付と自動車リサイクル法を所管している経済産業省は,このシステムを利用し,対象の廃車にした車が確実にリサイクルされるルートに乗ったことが確認された段階で補助金を交付することとしているようです。

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特集1「おらほの街の3R」・・・・・東松島市の取組紹介
説明会を実施している様子
日曜日の早朝,清掃活動の後に説明会を実施


 東松島市では,平成19年度に『可燃ごみ非常事態宣言』を市民に対して発令しました。これは,当市の可燃ごみを焼却している施設(石巻広域クリーンセンター)において,処理能力を超える量が搬入されていたので,ごみの減量化,分別徹底を促すように発令したものです。その後,積極的に各地区,団体など人が集まる場所へ職員が出向き,東松島市のごみの現状をお知らせしながら,3R(Reduce:排出抑制,Reuse:再使用,Recycle:再資源化)の重要性を伝えてきました。今回は,その中の1つとして,廃品回収への取組みについてご紹介したいと思います。

 当市の廃品回収奨励金は,各団体などが資源ごみを回収し,引取業者に渡すと,業者より買取料金をもらうほかに,市から回収量に単価を乗じた額が助成されるというものです。当市の廃品回収実施団体数は,年々増えてきており,子ども会,主婦の集まり,行政区単位など様々です。そのような中で,ここ数年増加傾向にあるのが,自主防災組織での取組です。自主防災組織は,宮城県沖地震をはじめとする各種災害に備えて事前に訓練や予防活動をしています。廃品回収で得た収益をその運営費や備蓄品購入費に充てているようです。実際に廃品回収に取り組んでいる自主防災組織の代表の方は,「地域でのコミュニケーションが増えた」,「集積所に出るごみの量が減った」,「ごみの分別を子ども達と一緒に学んでいる」,「協働のまちづくりの観点からもコミュニティービジネスとして重要である」などと語ってくれました。廃品回収を通じて,”ごみ”という考え方から”資源”という考え方に変わってきているようです。ごみ排出量の減少もですが,それ以上に市民みなさんの意識を変えさせたのかもしれません。

 行動を急激に変化させることは難しいことですが,意識が変わると少しずつ行動も変わってきます。自分ひとりぐらいやらなくても大丈夫と思っていた方も,”はじめの一歩”に勇気を持ってみましょう!さらに仲間を増やしていただき地域ぐるみで活動してほしいと思います。(東松島市市民生活部環境課 高橋洋介主査)

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特集2「産廃税使途事業紹介」・・・・・廃棄物対策課の事業紹介


  廃棄物の不法投棄防止対策について

1 宮城県の不法投棄防止対策について
 廃棄物の不法投棄等の不適正処理は,自然環境や地域の景観を損なうだけでなく,将来にわたって悪臭・地下水汚染などの公害問題を発生させ,県民の健康や暮らしに様々な影響を及ぼしかねない深刻な問題です。
 宮城県では,廃棄物の不法投棄や排出事業者及び処理業者における不適正処理を防止し,生活環境の保全及び廃棄物処理に対する県民の信頼確保のため,迅速かつ厳正に取り組んできています。さらに,平成17年度より,従来の施策に加え,産業廃棄物税を活用した「産業廃棄物不法投棄監視強化事業」を実施し,不法投棄等不適正処理事案の早期把握・拡大防止を図るための監視強化を中心とした各種取組を強化することにより,不法投棄等不適正処理の根絶を目指しています。

2 産業廃棄物不法投棄監視強化事業概要
(1) 普及・啓発事業
   廃棄物の不法投棄・不適正処理の未然防止を目的とし,県民一人ひとりの廃棄物の適正処理に関する意識を一層高めるため,ラジオ広報等を含めた各種の啓発活動を実施するとともに,処理業者を対象とする講習会を実施しています。
・不法投棄防止広報(ラジオ広報等)
・各種不法投棄防止啓発用資材作成
・処理業者を対象とする講習会の開催

(2) 不法投棄・不適正処理の早期発見・早期対応
   不法投棄等不適正処理事案の早期把握・拡大防止を図るため,従来の不法投棄対策に加え,監視強化を中心とした各種取組を進めています。
・ヘリコプターによる航空パトロール事業
・最終処分場等航空撮影事業
・産廃ガードマン委託事業
(不適正処理の疑いのある場合の24時間体制での継続監視・追跡業務等)
・不法投棄多発地点監視事業(監視カメラの設置等)

(3) 違反行為に対する迅速・厳格な対応
   違反行為に対して,迅速・厳格な対応をすることで,不法投棄等不適正処理の根絶を目指します。
・不法投棄事案現況調査事業(GPS測量,重機開削,廃棄物分析委託等)
・違反企業等に対応する行政処分のための各種情報収集事業

3 事業の成果
 本事業を平成17年度より継続して実施してきていることによって,県内の10トン以上の大規模不法投棄事案の新規発覚件数の減少,県において継続して改善指導を行っている不適正事案の減少などの成果につながっています。しかしながら,依然として不法投棄・不適正保管等の不適正処理がなくならない状況にあることも事実であり,引き続き,大規模不法投棄事案の根絶に向けて取り組んでいくこととしています。

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インターンシップ制度により大学生が職場体験を行いました
企業の説明を受けている様子
企業の説明を受けている様子


 平成21年8月24日,25日の2日間,インターンシップ制度により尚絅学院大学の3年生2名が当課の業務を体験しました。

 24日は当課の概要や取り組みについての説明,25日は排出事業者,再資源化のための中間処理業者,再生資源から製品を作る工場,一般廃棄物の焼却工場など(株式会社一条工務店仙台,株式会社エフピコ東北工場,安部工業株式会社,株式会社オガワエコノス及び仙台市環境局葛岡工場・資源化センター)の視察を行いました。そのお二人から当課の業務を体験しての感想や3R推進に向けての考えを寄せていただきました。尚絅学院大学のお二人の方,御協力いただいた企業の皆様,どうもありがとうございました。


 インターンシップを体験しての感想は,循環型社会形成の重要性です。私たち人間が生活する以上,廃棄物が排出されることはやむを得ません。しかし発生を抑制したり,廃棄物の処理の量を軽減することは大切だと思いました。いくつかの企業を視察しましたが,どの企業にも感じたことは,廃棄物を排出する人が分別をすることで環境負荷軽減に繋がるということです。
 循環型社会形成のためには,3Rが重要になっていますが,その取り組みのために何を行えばいいのでしょうか。必要ないものは買わないや,長くものを使うなど色々ありますが,私は何かをしなければならないと義務化するよりも,いつも頭の中に少しエコのことを考えるだけで,違ってくると思います。その意識が3Rの取り組みに繋がってくるのではないでしょうか。(MCさん)


 産業廃棄物の3R推進のためには,消費者が積極的に環境に配慮した製品を購入すること。無駄のない買い物をし,ゴミが少なくて済む使い方をする。使わなくなった物を工夫して何回も使い続ける。また,いらなくなった物を譲り合う場所を設けることが必要だと思います。
 事業者が製造から廃棄まで責任を持って商品を開発・製造し,消費者が分別しやすいように製品を改良する。廃棄物として出す前に,分別してリサイクル回収時にスムーズに引き取ることが出来るよう配慮すること。事業者だけでなく消費者も廃棄物を減らすように考え,行動することが大切だと思いました。(RFさん)
 

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産業廃棄物の適正処理の推進に関する協定の申込受付が開始されます(平成21年9月15日から10月31日まで)

 宮城県では,産業廃棄物の適正な処理や環境負荷の低減に積極的に努めている産業廃棄物処理業者と協定を締結することで,産業廃棄物の処理の適正化を促進し,県民の生活環境を保全し,ついては環境への負荷の少ない持続的発展が可能な地域社会の構築に寄与することとしています。

 平成20年度は21の産業廃棄物処理業者の方々が宮城県知事と協定を締結し,積極的に産業廃棄物の処理の適正化に取り組み,環境負荷の低減に努めています。

 県は,協定締結事業者に関する情報をホームページに掲載するなど,その周知に努めます。

■ 産業廃棄物を排出する方々へ
 協定締結事業者の情報を,一度,ご確認ください。

■ 産業廃棄物処理業者の方々へ
 産業廃棄物の適正処理や環境負荷の低減に既に取り組んでいる,又はこれから取り組みたいと考えている方は,是非,宮城県知事との協定締結についてご検討ください。

■ 協定制度の詳細,協定締結事業者の情報
 http://www.pref.miyagi.jp/haitai/kyoutei/temp02.htmlをご覧ください。

■ 照会・申込先
 宮城県環境生活部廃棄物対策課施設班(Tel:022-211-2649,E.mail:haitait@pref.miyagi.jp
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資源循環コーディネーター活動日誌
竹内コーディネーター
竹内SJC


 廃食油の資源循環

 現在,天ぷら油等の廃食油はBDF(バイオディーゼル燃料)として利活用されていますが,ディーゼル自動車は排ガス規制により燃料噴射圧の高圧化が求められております。噴射圧の高圧化は燃料温度の高温化につながり,今後のBDF製造は高圧,高温環境にも対応できる次世代品質への適合が重要と考えます。他方,天ぷら油等の集荷量の少ない地域でのBDF製造は,次世代品質への適合および副産物であるグリセリンの処理などの経費が重く感じられて来ると思われます。
 廃食油リサイクルによる廃棄物排出抑止効果,経費節減効果,二酸化炭素排出量削減効果(カーボンニュートラル:有機性資源(バイオマス)を燃焼させるとCO2が発生するが,バイオマスは成長過程で光合成によりCO2を吸収しているため,全体としてCO2の増減には影響しない)の総合的な効果は高く評価されています。しかし,廃食油リサイクルを恒久的なシステムと考えるとすれば,この評価が事業収入として直接経営に結びつく仕組みを創らなければ収益性の増加につながりにくいと感じています。地域によっては,廃食油を簡易精製(グリセリン含有)した油を燃料として使用できる暖房および加熱機器設備を導入または開発し,地域内の廃食油を熱源として地域内で有効利用しているようです。国内クレジット制度(CO2排出量取引)に向けた「メロン栽培農家における重油焚き温水ボイラーから木質バイオマス焚き温水ボイラーへの燃料転換事業」の報告(http://jcdm.jp/items/data/0033_1.pdf)も参考になると考えています。
 いずれにしましても廃食油は,カーボンニュートラルの特性を尊重した資源循環が現在では効果的と考え,それに向けての活動も継続して行きたいと思っております。

<関連情報>資源循環コーディネーターを派遣しております

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編集後記


 「3Rまなびあいブック」をご存知ですか?全国で活躍する3R推進マイスター(容器包装廃棄物排出抑制推進員)が,中心となって容器包装廃棄物の排出を抑制する普及啓発活動に活用してもらうために作成した小冊子です。
 子どもから大人までを対象とし,子ども向けにはクイズ,ゲームなどで遊びながら,循環型社会の大切さを自然に理解できるよう工夫がされており,大人向けでは,「なぜ3Rが必要なの?」と「身近なアイデア実践集」の二部構成になっていて「身近なアイデア実践集」では台所編や収納編に分けられ,行動に移すためのちょっとしたアイデアが多数掲載されています。興味のある方は,ぜひご覧ください。(詳細,ダウンロードは,こちらからhttp://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/index.html

 いつの間にか夜中に耳を澄ますと虫の声がにぎやかだったりして,日一日と周りが秋の装いに変わっているのに気がつく今日この頃です。自分も何かしら暮らしに役立つアイデアをと考えてみるのですが,これはというようなものがなかなか思い浮かびません。みなさんもおすすめアイデアがあればぜひ教えてください。

(金野編集長)
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