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ページの先頭へジャンプここから本文です平成20年4月1日更新/北部地方振興事務所
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株式会社田中酒造店

宮城県加美郡加美町字西町88-1
Tel.0229-63-3005

はじめに

画像:田中酒造店外観

加美町 中新田の商店街の中にあって,江戸の大店を思わせるような漆喰(しっくい)のナマコ壁,重厚な土蔵造りの建物がひときわ異彩を放つ。

現在の社屋は呉服商をしていた当時そのままで,その佇まいは歴史と風情を感じさせる。

田中酒造店の沿革

伊達藩随一の呉服商だった初代 田中林兵衛は,副業として寛政元年(1789年)に酒造業を開始。

伊達家の藩政時代には,代官など4つの会所が置かれた加美郡政治の中心地でもある中新田で「東華正宗」の銘柄で地元を中心に販売し,その酒をこよなく愛した伊達藩重臣であり中新田城主只野図書の「酒銘を真鶴にせよ」との命により,「真鶴」と命名。

なお,「真鶴」を選んだのは,城主の奥方只野真葛が,庭で遊ぶ鶴をこよなく愛し,多くの歌を詠んだためと伝えられている。

蔵の特徴

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麹蓋(こうじぶた)
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いくつも重ねられた麹蓋

創業以来,良質な米と水を使い,200余年に渡って伝統的手法による酒造りを継承している。

その一つが1.5升盛の小さな麹蓋(普通は大きな麹箱に1つ盛で製麹を行う)での手作りの製麹で,重ねられた麹蓋の上下を1日3回入れ替えることによって麹を造り上げている。

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昔ながらの暖気樽(だきだる)

もう一つが,熱の伝わり方がストレートな金属製暖気樽を使用せず,柔らかに熱が伝わり,酵母に優しい木暖気樽を使用した「山廃酒母」造りの手法。県内でも数少ない「山廃造り」は,天然の乳酸菌を用い,普通なら2週間ほどで仕込むところを1ヶ月もの時間をかけ,ゆっくりと仕込む。こうすることで,味に幅が出て,どっしりとしたコクのある酒が仕上がっていく。

蔵人はまるで子育てのように微生物たちの活動を大切に見守り,サポートしている。

原料へのこだわり

水は,奥羽山系の伏流水を使用。くみ上げた地下水をタンクローリーで酒蔵まで運ぶ。良い水を求め,たどり着いたのが現在の水源とのこと。

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ラベル貼りも手作業

宮城を代表する酒造好適米「蔵の華」の開発に尽力した先代社長の 「地酒とは,その土地の米や米生産者と一緒になって造り上げる,それが本当の地酒である」との信念を継承し,県内他の酒蔵では兵庫県の山田錦を多く使っているのに対し,田中酒造店では,ほとんどが県産米を原料としている。

特に,3年ほど前から販売している「田中屋」ラベルの酒は,100%県産米を使用した純米酒で,県内で契約栽培する“山田錦”や“美山錦”にこだわる。

この県産米にかける想いが,純米酒製造販売日本一の宮城県を支えているのだろう。

手間を惜しまない伝統的な手造りと,地元の米へのこだわりが,「のどごしのよい酒」を守り続けている。

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製造部長 中川さん

今後,どのような酒を造っていきたいですか?

取材に応じて下さった,製造部長の中川幸喜さんは,「宮城県産の米にこだわり,今以上に純米酒の種類を増やしていきたい。淡麗な旨い酒,燗でもおいしい酒を造っていきたい」と抱負を話る。

主な銘柄

画像:真鶴 純米大吟醸

真鶴 純米大吟醸

落ち着いて膨らみのある含香。淡麗の中にもコクのある味わい。

  • 原料米:山田錦
  • 精米歩合:40%
  • 日本酒度:+1
  • 酸度:1.3

画像:真鶴 山廃仕込み純米酒・ラベル

真鶴 山廃仕込み純米酒

宮城県産好適米「蔵の華」を原料米とする本格山廃造りの純米酒。芳醇な香りとコクがあり,飲み飽きしない旨口の酒

  • 原料米:蔵の華
  • 精米歩合:60%
  • 日本酒度:+4.5
  • 酸度:1.5

画像:真鶴 純米吟醸・ラベル

真鶴 純米吟醸

宮城県産「美山錦」を原料とする純米吟醸酒。ふくよかな含香。芳醇な風味とまろやかさが特徴。

  • 原料米:美山錦
  • 精米歩合:50%
  • 日本酒度:-1
  • 酸度:1.3

画像:真鶴 純米酒・ラベル

真鶴 純米酒

宮城県を代表する「ササニシキ」を原料とする純米酒。ササニシキの香り・旨みが活きた山廃造りの1本。

  • 原料米:ササニシキ
  • 精米歩合:60%
  • 日本酒度:+2.5
  • 酸度:1.5

画像:田中屋 純米吟醸酒・ラベル

田中屋 純米吟醸酒

大崎産の美山錦を使った純米吟醸酒。芳醇な風味とまろやかさが特徴。

  • 原料米:美山錦
  • 精米歩合:50%
  • 日本酒度:±0
  • 酸度:1.3

季節限定の逸品

画像:しぼりたて原酒・ラベル

しぼりたて原酒 本醸造生原酒

搾ったばかりの新酒をそのまま直ちに瓶詰めしました。フレッシュでダイナミックな新酒の味わいをお楽しみ下さい。12月下旬頃発売

この他にも,3月中旬,9月中旬にも生原酒が発売されます。お楽しみに!

蔵元で発見!

画像:飲んでみらイーンセット

人気のおもしろトリオ
「真鶴・飲んでみらイーンセット」

仙台弁のユニークなネーミングで,楽しくておいしい酒。本醸造原酒“チョット効きすと”,本醸造酒“飲まねすか”,山廃仕込純米酒“うまがすと”の3本セットです。

主な受賞歴

  • 全国新酒鑑評会(平成12,15,17年入賞)
  • 東北清酒鑑評会
  • 宮城県清酒鑑評会

周辺地図

画像:周辺地図、加美町役場のすぐ近く

蔵見学の可否

  • 10〜30人程度なら可
    ただし,事前に申し込みを。
  • 要望あれば試飲可能
  • 毎年2月に加美商工会主催のお祭りがあり,加美町内3つの酒蔵見学会があります。当日受付で,各蔵50名まで参加できます。
    問合せは,加美商工会(電話0229-63-2734)まで
本文ここまでです

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