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ページの先頭へジャンプここから本文です平成16年4月1日更新 / 高校教育課

第2章 生徒の多様な個性や特性に対応した魅力ある高校づくりの推進

 生徒の多様化、中学校卒業者数の減少など、本県の高校教育の抱える諸課題に対応し、魅力ある高校づくりを推進するために、次の諸施策を実施して、本県高校教育の一層の充実を図ります。

1 特色ある学科の設置
 (1)総合学科の設置

 本県ではこれまで、村田高校、宮城野高校、小牛田農林高校、伊具高校、本吉響高校の5校に総合学科を設置してきました。また、平成13年度には栗原農業高校と若柳高校を再編し、総合学科高校となる迫桜高校を開校する予定です。
 なお、平成13年度に新学区制に移行することを踏まえ、今後は原則として新学区制における各地区(南部、中部南、中部北、北部、東部)に総合学科高校を、それぞれ1校以上配置していくよう努めます。

総合学科設置校
南部地区 伊具高校、村田高校
中部南地区
中部北地区 宮城野高校
北部地区 小牛田農林高校、迫桜高校
東部地区 本吉響高校


(2)単位制高校の設置

 現在、単位制を実施している高校は、全日制では前記5校の総合学科高校及び蔵王高校、利府高校、定時制では貞山高校ですが、全県的な配置状況等を勘案しながら、今後も新学区制における各地区に複数校の設置を目指します。平成13年4月に開校予定の迫桜高校においても単位制を導入します。

(3)専門学科の設置及び改編

 これまでも体育科、英語科、美術科など特色ある学科を設置してきましたが、今後も生徒の多様な学習意欲や進路希望に応えるために、高齢化、情報化など社会の変化に対応した魅力ある学科の設置を進めていきます。

2 全日制高校の充実
 普通科高校においては、多様な選択教科・科目の開設や類型制の導入などを進め、各学校の特色化を図っていきます。また、専門学科・総合学科においては、時代の先端的なニーズに対応した高度な知識・技術の習得も求められており、国際化、情報化、科学技術の高度化など社会の動向や産業技術の変化に対応した教育ができるよう、教育課程等の見直しに努めるとともに、地域社会や企業、大学等の教育機関等との相互協力のもとでの体験学習の一層の充実を目指していきます。

3 定時制高校及び通信制高校の充実

 定時制高校及び通信制高校の在学生は、様々な就労形態の勤労青年や中途退学者、生涯学習の一環で学ぶ社会人等、極めて多様化しています。このような状況を考慮し、様々な年齢、学習歴の人々へのきめ細かな対応を一層進めるために、定時制高校における40人未満の学級編制の将来的な可能性について検討するとともに、定時制高校における学習指導体制の整備に努めていきます。また、定時制高校及び通信制高校の全県的な在り方を視野に入れた上で、昼夜間定通併修独立校(定時制と通信制を併設した高校)の設置に向けた検討を進めます。

4 中高一貫教育及び中高連携教育の推進
 6年間のゆとりある学校生活の中で、子ども一人ひとりの個性や能力を伸ばすために中高一貫教育を導入し、県内に複数の中高一貫教育校を設置することで、学校の選択幅の拡大を図ります。
 また、中高を通じて継続的・系統的な指導を行い、中学校と高校の教育の接続を円滑にするために、中高連携教育の普及を推進します。


5 多様な個性や特性に対応した教育の推進
 国際化、情報化、高齢化という社会の変化の中で、生徒たちの興味・関心や進路意識は、これまで以上に多様になってきています。また、21世紀に生きる生徒たちには、自ら課題を見出し、その解決に主体的に取り組む意欲や能力の育成が求められています。
 このような内外の状況の変化を見据え、以下の取組みを推進します。


・授業の内容・方法の充実

 生徒たちが、生涯にわたって学び続けるための基礎・基本となる知識の確実な定着を図るとともに、豊かな感性や個性を育てるための多様な指導内容・指導方法、評価の工夫・改善を進めていきます。また、教師の授業実践力を高めるための研修体制の充実を図るとともに、平成15年度以降実施される新学習指導要領の内容を踏まえ、国際理解、情報、環境、福祉・健康等の総合的・横断的な課題への授業での取組みを進めます。さらに、学校種を越えた授業交流を進め、授業の技量向上や中高を通じたカリキュラムの研究等を行います。

・特別活動等の充実
 生徒の自主的な活動を引き出し、創意と活力に満ちた学校行事や生徒会活動の展開を推進するための支援体制を整えていきます。また、信頼関係や好ましい人間関係を築いていくためのプログラムである「みやぎアドベンチャープログラム」を全県的に導入し、ホームルーム活動や学校行事等の一層の充実を図ります。

・部活動の在り方の検討
 現在、学校単位で行われている部活動については、平成14年度から実施される完全学校週5日制を念頭に置き、学校における望ましい部活動の在り方や生涯学習という観点も踏まえながら、社会教育との連携や運動部活動における個別の学校の枠を越えた在り方等を検討していきます。

・教育相談機能の充実
 生徒の様々な相談に応じるために、現在、県立高校37校にスクールカウンセラーを配置しています。今後は、すべての県立高校にスクールカウンセラーを配置し、学校に適応することが難しい生徒に対するカウンセリング体制の充実を図ります。また、教職員にカウンセリングマインドを育成するための研修を実施するとともに、生徒との信頼関係を築くための取組みが、日常的に各学校において推進できるよう努めていきます。

・進路指導の充実
 高校進学率の上昇に伴って、高校に入学する生徒たちの興味・関心は多様化し、卒業後の進路についての意識も多岐に渡る状況になっています。進路指導は生徒の自己実現を支援していくものであり、その意味でも大学・短大への進学や就職など、将来を見据えた卒業後の進路指導を一層的確に行うことが求められています。
 今後は、平成10年度からスタートした「みやぎ高校教育充実支援事業」をさらに実効あるものにするよう努めるとともに、各教科及び総合的な学習の時間等を活用し、生き方・在り方にも踏み込んだ進路指導の充実を図ります。さらに、将来の職業選択をも視野に入れた進路指導を推進するために、体験学習や職場体験を積極的に取り入れていきます。

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