【概要】
(1)昭和62年,本県と吉林省は友好県省関係を締結しました。本県からの灌漑技術協力をはじめ,昭和48年から現在までに200人を超える海外技術研修員を受け入れるなど人的交流を中心とした良好な関係が継続しています。
(2)平成17年には遼寧省に県大連事務所を設置し,「大連商談会」を開催するなど,成長著しい中国における県内企業の経済活動の支援を実施しています。
(3)また,香港,上海においては,それぞれ食産品の試食商談会や東北フェアin上海を開催し,中国大陸部や華南地域への販路開拓・拡大を目指した事業を実施してきました。
(4)さらに,台湾においては,台北国際食品見本市(FOOD TAIPEI)への出展を通じた海外への取引拡大の支援を行っているほか,平成18年には中華民国工商協進会と宮城県国際経済振興協会が「国際協力協定書」を締結するなど,経済交流の基盤整備が構築されつつあります。
(5)宮城県の国際戦略が今後,行政間の交流基盤等に立脚した経済交流へと軸足を移し,かつ,成果を上げて行くためには,中国各地で展開されている取組を検証し,新たな展開方針を示していくことが必要です。
(6)中国における現在の交流の進展状況や外的要因を勘案しながら,今後,本県が持つ優位性を一層強化していく地域,既存の経済交流基盤を有する他自治体との連携を模索する地域,あるいは現在ある本県の経済交流基盤を深化させていく地域などに整理し,事業を展開します。
【施策展開】
(1)既存の経済交流基盤の深化と発展 [台湾]
・本県と中華民国工商協進会との関係を維持・発展させるため,「国際協力協定書」を更新します。
・この協定に基づき県産品等の販路開拓・拡大や観光促進等の展開を図ります。
(2)経済交流基盤の整備を通じた販路開拓への仕組みづくり [吉林(延辺),大連]
・経済交流への発展を念頭に,現在の友好県省関係や大連事務所(遼寧省)の機能を活用し,地方政府の経済担当部門等との関係構築を図ります。
・今後の県内企業の販路開拓を支援するため,現地商談会の開催実績等を検証しつつ,これまでの取組によって培った交流基盤の強化に取組むほか,関係機関と連携して,中国側貿易会社のと県内企業のマッチングを行います。
(3)中国市場への効果的な販路開拓及び拡大 [香港,上海]
・各国(地域)による販路開拓の競争は激しいものの,経済成長と富裕層の拡大は中国市場の魅力であり,香港政府機関等と連携し,継続して県内企業の海外販路開拓及び拡大を図ります。
・効果的・効率的な販路開拓及び拡大を図るため,県内商社の既存ネットワークを活用するほか,中国市場への販売ルートを確立している他自治体との連携など新しい事業モデルの構築に取り組みます。