【ロシア連邦ニジェゴロド州との交流の経緯】
宮城県とニジェゴロド州との交流は,平成18年(2006年)に在日ロシア大使館からニジェゴロド州の交流希望が伝達されたことから始まり,同州選出ロシア連邦院議員が本県を訪問して県副知事と交流に関し意見交換したのち,平成19年(2007年)に同州知事が本県を訪問し,両州県知事で「協力に関する覚書」を調印して交流を開始しました。
この交流は,日本の自治体としては初めてのヨーロッパ・ロシア地域との本格的な経済を柱とした交流であり,日本・ロシア両国から大きな注目を集めています。
その後も,両州県の交流をきっかけとしてロシア連邦院議長が来県されたり,本県副知事がニジェゴロド州を訪問し,「共同宣言書」に調印するなどの交流が行われてきました。
そして,今年度5月に知事がニジェゴロド州を訪問し,「協力に関する協定」を締結しました。
【ニジェゴロド州の概要】

ニジェゴロド州は,沿ヴォルガ連邦管区に属し,モスクワから東に約400キロ,シベリア鉄道が通り,モスクワと東部を結ぶ陸上交通の要衝であり,ヨーロッパ・ロシアの東の入口です。州の中央をヴォルガ川が通り,その支流のオカ川,クリャスマ川も含めた河川交通が重要になっています。
州都はニジニ・ノヴゴロドで,州の中央,ヴォルガ川とオカ川の合流地点にある商工業都市です。モスクワ,サンクトペテルブルク,ノヴォシビルスクに次ぐロシア第4の都市であり,沿ヴォルガ連邦管区の本部所在地になっています。人口は137万人ほど,近郊も入れた大都市圏全体の人口は約200万人です。ソビエト連邦時代はこの地で生まれた文学者マクシム・ゴーリキーにちなみ,ゴーリキーと呼ばれていました。
■面積:約76,900k㎡(宮城県の約10.5倍)
■人口:約334万人(2009年現在)(宮城県の約1.4倍)
■産業:工業生産高は国内第7-8位で,主要産業は機械製造,鉄鋼,化学・石油加工品,食品,林業,製紙等。ゴーリキー自動車工場(GAZ)を抱え,国産商用自動車の大部分(バス-65%,トラック-62%)を生産している。硬質ガラス生産の国内シェアは97%。科学技術研究も発達し,軍産複合体,航空機製造,船舶製造の産業活動が活発です。
■観光:ニジェゴロド州は,自然に恵まれ,歴史,芸術的遺産もあり,伝統工芸の盛んなところです。州都でもあるニジニ・ノヴゴロドは,数多くの歴史的,建造物的,文化的象徴となるモニュメントが依然として残っております。また,文学者マクシム・ゴーリキーが生まれた町であり,その生家は今でも残っています。そのほかにも,伝説上の理想の町キーテジが水底に沈んでいると言われるスヴェトロヤール湖,ロシア正教会の神聖な場所であるディヴェーヴォ,マトリョーシカ人形の発祥地であるセミョーノフなどが有名です。
【ニジェゴロド州との交流】
宮城県とニジェゴロド州とのこれまでの交流内容は次のとおりです。
■「協力に関する覚書」の調印
平成19年4月12日の同州シャンツェフ知事来県時に,村井知事との間で「日本国宮城県とロシア連邦ニジェゴロド州との間の協力に関する覚書」に調印しました。同州と取り交わした最初の文書です。同州側から州知事訪問の成果を残す目的で調印希望があり,内容調整の上,調印しました。9つの優先分野を列挙し,3年間の期限を設定しています。
■「ビジネス&テクノ東北2008」への出展など
平成20年10月17~18日に,同州副知事が来県した際に,民芸品を中心として同州を紹介するブースを「ビジネス&テクノ東北2008」に出展しました。初の同州の本県での紹介です。また,この受入を期に「みやぎロシア貿易促進コンソーシアム」設立しました。
■県訪問団の同州訪問
平成21年5月16日~24日に副知事を団長とする訪問団を派遣しました。産学官の同行者併せて28名の訪問団です。ニジェゴロド州,モスクワ市,サンクトペテルブルク市を訪問し,「日本国宮城県庁とロシア連邦ニジェゴロド州政府との協力の発展に関する共同宣言書」の調印や宮城セミナー開催,国際フォーラムへの参加を実施しました。
さらに,今年度5月15日~23日に知事を団長とする訪問団を派遣しました。産学官の同行者併せて35名の訪問団で,経済交流を進めているニジェゴロド州,首都モスクワ市,ロシアの物流拠点サンクトペテルブルク市を訪問しました。「経済・貿易,学術・技術,社会,文化の協力に関する協定書」の調印を行ったほか,議員間交流や経済団体による協定締結,観光PRなど,より重層的な交流が行われました。
■ニジェゴロド州からの研修員の受け入れ
平成22年11月15日~12月4日までの3週間,ニジェゴロド州政府職員1名を研修生として受け入れました。
研修の概要は,
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