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平成19年7月1日更新 / 広報課

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知事コラム 村井が走る

県立高校全県一学区への想い

私は政治家になる前に財団法人松下政経塾で政治や経済の勉強をしました。3年間の在塾期間中には、何度か海外視察の機会も得ました。その中で特に印象に残っているものの1つに、1994年2月に地方分権や福祉の現状と課題を勉強するために訪れたスウェーデンの視察があります。

スウェーデンの首都、ストックホルムでは、日本よりはるかに進んでいる地方分権をさらに進めるため、実験的に3つの特別区を作っていました。それぞれ3つの特別区は、子どもの数が多い・移民の数が多い・高齢者の数が多いという特徴を持っていましたが、その中で特に私は、北ヨーロッパで最も子どもの数が多いスカルプネック地区を視察しました。本地区では、日本のように学区制度を設けておらず、より良い教育を行う学校に自然に生徒が集まるシステムになっていました。各学校は、生徒数がそのまま学校の評価につながるため、1人でも多くの生徒や学生を獲得するため、教育サービスの向上を求め切磋琢磨していました。

松下政経塾を卒塾後、私は県議会議員になり本会議でそうした趣旨を踏まえて教育長に対し、県立高校の全県一学区の必要性と可能性について質問したこともありました。知事という立場では教育委員会所管の問題について口を挟むことは許されませんが、私自身は以上のような理由から県立高校の全県一学区には賛意を示しています。教育委員会は平成22年4月の高校入学生から県立高校の通学区域の撤廃(全県一学区の導入)を表明しています。宮城県で育ち、学ぶ子どもたちにとって実りのある改革となることを願ってやみません。

宮城県知事 村井嘉浩

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