
昨年発生した岩手・宮城内陸地震から1年がたとうとしています。県内に、死者10人、行方不明者8人、住家被害1,902棟など甚大な被害をもたらしたこの地震は、私たちに、地震に対する備えの重要性をあらためて気付かせるものとなりました。
宮城県沖を震源とする大地震は、明日にも起こるかもしれません。自分と家族を地震から守るためには、家庭や地域で普段から地震に備えておくことが必要です。
昨年6月に発生した岩手・宮城内陸地震では、亡くなられた方や多くのけが人を出したほか、住宅、電気、水道などのライフラインに大きな被害を及ぼし、その予想外の被害に私たちはあらためて「地震はいつ、どこで発生しても不思議ではない」と思い知らされました。
また、前回の宮城県沖地震の発生からすでに30年以上が経過し、今後30年以内に宮城県沖地震が発生する確率は99%と非常に高くなっています。
今後高い確率で発生が予測されている宮城県沖地震では、大きな被害が発生すると予想されています。(表1)
地震発生直後は、けが人が出ても道路は陥没や崩壊した建物などで寸断され、消防や自衛隊など公的機関による救助・救援が来るまでには時間がかかります。また、地震によって破壊されたライフラインは復旧までに日数を要することから、水道、電気、ガスが不自由な状態で救助隊を待たなければなりません。

| 想定地震の規模 | モーメント・マグニチュード 8.0 | |
|---|---|---|
| 予想最大震度 | 6強 | |
| 建築物 | 全壊 | 7,595棟 |
| 半壊 | 50,896棟 | |
| 人的 | 死者数 | 164人 |
| 負傷者数 | 6,170人 | |
| 短期避難者数 | 122,174人 | |
自分と家族を地震から守るためには、1人1人が普段から地震に備えておくことが重要です。まずは、地震が起きたときの家具の転倒による被害を防ぐため、自宅の家具を固定しましょう。そして、いざ地震が起こっても慌てないために、非常持ち出し袋を常備し、家族が離れた場所で被災した際の連絡方法や集合場所などを普段から家族で話し合っておきましょう。
また、自分1人では身の安全を確保しきれない方も少なからずいらっしゃいますので、いざというときには、地域の皆さんで共に助け合うことも大切です。そのために、自分たちの地域ではどのような対策が必要なのか、普段から地域の皆さんで話し合っておきましょう。自治会や町内会などで、自分の住んでいる地域の危険個所や安全な避難経路、被災時に役立つ施設を確認しておくことで、実際に地震が発生したときに、慌てず対処することができます。
地震の被害を最小限に抑えるためには、行政が取り組む震災対策だけではなく、地域や県民の皆さんが自分で自分のことを守る取り組みが重要です。
県では、今年4月に制定した「震災対策推進条例」で、「宮城県防災指導員制度」を創設しました。この制度では、防災知識に関する講習会を開催し、受講された方を県防災指導員として認定します。認定された防災指導員の方々には、地域や企業において震災対策の中心的な役割を担っていただきたいと考えています。
また、防災知識の普及啓発を図るために、引き続き「みやぎ出前講座」も実施します。
さらに、今年2月に策定した「みやぎ防災教育基本指針」に基づき、幼稚園、小学校、中学校、高等学校などで、子どもの発達段階に応じた防災教育を実施し、宮城の将来を担う子どもたちが、在学中だけでなく、生涯にわたって防災への意識を高め、災害に積極的に向き合う力を身に付けられるようにしていきます。
地震の発生そのものを防いだり、完全に予知したりすることは不可能です。しかし、1人1人の備えと地域の協力により、被害を減少させることは可能です。
宮城県沖地震に限らず、いつどこで発生しても不思議ではない地震に対しては、普段からの備えが大切です。
6月12日は「みやぎ県民防災の日」です。この機会に家族や身近な人とあらためて地震への備えについて話し合ってください。

●耐震診断を行い、倒壊する恐れのある家屋は耐震補強を行う。
※各市町村では、昭和56年5月以前に建てられた木造住宅の耐震診断に対する助成を行っています。詳しくは各市町村の建築担当窓口、または県建築安全推進室(022(211)3281)に相談してください。
●家具などが転倒、落下しないよう、壁や床などに固定する。
●水・食料、衣類、医薬品、お薬手帳、貴重品などを準備しておく。
●地震が起こった時に誰が何をするのか決めておく。
●家族が離れ離れになった場合の連絡方法、集合場所を決めておく。
●あらかじめ、避難場所、避難経路を確認しておく。
お問い合わせ
危機対策課
TEL 022(211)2376
http://www.pref.miyagi.jp/kikitaisaku/

平成20年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震に際しましては、国内外からたくさんの義援金が寄せられました。寄託者の皆さんに対し、心からお礼申し上げます。
お寄せいただきました義援金につきましては預金利子も含め全額を被災市町を通じて被災者の方々などへ配分しました。
今後、宮城県災害義援金募集配分委員会監事(宮城県社会福祉協議会専務理事および七十七銀行監査役)の監査を受け、一切の事務を終了する予定となっています。
皆さんの温かいご支援に対しまして、重ねてお礼申し上げます。
| 受付額 | 日本赤十字社宮城県支部受付分 | 788,665,843円 |
|---|---|---|
| 宮城県災害対策本部受付分 | 426,679,724円 | |
| 宮城県災害対策本部銀行受付分預金利子 | 134,769円 | |
| 受付額合計 | 1,215,480,336円 | |
| 配分額 | 栗原市 | 1,118,342,756円 |
| 大崎市 | 55,732,548円 | |
| 美里町 | 37,505,032円 | |
| 仙台市ほか4市1町(※) | 3,900,000円 | |
| 配分額合計 | 1,215,480,336円 |
お問い合わせ
宮城県災害義援金募集配分委員会事務局
(宮城県保健福祉部保健福祉総務課内)
TEL 022(211)2513