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平成21年2月27日更新 / 広報課

富県宮城を支える物流拠点
仙台塩釜港

県内の経済を発展させて活力のあるみやぎを築く富県戦略。企業誘致は、その柱の一つです。そして物流機能は、企業進出決定の鍵を握っています。

県は、高速道路、空港とともに、「仙台塩釜港」を中心とした「港湾」の物流機能を充実させ、「富県宮城」の実現を支えます。

東北最大の国際貿易港

仙台港は、東北で唯一の北米へ直行する定期航路をはじめとして、中国、韓国、台湾を直接結ぶ国際コンテナ定期航路のほか、東京、横浜を結ぶ内航フィーダー航路(※)が充実しており、世界60カ国以上と輸出入が行われています。また、仙台港で扱う貨物量は東北のすべての港で扱う量のおよそ3割を占めており、中でも原油は8割以上、コンテナ貨物は約7割を占めています。

このように重要な役割を果たす仙台塩釜港は、東北で唯一「特定重要港湾」に指定され、まさに東北と世界を結ぶ物流拠点となっています。

※内航フィーダー航路…大型船が直接寄港する港から小型船に積み替えて別便で運ぶ支線航路

仙台港で取り扱う貨物が増えています

仙台港で扱われている貨物の中でも、特に自動車は、ほとんどのメーカーの完成車を扱っています。仙台港は、主に愛知県で生産された自動車を東北各地に配送する基地として、また、東北地方で生産した自動車の積み出し基地としての役割を果たしています。その取扱量は東北のすべての港で扱う量の約9割を占めており、平成19年度の取扱量の実績は8年前と比較して70パーセント以上も増加しています(図1)。それに加え、平成22年には、新たにセントラル自動車(株)などの企業が操業を開始する予定であり、今後一層、自動車の取扱量の増加が見込まれます。

コンテナ貨物の取扱量についても、毎年10パーセント程度の高い伸び率を記録しており、平成19年の取扱量は10年前の4倍以上にも達しています(図2)。コンテナ貨物は、現在の県内への新規企業の進出に伴い、今後も自動車関連部品や水産品などを中心に、着実に増加していくことが見込まれます。

図1 仙台港における自動車取扱量の推移
図2 仙台港におけるコンテナ貨物量の推移

※TEU…コンテナの個数の単位で、20フィート(約30立方メートル)のコンテナ1個が1TEU

 

より利用価値の高い港湾を目指します

このような貨物量の増加に伴い、コンテナ貨物の積み降ろしや保管を行うコンテナターミナルの拡張や、一度により多くの自動車を運搬できる大型船を安全に入港させるための岸壁整備などが必要になっています。そのため、県では昨年12月に、仙台塩釜港における今後おおむね10年間を見据えた港湾計画を策定しました。

この計画に基づく取り組みとしては、コンテナ貨物の増加に備えて、より多くのコンテナ貨物を効率的にさばけるように、まず、仙台港高砂コンテナターミナルを約6ヘクタール拡張し、併せてガントリークレーン(大型荷役機械)も増設することにしています(図3)。また、自動車輸送船の大型化への対応として、輸送船を安全に入港させるために、岸壁の水深を必要な深さに掘り下げたり、輸送する自動車を一時的に港に駐車しておくためのモータープールを段階的に拡張したりすることなどを予定しています。

コンテナターミナルの利用についても、行政や船会社、荷主、運送会社、港運業者などで組織する「使い勝手の良い仙台港づくり推進部会」を開催し、官民一体となってより有効に活用できる港になるよう、サービス向上に努めています。また、より多くの企業に仙台港を利用していただくためのセールスの強化にも努めており、昨年11月には「仙台国際貿易港首都圏セミナー」を開催するなど、貨物誘致や企業誘致を積極的に行っています。

図3

◆地元港湾を利用すると利点がいっぱい!

現在の東北地方におけるコンテナ貨物は、京浜港を経由して輸出入される割合が高いのですが、貨物の輸送を京浜港から仙台港の利用に変えると、輸送に係る費用や時間が削減されることも多く、企業の収益の増加につながります。実際に、約100億円の経費削減につながった企業もあります。さらに、船舶による輸送は、トラックと比較して約4分の1程度の二酸化炭素排出量(1トン・1キロメートル輸送時)であり、環境負荷の軽減にも貢献できます。

このように、仙台港の利用には多くの利点があることから、多くの企業の皆さんに利用していただきたいと考えています。

富県宮城の一翼を担う仙台塩釜港

県では、将来の宮城のあるべき姿を描く「宮城の将来ビジョン」の大きな柱として、「平成28年度までに県内総生産10兆円を達成する」という目標を掲げています。目標達成のためには、産業振興を図り、積極的に企業を誘致していくことが必要になります。その中でも、すそ野が広く他産業や雇用に大きな波及効果をもたらす自動車関連企業の誘致は、地域経済の発展に大きく貢献します。そして、自動車やその部品の輸送には、一度により多くの貨物を運搬できる港湾の利用が不可欠であることから、港湾機能の強化が企業立地への強力な支援につながります。また、港湾機能の強化と併せて、今後、仙台北部道路などの整備が進むことにより、仙台北部中核工業団地から仙台港への所要時間が短縮されれば、物流機能が総合的に強化されることになります。

県では、「富県宮城」実現のため、重要な役割を担う仙台塩釜港の機能を充実させていきます。

人々が集いにぎわう場所、仙台塩釜港

仙台港の背後地商業地区は、昨年、大型商業施設が進出したほか、今後も商業施設の進出が予定されているなど、大きく変わろうとしています。それに加えて、「夢メッセみやぎ」や「アクセル」、「仙台港中央公園」などの施設があり、これまで以上に多くの人々が集い、にぎわう場所になります。

一方、塩釜港は、松島を結ぶ観光遊覧船や浦戸諸島を結ぶ定期船の発着基地になっており、旅客ターミナル「マリンゲート塩釜」は、飲食店やイベント会場などを有し、観光機能の中核としての役割を担っています。また、釣り、クルージング、マリンスポーツなどを行うためのレジャー用小型船舶(プレジャーボート)が多く係留されており、今後もより快適かつ安全に利用していただけるよう、施設整備や適正な管理を進めていきます。

仙台港見学会を開催します!

仙台港国際ビジネスサポートセンター「アクセル」や、コンテナヤードなどの見学を通じて、港で働く人たちや港の仕組みを紹介します(参加無料)。

  • 日時=3月21日(土)午前10時〜午後0時30分
  • 定員=80人(先着順)
  • 申込期限=3月13日(金)

お問い合わせ
(株)仙台港貿易促進センター
TEL 022(388)6710

お問い合わせ
港湾課
TEL 022(211)3214
http://www.pref.miyagi.jp/kouwan/

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