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平成16年8月1日更新 / 広報課

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みやぎ古道点景

小積峠への古道
小積峠への古道

第4回

「詣の道・金華山道」石巻市・牡鹿町

その昔、金華山にたどり着くためには
峠と岬と浜が入り組んだ古道を行かなければならなかった。
今、その古道を歩いてみれば
金華山詣は決して物見遊山ではなく、
深い信仰心から来る修行であったことを感じる。
この難儀な古道を行き来した人々の
信仰への想いもよみがえってくる。
古道にたたずむ路傍の古碑が
それを教えてくれるのである。


「山鳥渡」から望む金華山

<写真2> 「山鳥渡」から望む金華山

 金華山にある金花山大金寺きんかさんだいきんじ(現・黄金山神社こがねやまじんじゃ)は奥州藤原氏が建立。以来、葛西氏や伊達氏が庇護した霊場。江戸時代以降は、湯殿山、恐山と並んで東奥の三霊場のひとつに数えられるほど、多くの参拝者でにぎわったという。

黄金山神社

 石巻市大街道おおかいどうを起点とする「金華山道」は、渡波から船で鮎川へ至る海路と、小積峠を越えて牡鹿町に入り、牡鹿半島西岸を経て十八成くぐなり、鮎川を通り山鳥に至る陸路があった。この陸路は「金華山道・表浜道路」と称されており、峠と岬と入り江が幾重にも入り組んだ地形に沿った道。それこそ近くて遠い古道である。

 そんな古道を歩いてみると、新しい道や薮に阻まれる場所もある。だが寂れた風景の中に残された石碑には、この道を歩いた人々のさまざまな思いが重く感じられてならない。

 そして、牡鹿半島突端にある「一ノ鳥居」をくぐって「山鳥渡やまどりわたし」まで下ると、めざす金華山は目の前に。かつて金華山詣が盛んなりし頃は、ここから鐘を鳴らして船を呼んだという。その鐘の音は荒波の音を上回るような、強い祈りが込められていたに違いない。



金華山道碑(石巻市大街道)

<写真1>
金華山道碑(石巻市大街道)/明治6年建立。金華山道の起点で金華山大金寺までの道のりなどが刻まれている。


常夜燈

<写真3>
常夜燈/文化10(1813)年建立。金華山までの海の里程が刻まれている。


一ノ鳥居

<写真4>
一ノ鳥居/天保14(1843)年建立。かつての金華山は女人禁制のため、女性はこの地より参拝して帰ったという。


宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)

宮城県慶長使節船ミュージアム
(サン・ファン館)

■木造船体験講座開催
船の外板などから海水が浸水するのを防ぐための「ハダ打ち」やマスト登りなど、船乗りの技を通して帆船が活躍していた時代の生活体験ができる。

【日時】
8月7日(土)から8日(日)
午前10時から正午まで
午後1時から3時まで

【入館料】
一般700円・高校生以下無料

サン・ファン館
TEL0225(24)2210


地図

山鳥まで
石巻河南ICから牧山トンネル経由
または石巻港ICから日和大橋経由
車で約1時間30分

お問い合わせ

石巻市商工観光課 TEL0225(95)1111
牡鹿町産業観光課 TEL0225(45)2114

監修◎高倉 淳氏【宮城歴史教育研究会会長】


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