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ページの先頭へジャンプここから本文です平成21年10月27日作成 / 広報課

宮城県知事記者会見(平成21年10月26日)

宮城県知事選挙を終えて

◆Q
 17日間の選挙戦を終えて、今回は64万7千票余りの圧勝という結果だった。選挙戦を振り返っていかがか。

■村井知事
 選挙が始まるときの情勢は、民主党が党推薦の候補を出されて、ポスターにもビラにも民主党というマークを入れて、前面に押し出されました。民主党は今、政権をとったばかりで非常に高い支持率でございましたので、相当厳しい選挙戦になるだろうなと覚悟して臨みました。

 結果として、64万7千票余りの票をちょうだいいたしましたけれども、厳しい選挙であったことは間違いないと思っております。大変苦しかったですね。

◆Q
 全国的な動きとして、参議院の補欠選挙で神奈川、静岡で民主党の新人候補が圧倒的な大差で勝つという風が吹いていた。これについての所感を伺う。

■村井知事
 前々から言っておりましたように、恐らく国政選挙で国会議員を選ぶ基準と地方の首長を選ぶ基準と地方の議員を選ぶ基準というのは、有権者の方たち、県民の皆さまは分けて考えておられるのではないかなと思います。

 これは県会議員の選挙をやっていて、知事選挙に出たときにも感じたところです。皆さんの基準が違うなと思いました。恐らく参議院の補欠選挙では、今の鳩山政権に対する支持の高さというものが出たのではないかなと思います。従って、県民性とかそういうものはあまり問題にならないのではないかなと思うのですけれども。

◆Q
 2期目にまず取り組まなければいけないところはどういったところか。

■村井知事
 マニフェスト(政権公約)に書かせていただいたものはみな大切でございます。特に大きく四つは目立つような書き方をしたのですけれども、わたしとしてはどの項目も大変重要な項目でございますので、今日早速、幹部会と庁議でも、あのマニフェストに従って行動計画を策定するようにという話をさせていただきました。

 その中でも特に何なのだと言われましたら、今、非常に景気が悪うございますので、雇用を一日も早く1人でも多く生み出していけるような形をとっていきたいと考えております。

◆Q
 厳しい選挙戦で大変苦しかったという感想だが、どの辺でそう感じたのか。

■村井知事
 皆さんは割と客観的にいろいろな候補を比較して情勢分析ができるのですけれども、わたしの場合は自分しか分かりませんので、相手候補の情報がほとんど入ってきません。

 比較もできませんので、世論調査等が良かったと言われましても、本当にそれが事実なのかどうなのかというのが客観的に自分と比較するわけにいきませんでしたので、例えば街頭で立っていてもたくさんの人が集まってきてくださったのですが、相手の候補のところにはどういう方が集まって、どれくらいの方が集まっているのかというのは全く分かりませんでした。従って比較検討がなかなかできなかったということです。

◆Q
 相手の動きや主張で苦しいなと感じたことはあったか。

■村井知事
 はい。やはり菅副総理が入ってきたとか、河村たかし(名古屋)市長が来られた、赤松(農林水産)大臣が来られたというのが新聞に載っておりましたので、かなり有力な民主党の力のある方たちが入ってこられているということは、それだけこちらの選挙を民主党として非常に重要視されているのだろうなというのが分かりました。その辺は精神的には非常に苦しかったです。

◆Q
 苦しい選挙戦だったという話だが、得票を見ると過去最高得票に迫る結果になった。これだけ支持を集めた要因は何だと考えるか。

■村井知事
 皆さんと握手して言われたことは、「今、村井さんを替える理由がない。よく4年間やったじゃないか」と言われました。恐らくそこにあるのではないかなと思います。わたし(知事)を替える理由というのがはっきり分からなかったということではないでしょうか。

◆Q
 もう少し具体的に、それはなぜなのか。

■村井知事
 一例を言いますと、企業誘致も順調に進んでいますけれども、まだ工場が稼働しているものはほとんどありません。ですから、来年から再来年にかけて順次工場がどんどん稼働し始めて、それが姿となって見えてきますので、そこをしっかり見届けて雇用を確保するところまで、村井さんしっかりやりなさい、そういうことだったのではないかなと思います。

◆Q
 1期4年の実績が浸透したとか評価されたと感じているか。

■村井知事
 そうですね。今日(10月26日)、庁議の席でも言ったのですけれども、わたしが一人でやったわけではなくて、県職員がみんなで協力して力を合わせてこの苦しい財政の中、自分たちの給料、身を削ってでもいろいろな施策を一生懸命やってきた、それが評価されたということですから、代表してわたしが票をいただきましたけれども、わたしは県庁職員が県民から支持をされたと思っています。大変うれしいですね。

 今日(10月26日)、(職員)みんなが玄関で迎えてくれましたけれども、あれはわたしに対しての拍手ではありますが、共に喜びを分かち合っている、そういう拍手ではないかなと受け止めました。

◆Q
 投票率が前回よりも6.22ポイント上がったが、その要因をどう分析するか。

■村井知事
 これはなかなかうかがい知ることは難しいのですが、恐らく民主党の候補が出たということで、割と対立軸が分かりやすくなったということではないでしょうか。それも一つの大きな要因だと思いますけれども。

◆Q
 それは県民党を掲げた村井さんだけれども、実質自民対民主、共産という構図になったということなのか。

■村井知事
 ただ、出口調査、世論調査の結果を見ると、自民党、公明党支持者以外の方も私を支持してくださっている方が非常に多かったということですので、村井が自民党だからということではないと思います。恐らくそういう色は皆さん非常に薄めておられたのではないかなと思いますけれども。

◆Q
 ずばり今回県民党を掲げたということは、選挙手法という意味でも功を奏したとお感じになっているか。

■村井知事
 選挙手法という視点で見ると、功を奏したことにはなるでしょうね。ただ、わたしは3期目に出るかどうか分かりませんけれども、少なくとも首長をやっている間はどんなことがあっても同じスタイルでやろうと思っています。

 今度、仮に自民党がものすごい力をつけて民主党が落ちたと、そしてすぐわたしの選挙だったとしても、今回と全く逆のパターンですね、そのときに今度自民党の推薦をもらって出るかというと、それはおかしいのではないかなと思っていますので、このスタイルはそのまま、知事でいる間は国政の状況がいかにあろうとも保っていこうと思っています。

◆Q
 来年の参議院選挙は自民党を支援するのか。

■村井知事
 自民党の出してくる政策、内容と各政党の出してくる政策、それから各政党の考え方、理念、それとわたしの考え方がどこまで近いのかということで、また、近くても応援要請をもらえないと応援もできませんので、応援要請があるかないか、その辺で決めます。現在のところまだ白紙です。

◆Q
 財政事情が厳しい中で、マニフェストを実現するようにという発言を庁議でされていたが、本当に厳しい中で実際財源はどうやって確保するのか。

■村井知事
 庁議の後、政策・財政会議がありましたけれども、新政府の地方に対する対応がまだはっきり定まっていない現時点においては、詳細に詰めることはできませんでした。これはしようがないことです。従って、この財源につきましても今日この時点でこれくらいありますとか、足りませんということをはっきり申し上げることはできません。

 しかし、少なくとも民主党政権は地方には迷惑を掛けないと、地方にしっかりした対応をしていくと、話し合いの場も作ると言ってくれておりますので、その点に非常に期待は寄せております。税収はすぐには上がらないと思います。まだ工場が一切稼働していませんので。

◆Q
 今回は勝手連的ということで自民党県連の方々がだいぶ応援していたが、所感を伺う。

■村井知事
 非常にありがたかったです。わたしは組織というものはほとんどありません。(仙台市)宮城野区の県会議員をやっておりましたから、宮城野区には後援会組織がありますけれども、全県選挙を戦うような組織も力もお金もありません。従って、応援をしてくださるという方が一人でも多い方が助かるわけであります。その中で自民党の県議団の有志の皆さんで勝手連的に組織を作って応援をしてくれました。

 行く先々で選挙カーを待ち受けていてくださって、一緒に車に乗ったり、あるいは先導してくれたり、あるいは集会をセットしてくれたり、本当に陰に陽に支えてくれました。非常にありがたかったと思っております。

◆Q
 (前回の)衆議院議員選挙で自民党を支援したときには、これまでの付き合いがあるということだったが、今回支援を受けて来年の参議院議員選挙を支援するかどうか、一つの理由にはなるか。

■村井知事
 応援要請があったときには、それは当然一つの理由にはなると思います。応援する場合にはですね。ただ、応援要請があるかないかも分からないものですから、その辺はまだ現時点では何とも申し上げられません。

◆Q
 先ほど言われた行動計画は将来ビジョンのようなものなのか、もう少し低いレベルのものなのか。

■村井知事
 将来ビジョンは10年間の計画で、(知事の)1期目は1年をかけて将来ビジョンを作り、(任期の残り)3年間の行動計画を作りました。将来ビジョンというのはかなり大雑把な計画でありますので、施策を具体的に落としているものが行動計画であります。

 第2期行動計画は来年の4月から始まりますので、それをしっかりと作ろうということを今日(10月26日)指示したということです。今度は3年ではなくて、4年間の行動計画にしようと考えております。

◆Q
 国政は民主党政権だが、直近で何か動きたい、要請していきたいということがあれば伺う。

■村井知事
 来週の終わりから再来週の頭にかけて東京の方にいろいろ当選したごあいさつに行こうと思っておりまして、その際に民主党の方にも時間をとっていただけるようでしたら、どなたかに会いに行こうと思っております。

 また、政府の方にも回ろうと思っておりまして、その際に口頭でということになりますけれども、相手の方にとっていただける時間によって内容は変わってくると思いますが、宮城県の抱えている課題などもお話しができればと思っております。

◆Q
 時間をとって会えそうか。

■村井知事
 会っていただけるとわたしはそう信じています。この人に会いたいと限定すれば難しくなるかもしれませんけれども、どなたか会っていただけませんかというお願いをすれば会ってくださると思っています。ぜひ取材に来てください。

◆Q
 明日(10月27日)公務で名古屋に出張と聞いているが、それはどういった内容か。

■村井知事
 東北6県の自動車産業の技術展示商談会です。毎年やっているものです。東北6県の知事が集まるのも意味があることなのですが、それ以上にトヨタの幹部の方と意見交換ができるということを聞いておりますので、当選した直後で疲れていますし忙しいのですが、そちらの方を優先させていただくことにしました。多分、他の県知事さんも来られるのではないでしょうか。

◆Q
 先ほど国政と地方の首長との県民の選び方が違うという話があったが、少なくとも以前は自民党政権があって自民党系の首長が強いという構図があったと思う。最近そういうことがなくなって、国政の政党と県政の政党はあまり関連がなくなってきたと感じておられるか。

■村井知事
 全くなくなっているということはないと思います。あるとは思いますが、(与党が)民主党だからどんな人でも民主党候補に(票を)入れる、自民党だから入れるという時代ではなくなってきたと思うのですよね。国政も中選挙区だったらまた違うと思います。

 しかし、小選挙区は各政党の代表の戦いですので、その人が好き嫌いではなくて、やはり政党の好き嫌いで選んでおりますよね。これはやはり地方に行くと、一つだけの問題ではありませんし、人間的な付き合いもありますので、いろいろな複雑な要素が絡んでくると思います。その辺を県民の皆さんはしっかりと色分けをされているような気がわたしはするのですけれどもね。

◆Q
 それは、個人の政策なり人間性なり、そういうところがより評価されやすいということか。

■村井知事
 そうですね、そのように思います。地方議員になると、さらに色濃く出てきます。かつて、わたしの家の近所の方は、市会議員は共産党の人に入れて、県会議員はわたしに入れてというような人もおられましたからね。その辺は県民の皆さんはしっかりと分けて考えておられるのだなというのがよく分かりました。

◆Q
 今回、県内の全市町村長が村井知事を応援したが、仙台市の奥山市長は少し距離を置いた。これで仙台市と県政の間がこれまでと変わることはあるか。

■村井知事
 全くないです。昨日(10月25日)、当選直後に奥山市長さんが来てくださいましたし、わたしが奥山さんの立場でも恐らく動けなかったと思います。それは政治家だからよく分かるんですね。当選した経緯、やはりいろいろな政党に応援してもらって当選していますので、その直後に民主党が候補を立てているのに村井さんにというのは、これは無理だと思います。わたしでも絶対無理です。ですから、奥山さんは正しい選択をされたと思っています。

 選挙中もしょっちゅう電話をして、いろいろ政策的な打ち合わせをしていましたので、今までと全く変わらずお付き合いはできると思います。一日も早く奥山さんとまたお会いしたいですね。

◆Q
 今回戦った相手候補のマニフェストの中で、ここは今後の村井県政の中で生かしたいと見るべき点はあったか。

■村井知事
 今回どの候補も同じような、例えば少子化対策で保育所問題、あるいは高齢者の対策で特養ホームの問題を掲げていました。数は違いましたけれども、この辺は三者とも非常に重要視しているということは、やはりどの候補にとっても重要な政策だと、県民にとっても必要な、ニーズが高い政策ということだと受け止めましたので、今日(10月26日)はその辺をぜひ、財政は苦しいですけれども、しっかり頑張っていこうということを指示いたしました。

◆Q
 県議時代に対峙した(前宮城県知事の)浅野さんの最高得票を上回ったわけだが、その辺に感慨や思うところがあれば伺う。

■村井知事
 決して対峙したことはなく、是々非々でお付き合いをしておりましたし、浅野さんのやっておられたことはわたしも評価をし、尊敬もしております。その尊敬している浅野さんがとった票よりも上だったということは、非常に光栄なことだと思っております。

◆Q
 今回、参議院の補欠選挙で民主党候補が二つの選挙区で勝っているが、宮城の民主が波に乗れなかった理由は何だと考えるか。

■村井知事
 わたしもそれが謎なのです。非常にぐっと盛り上がってくると心配しておりました。結果的にはわたしが伸びたのかもしれませんけれども、差が開きました。ほかの選挙区、今回は参議院の補欠選挙が二つと、神戸の市長選挙と川崎の市長選挙を入れると五つあったのですけれども、これだけ差が開いて民主党候補に勝ったというのはわたしだけでありますので、ちょっとわたしもどうしたのかなという思いは持っています。

◆Q
 村井知事自身の人気の高さではないかと思うが、知事自身はどう感じるか。

■村井知事
 わたしにどれだけ魅力があるのかというのはわたしには分からないのですけれども、記者さんはいかように思われますでしょうか。

◆Q
 やはり人気だと思います。

■村井知事
 ありがとうございます。引き続きそう思っていただけるよう頑張ってまいりたいと思います。

◆Q
 2期目のスローガンというか、こんな2期目にしたいという目標があるか。

■村井知事
 「加速!!富県みやぎ」が今回の選挙戦のキャッチフレーズでありました。多くの方、特に若い方から「仕事がないので宮城県を離れなければいけないかもしれません。わたし、宮城県にいたいんです。」というような声が、たくさんありましたので、若い人たちが働ける場をできるだけ一部の地域に集中するのではなくて、県内くまなく作れるように努力をしてまいりたいと思っております。

 どこに行ってもその話をしたら、皆さんうなずいて一生懸命聞いてくださっていましたので、非常にその辺に期待を寄せておられるのだなと思いました。

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