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宮城県知事記者会見(平成21年8月31日)

仙台・宮城【伊達な旅】キャンペーンPRポスターついて

■村井知事
 このポスターのことについてお話をいたします。先週の27日木曜日に、奥山仙台市長やJR東日本の田浦仙台支社長様と共同記者発表させていただきましたが、いよいよ10月から12月までの3カ月間、「仙台・宮城【伊達な旅】キャンペーン」を展開いたします。そのキャンペーンのPRポスターが完成しました。

 デザインですが、1枚目は宮城の秋の観光情報を詰め込んだキャンペーンガイドブックと連動するイメージですね。そして、もう1枚は伊達政宗公の騎馬像の写真を使い、【伊達な旅】のイメージを強力に演出をしております。ポスターはガイドブックと同様に、JR東日本さんのご協力により、首都圏の駅を中心に掲示される予定となっております。

 10月からは県内各地でさまざまな食のおもてなしやイベント、日帰りバスツアーやスタンプラリーと楽しい企画が目白押しとなっておりますので、県内にお住まいの皆さまにもぜひお出かけになって、秋の宮城を満喫していただきたいと思います。

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【発表項目】県立都市公園矢本海浜緑地のネーミングライツスポンサーの決定について

配布資料(PDFファイル,12KB)

■村井知事
 次に、皆さまのお手元にペーパー(配布資料)が渡っているかと思いますが、去る4月1日から募集をしておりました県立都市公園であります矢本海浜緑地のネーミングライツスポンサーが決定し、ネーミングライツ契約を8月28日にいたしましたので、お知らせします。

 ネーミングライツスポンサーは、「株式会社ガス&ライフ」であります。株式会社ガス&ライフは公園所在地であります東松島市にありまして、LPガス、石油、住宅機器の販売等を行っている会社です。

 矢本海浜緑地の名称は、9月1日から「ガス&ライフ矢本海浜緑地」となります。また、略する場合は「G&L矢本海浜緑地」となりますので、よろしくお願いを申し上げます。

 契約金額は、消費税抜きで1年当たり21万円、契約期間は平成21年9月1日より平成27年3月31日までとなります。新たな公園名称の使用実施時期は、9月1日からの予定としております。

 県といたしましては、ネーミングライツ実施による公園名称変更について、幅広く周知を図ってまいりたいと考えておりますので、マスコミの皆さまにも既に契約済みの公園であります「杜の都信用金庫モリリン加瀬沼公園」と併せて、「ガス&ライフ矢本海浜緑地」または「G&L矢本海浜緑地」の名称をご使用いただくよう、ご協力をお願い申し上げます。

 なお、仙台港多賀城地区緩衝緑地および岩沼海浜緑地につきましては、引き続きネーミングライツスポンサーを募集しております。その辺につきましても、ぜひ皆さま、PRをよろしくお願い申し上げます。

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衆議院議員総選挙について

◆Q
 まずは、結果を踏まえた感想を伺う。

■村井知事
 事前のマスコミ報道どおり、民主党が大勝されました。結果として政権交代という形になります。この結果につきましては、国民の皆さま、宮城県民の皆さまが選んだ結果でございますので、厳粛に受け止める必要があると考えております。

 与党になられます民主党を中心とする政権におかれましては、国民の皆さま、県民の皆さまの負託に応えられるように、マニフェスト(政権公約)に掲げたことを一つ一つ着実に実施していただきたいと思いますし、わたしたち地方に対しましても良い影響を与えるように努力をしていただきたいと念じております。

◆Q
 知事も選挙の現場に行ったが、何がこういう結果を生んだか、何が動かしたと感じているか。

■村井知事
 正直申し上げて、はっきりとしたことは分かりません。通常こういった結果になるときは、何か大きなきっかけがあるものなのですが、今回の場合は「これが根本的な理由だ」というものが、はっきりとは分からないと思います。

◆Q
 一つは、自民党への大きな不満があろうかと思うが、その点についてはいかがか。

■村井知事
 それはあったと思います。当然、民主党が非常に良かったというのもあるでしょうけれども、同時に自民党(および)自民党を中心とする政権に対する不満といったようなものが、民主党に相当流れた原因であったのは否めないと思います。

◆Q
 特に、自民党の中でも麻生政権、その前の小泉政権、あるいはもっと前なのか、特にどのあたりの政権が原因と考えるか。

■村井知事
 少なくとも小泉政権のときには、4年前の選挙で圧勝したわけでありますので、その時点では国民の皆さんは自民党、自公中心政権に対して非常に大きな期待を持っていたのは間違いない事実であります。それ以降の4年間のかじ取りに対する不満が、ここに来て出たのではないかと思います。

◆Q
 先ほど民主党への注文が多少あったが、もう一歩、民主党に対して知事として特に注文があれば伺いたい。

■村井知事
 マニフェストに示されたことをすべて実現しようといたしますと、20兆円近い財源が必要になります。税金を上げないということになりますと、予算を組み替えるか、あるいは多額の国債を発行するかということになろうかと思います。

 国債を発行するということになりますと、後世の人たちに大きな負担を押し付けることになりかねません。また、予算を付け替えるということになりますと、当然今の予算のもとで利益を享受されている方に負担をかけることになります。

 従いまして、いずれにしても痛みを相当伴う形になってくると思いますので、その痛みをいかにして和らげるかといったようなことに十分配慮をしていただきたいと思います。

 地方の行政を預かる者といたしましては、地方に対する負担がこれ以上大きくなりますと、地方財政も破たん寸前でございますので、地方にそのしわ寄せが来ないことを祈っております。

◆Q
 民主党を中心とする連立政権について期待するかしないか、その理由も含めて伺う。

■村井知事
 国民の皆さんが一番良いと選ばれたわけですので、民主党政権には大きな期待を寄せております。マニフェストに掲げたこと以外のことも含めまして、しっかりと負託に応えるように頑張っていただきたいと思います。

◆Q
 マニフェストに掲げた政策の中で、どのような政策の実現に期待を寄せているか、具体的に伺う。

■村井知事
 地方自治体の長として期待することと言いますならば、やはりいの一番に地方と国が話し合える協議の場を、正式な法のルールのもとで作ってくださるという約束をしてくれたことです。これはわたしたち地方の側としては長年の悲願でございましたので、速やかにそういった協議機関を正式な形で立ち上げていただきたいと思います。

◆Q
 民主党は今年度の補正予算を大幅に見直す方針で、これまでの基金を中心とした経済危機対策、景気対策も見直す可能性があるが、県として当面これにどういう対応をするのか。

■村井知事
 今、情報がありません。今日(8月31日)の幹部会、それから庁議でそれぞれの部局長に情報収集に努めるように指示を出しました。現時点においては何も情報が入っておりません。9月議会においては、もう今さら変更できませんので、予定したとおり粛々とすべての基金が使えるということを前提に進めてまいりたいと思います。その後、方針が変わりましたならば、議会に説明をし、県民の皆さんに説明して、理解をいただいた上で改めるべきものは改めていくという形にしたいと思います。少し時間が必要なのではないでしょうか。

◆Q
 政権交代によって地方自治体の混乱が出てくると考えるか。

■村井知事
 それは内容次第じゃないでしょうか。仮に既決の補正予算をすべて留保すると、あるいは予算を組み替えるということになりますと、かなり混乱するのではないでしょうか。それで事業を進めているものもかなりありますので、今さら止められないものも出てくるのではないでしょうか。内容次第だと思います。

◆Q
 今回の結果で、知事選への影響は何かあると思うか。

■村井知事
 まだどなたも候補者として名乗りを上げておりませんので、もう少し様子を見ないと分からないと思います。

◆Q
 自民党が第1党の座から滑り落ちるということで、これから立て直しをしていかなければならないが、かつて自民党に籍を持っていて、県連幹事長まで務めた知事としては、どうやって立て直していく考えか。

■村井知事
 これは自民党に籍のある方たちがみんなで知恵を出し合って考えていくべきものだと思います。わたしは今、自民党籍がありませんので、それに対して口を挟むべきではないと思います。ただ、やはり解党的な出直しが必要なのではないでしょうか。

◆Q
 解党的出直しとはどういうことか。

■村井知事
 党の役員人事なども今までのような慣例にとらわれず、思い切って多少経験が浅くても若い人を登用するといったようなところにまで踏み込まなければ、なかなか立て直しは難しいのではないかと思います。これは知事というよりも、一人の県民としてそのように感じます。

◆Q
 これからも自民党の果たしていく役割は大きいものがあると考えるか。

■村井知事
 今回、議席が3分の1近くに減ったといっても、第2の力を持っているのは事実でございます。やはりそれは国民の皆さまが自民党に対して期待しているところも数字として表れたのではないかとわたしは思っておりますので、存在意義は失われていないと思います。これは自民党に限らず、どの政党にも言えることだと思います。議席を得た政党にすべて言えることだと思います。

◆Q
 宮城県内は自民党が1勝5敗という極めて厳しい結果だが、こういった結果について自公の応援に回った知事としてどう考えるか。

■村井知事
 自民党、公明党政権に対して、宮城県民の皆さんが非常に厳しい審判を下されたという思いは持っております。しかし同時に、一定の票、10万票近い票を取った候補者もおりますし、どの選挙区も落選したとはいえ、2番目の票は取っているわけですので、完全に県民の皆さんが見捨てたわけでもありません。従って、厳しい結果であったわけでありますが、落選した候補者におかれましては、しっかりと真摯(しんし)に反省をして、さらに県民の皆さまの声に耳を傾ける努力をしていただきたいと思います。

◆Q
 自民党の解党的出直しへのアドバイスで、「役員人事に若い人を登用したら」ということだが、これは党本部についてか、自民党県連についてか。

■村井知事
 党本部です。

◆Q
 自民党県連の立て直し方としてアドバイスをするとどうか。

■村井知事
 自民党県連は役員をどうするのかということを、まだお辞めになるともおっしゃっていないですよね。従って、この現体制が継続されるのか、新たな役員になるのか分かりませんので、コメントは控えたいと思います。党本部はお辞めになるというようなコメントがございましたので。

◆Q
 この厳しい結果を厳粛に受け止めて反省して出直すべきではないかというご指摘だが、どの辺を反省すべきなのか。

■村井知事
 こういう結果が出たというのは、国民の皆さんの声なき声をしっかりと受け止めてこなかった結果だとわたしは思います。やはりどこかに油断、おごりがあったのではないかと思います。その辺をよく反省すべきだと思いますね。前回大勝したというところで油断したのかもしれません。

◆Q
 今回の選挙結果が、県議会を中心として地方議会に与える影響をどう見るか。

■村井知事
 これは県議会議員のときから常々感じていたことなのですが、有権者の皆さんの国政を選ぶ基準と首長を選ぶ基準と地方議員を選ぶ基準というのは、それぞれ何か違うような気がわたしはしています。従って、今回の結果で、多少は影響があると思いますが、ドラスティック(大い)に地方議会の方に影響が出ることは、正直なところあまりないのではないかとわたしは思っています。

◆Q
 麻生首相は自らに責任があるとして自民党総裁も辞める考えのようだが、次期自民党総裁はどなたが良いと考えるか。

■村井知事
 これはちょっと分かりません。当然、現職の方の中からということになるのだと思いますが、衆参両院からやりたい方が手を挙げて、丁々発止のディベート(討論)をして決めていくことになると思います。まだまだ自民党にも有為な人材はたくさん残っておられると思いますので、我と思う方は積極的に総裁選に出馬されればよろしいのではないでしょうか。

◆Q
 先ほどの質問で、自民党に油断やおごりがあったと言うが、具体的な政策や施策で言うと、どの辺に感じたのか。

■村井知事
 具体的にこれがというものはないのです。先ほど言ったように、今回の大きな敗戦の根本的な理由というのは、わたし自身よく分からないものですから、この政策が評価されなかったというものはないと思いますが、やはりどこかにそういったものが積もり積もったものがあって、それがここに来て一気に噴き出したのではないかと思います。

◆Q
 風が吹いてどんどん変わっていく、世論が流れていくという状況を考えた場合に、この風というものをどう認識されているか。

■村井知事
 わたしは世論が常に正しいと思っています。世論は常に正しい、正しい判断をする。従って、非常にコストはかかるのですが、民主主義というのが人間社会を維持していく上でベストな政治スタイルだと思っております。そういった意味で、世論が風によって動くというのは、世論が問題なのではなくて、やはりリーダーがしっかりとしたビジョンを示し、しっかりとした政策を示して、国会議員や国民をリードしていかないことに問題があるからではないかなと、わたしは思いますね。

◆Q
 今回、知事は自公支持を明確にしてきたが、首長が一部の政党を支持することに対する反発もある。そういった反発についてどう感じるか。また、それが知事選にどう影響すると考えるか。

■村井知事
 反発に対してどう思うか、というご質問に対しましては、わたしの取った行動に対しておかしいとおっしゃる方がおられるとするならば、そのご意見を謙虚に受け止めたいと思います。

 ただ、何度も繰り返し言っておりますように、わたしは行政のトップとしては不偏不党で、どの党とも等距離にお付き合いをさせていただいておりますが、やはり政治家としてはわたしの思想信条、考え方がありますので、それに基づいて行動するときも時にはあって良いのではないかと思っております。その点についてはぜひご理解をいただきたいと思います。

 それから知事選についての影響でございますが、わたし自身まだ出馬表明しておりませんので、出馬なさる方がそろった段階でいろいろな影響が出てくる可能性もあろうかとは思います。

◆Q
 知事選への意気込み、心持ち、もしくは危機感など、今回の選挙の結果を受けて変わった点はあるか。

■村井知事
 わたし自身、先週の記者会見で言いましたように、出馬するかどうかということに対して意思は固めました。ただ、まだいろいろな方とそれについてお話をしている段階でございますので、出馬の意思表示は控えております。従って、意気込み、危機感ということにつきましても、現時点においては何とも申し上げることはできません。

◆Q
 今度の知事選が仮に政党色の強い選挙になった場合、今回の総選挙の結果は知事選に影響するとお考えか。

■村井知事
 多少(影響)するのではないでしょうか。完全に政党色の強い選挙になれば、影響はあるかもしれませんね。当然、それぞれの候補者が、政党色を出したくない人は出さないように工夫し、出したい人は出したいように工夫はしますけれども、恐らくマスコミの皆さんが政党色を強めて報道されますので、候補者の気持ちのいかんにかかわらず、政党色の強い選挙になるような構図になれば、マスコミの皆さんがそれに乗っていくのではないでしょうか。ただ、首長選挙というのは、あまり政党は関係ないと思いますけれどもね。

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岩手・宮城内陸地震での行方不明者の捜索について

◆Q
 岩手・宮城内陸地震の行方不明者の調査で、3カ所(発見できる)可能性の高い場所が見つかったということだが、県は捜索依頼を既に受けているのか。また、あった場合はどう対応するのか。

■村井知事
 正式な要請というのは、まだ話がわたしに来ていないのですが、しかし内々相談があったということは報告を受けております。これにつきましては、国、県、栗原市、それから行方不明の方が山形県の方ですので、山形県の方にもいろいろ相談していきながら、話は進めていかなければならないと思っております。

 報告を受けた限りにおいては、詳細な報告を受けておらず、概略の報告しか受けておりませんが、かなり急峻(きゅうしゅん)な危険な箇所だそうです。従って、そう簡単に捜索というのもいかないのかもしれません。その辺は、今よく調べるように指示は出しております。

◆Q
 まだ捜索再開の時期の見通しなどは立っていないのか。

■村井知事
 まだ、全く立っておりません。というか、まだ正式な話も来ていないということです。

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