■村井知事
おはようございます。それでは、わたしから2つ報告いたします。まず1つは、企業の工場建築着工についてであります。昨年7月22日に立地協定を締結いたしましたソマール株式会社様につきましては、その後の経済環境の変化に伴い、当初予定しておりました平成21年度春の着工を延期していたものでありますが、このたび景気動向に一部底打ちの兆しが見えてきたことから、平成22年6月の新工場建築着工を決定したものであります。
また、昨年9月24日に土地取得に関する覚書を締結しておりましたスズデン株式会社様につきましても工場建設着工予定時期が、平成22年春となりましたので併せてご報告をさせていただきます。
現在、大和リサーチパークは順調に造成が進んでおり、両社には今年の秋までに(土地の)引き渡しが完了する予定であります。
両社の決定は大変明るい話題であり、景気の好転を感じさせてくれるものであります。宮城県といたしましては、両社の新工場が円滑に操業を開始できるよう、人材確保面をはじめ、諸手続きの面で、県・市町村を挙げて全力で支援をしていきたいと考えております。
配布資料(PDFファイル,37KB)
わたしたちの森づくり事業(補足資料)(PDFファイル,151KB)
■村井知事
次に2つ目でございます。ネーミングライツの契約締結についてであります。「わたしたちの森づくり事業」について、お知らせいたします。平成18年9月から実施しております「わたしたちの森づくり事業」につきましては、平成21年4月に新たに「フォレストパートナー」制度を設けて、団体や企業の皆さまがより取り組みやすい制度となるよう拡充を図りました。このたび、「フォレストパートナー」による森づくりとして命名権を譲渡しましたので、お知らせいたします。
命名権を譲渡いたしますのは、配付資料の地図にあります利府町菅谷字館地内の県有林4.59ヘクタールで、譲渡先は、トヨタカローラ宮城株式会社様です。森の名前は、「カローラ宮城 エコの森 利府」であります。
トヨタカローラ宮城株式会社様では、本年6月5日に環境保全活動に取り組むことを宣言し、本県が進める「みやぎe行動(eco do!)大作戦」にご賛同をいただき、「全店舗」、「全従業員」の皆さまに、環境に配慮した行動の実践に踏み出す「e行動(eco do!)宣言」の登録を進めていただいております。さらには、社内基金を活用して、「わたしたちの森づくり事業」の「フォレストパートナー」による森づくりを行うことも表明していただきました。
トヨタカローラ宮城株式会社様には、森づくり事業を実施することが可能な複数の県有林をご案内し、ご検討をいただくなど調整を進めてまいりましたが、「県民の森」や「グランディ21」に隣接する利府町菅谷字館地内の県有林にご決定をいただきました。
「カローラ宮城 エコの森 利府」の森林整備は宮城県が行いますが、トヨタカローラ宮城株式会社様の自主的な取り組みとして、社員の皆さまやお客さまによる植樹活動や下刈りなどの整備をはじめ、自然観察会などの森林レクリエーションを実施する計画があると伺っております。なお、「カローラ宮城 エコの森 利府」の森の開所式は、平成22年5月ごろの開催予定としているとのことです。
「県民の森」や「グランディ21」に隣接する県有林では、「宮城県ENEOS(エネオス)の森」、「MISAWA(ミサワ)オーナーの森宮城」、「とうはつの森」、「ぐりりの森」が、それぞれの特徴を生かした森づくりを実施しておりますが、このたび5番目となる「カローラ宮城 エコの森 利府」が誕生いたしました。
これで、5つの企業による5つの「わたしたちの森づくり事業」が行われることになります。企業の皆さまのご協力をいただきながら、県有林の整備を進めてまいりますが、このことは森林の多面的な機能の維持や環境の保全、さらには、地球温暖化防止にも寄与するものであり、地域はもとより広く社会に貢献するものであります。トヨタカローラ宮城株式会社様をはじめ、「わたしたちの森づくり事業」に参画をいただいた、団体・企業の皆さまにあらためて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。「カローラ宮城 エコの森 利府」に続く「わたしたちの森づくり事業」へ団体・企業の皆さまの参画をお待ちしております。
◆Q
お盆の期間中、知事はどう過ごしたか。
■村井知事
お盆の前は、5月のゴールデンウィーク以降ほとんど休みがありませんでしたので、長めの休みをいただきまして、実家に帰省しお墓参りに行ったり、あるいは家の片づけをしたり、本を読んだりということで、自分のために時間を使わせていただきました。
◆Q
衆議院議員選挙も近いが、知事選挙出馬への気持ちに変化等はあるか。
■村井知事
それにつきましても、いろいろ考えました。まだ結論には至っていません。
◆Q
知事は自民党、公明党への支援を表明されているが、明日(8月18日)の衆議院議員選挙の公示以降どのように応援していく考えか。
■村井知事
これは完全に政務ですので、公務としての知事として活動することはできません。従って、わたしの空いている時間を抜き出しまして、それを自民党と公明党の方に予定を投げ(かけまし)て、応援要請があれば、そこにわたしが自主的に行って応援をするという形にしようと思っています。かなり公務が入っていますので、土日を中心に、ということになろうかと思います。
◆Q
自民党県連(主催)の政経セミナー等では、自民党、公明党に頑張ってほしいという強い気持ちが感じられたが、その気持ちに変わりはないか。
■村井知事
応援する以上は、頑張って1人でも2人でもたくさん当選をしていただきたいと常に念じております。
◆Q
公示の日(8月18日)の第一声で、どなたの応援に行かれるのか。
■村井知事
仙台の(宮城)1区、2区、どちらが先か分かりませんけれども、両方の候補者のマイクを持とうと思っております。
◆Q
あらためて、なぜ自民党、公明党の応援をされるのか伺いたい。
■村井知事
知事になるまでずっと自民党に籍を置いて活動してきたということが一つ。前回の知事選挙で自民党だけが推薦をして応援してくれたということが一つ。また、知事になりましてから、4年近く自民党、公明党政権のもとで県政運営をしておりまして、いろいろ国の力を頼りにしなければいけない部分がありましたけれども、その際に真摯(しんし)になって相談に乗ってくれたということに対するご恩返しをしたいということが一つ。以上でございます。
◆Q
自民党県連が秋葉さんの処遇について比例代表の名簿の下位に登載するように(自民)党本部に求めたということだが、そのことについての見解を伺う。
■村井知事
その件については全く存じ上げておりませんでした。事実関係が分かりませんので、コメントのしようがありません。事実を確認した後、投げ込み(情報提供)をしたいと思います。
◆Q
衆議院議員選挙も間近だが、(景気対策に関し)各党のマニフェスト(政権公約)をどう見るか。
■村井知事
どの党も、やはり景気というのはかなり意識をされております。多少ニュアンスに違いはありますけれども、意識をされていると思います。ただ、心配なのは、ややサービス合戦になっているような気がします。今言いましたように、国の財政状況が今よりもさらに悪くなってまいりますと、いずれ国際的な信用を失ってしまうということになりますので、その点については財政とのバランスを勘案していただきたいと思います。
◆Q
今週末(8月21日)で仙台市の梅原市長の任期が終了するが、端的にこの4年間の仙台市政を総括するとどうか。
■村井知事
梅原市長とわたしの考え方、行動は、非常に近いものがございました。経済産業省ご出身の大変頭の切れる優秀な市長だったと思います。わたしも富県宮城を掲げて県政運営をしておりますので、折に触れ、梅原市長に相談し、適切なアドバイスをいただいたり、あるいはご支援をいただきました。今の宮城県の発展は、仙台市の発展がなければ実現できなかったわけでございまして、この4年間のわたしの成果も梅原市長の功績によるものも非常に大きかったと思い、大変高く評価をしております。
一つ一つ挙げるときりがありませんので、代表的なものを挙げますと、例えばデスティネーション・キャンペーン(です)。今までこういったものを仙台市と一緒にやるというようなことはあまりなかったように思います。今までで一番大きな観光キャンペーンと言えるかと思いますが、梅原市長が先頭を切って一緒にやりましょうということで協力をしてくれたということが、成功したのではないかと思います。本来だったら仙台市も県と同じだけのお金を負担していただいているわけですから、できれば自分が一歩前に出たいというときもあったかと思いますが、そういう場面でも常にわたしの顔を立てて自分が一歩下がりながら観光キャンペーンを推し進めてくださいました。そういった意味で、本当にわたしは素晴らしいパートナーであったなと思っております。
今回は勇退をされるということでありました。勇退されてもまだまだお元気で、若いわけでありますので、これからも仙台市のみならず宮城県の発展のためにいろいろなところでご指導いただきたいと考えております。本当に素晴らしい市長だったとわたしは高く評価をしております。
◆Q
土曜日(8月22日)から奥山さんが新市長になるが、あらためて仙台市との関係構築についての考えを伺う。
■村井知事
奥山さんは副市長でおられました。副市長までなられましたので、わたしは梅原市長といろいろ調整をいたしますけれども、副知事レベルでは当然副市長といろいろ細かい調整をしてまいりました。そういった意味ではお互いしっかりと気心が知れた、気脈を通じ合った仲だと思っておりますので、これから力を合わせて県政の発展のため、市政の発展のために取り組んで行けると感じております。
◆Q
(仙台市長)選挙戦中(梅原さんと奥山さん)はお互い批判を展開し合っていたわけで、知事は梅原市長を高く評価したが、仙台市とは今後も良い関係が続くと考えているか。
■村井知事
わたしはそう思っております。(仙台)市長選挙が終わってから(奥山さんと)電話もしておりますし、そういった意味では何の問題もないと思います。
まだお会いはしていません。わたし(から)ちょっとお会いできないかお願いしたのですが、大変お忙しいということでしたので、就任されてから正式にお会いするという形になろうかと思います。
◆Q
沖縄県で初めて新型インフルエンザの死者が出ている。これから秋に向けて対策が急務になると思うが、どのような認識か。
■村井知事
今日(8月17日)、幹部会でもその話題は大きな問題として取り上げられました。宮城県でもまだ継続的に患者が出ているような状況でございます。従って、油断はできないと思っております。取り立てて今回の結果を受けて新たな対策を(行う)ということは考えておりませんけれども、油断なき形で準備を進めてまいりたいと思います。恐らく秋になると、かなり流行するのではないかという危機感は持っております。
◆Q
内閣府の発表では、4月から6月の実質GDPの速報値がプラス成長になったようだが、見解はいかがか。
■村井知事
わたしも皮膚感覚ではありますけれども、景気は底を打ち、回復傾向にあるという感じはしております。実際今日(8月17日)発表したように、工場の建築着工がこのような形で始まりつつあるということは、まさにそういった事実を裏付けているのではないかと思います。
ただ、今回の景気回復は、国の財政出動によるものが非常に大きいと思います。それが最大の理由だと思います。いつまでもこの財政出動を続けるというのは難しいわけでありますので、国の支援、行政の支援が小さくなったときに、この景気回復が持続できるかどうかというのは注意深く見守っていく必要があるのではないかと思います。
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