■村井知事
おはようございます。それでは、私から2点発表させていただきます。
まず1点目は「とうほく自動車関連技術展示商談会」の開催についてであります。
過去2回開催しておりますが、ことしも開催いたします。この展示商談会は、東海圏等における自動車関連産業との取引拡大を目指すとともに、地域企業の技術力および自動車関連産業集積地としての発展可能性を広くアピールすることを目的に、東北6県からなる「とうほく自動車産業集積連携会議」の主催により開催するものでございます。期日につきましては9月3日と4日の2日間、会場は愛知県の刈谷市産業振興センターでございます。出展者は、東北各県から100団体、98ブースを予定しております。内訳といたしましては、鍛造、鋳造、プレス、樹脂などの各分野の自動車関連企業が90社、大学、公設試験研究機関が10団体となっております。ちなみに、その中で宮城県は20社プラス東北大学がブースを出すことにしております。
また、関連企画といたしまして、企業が個別に商談を行う商談ブースや、東北大学をはじめとする各大学や公設試験研究機関によるプレゼンテーションを予定しております。あわせて展示商談会翌日の5日には参加企業による現地の自動車関連企業の視察会が実施されることとなっております。
本県といたしましては、出展企業がこの展示商談会においてより多くの成果を上げられるよう、東北各県と連携をしながらトヨタ自動車や関連企業へのPRなどの準備を進めているところでございます。
なお、展示商談会の開催結果等につきましては、開催後改めて皆さまにご報告申し上げたいと思っております。
◆Q
商談会の会場が昨年と違うが、理由は何か。
■村井知事
昨年の会場だと入り切れないと思います。去年は3県でやりましたけれども今回は東北6県でやることになりますので、かなり広い会場が必要だということでありまして場所を変えたということがございます。また、トヨタさんのご意向もあったと思います。
■村井知事
2点目はバイオディーゼル燃料バスの出発式のご案内でございます。
廃食用油、食用油の廃油をリサイクルして作られるバイオディーゼル燃料、いわゆるBDFの利活用は循環型社会構築や地球温暖化防止に向けた取り組みとして全国的に注目されております。県ではこのたび、宮城交通株式会社様のご協力を得て、県内で初めて路線バス1台にBDFを使用して運行していただくことになりました。県内では初めてということであります。バスは11月30日までの約3カ月間、名取市および仙台市南部を中心とした路線で運行し、県はBDFを提供するほか、バス全体にラッピング広告を行いBDF活用を通じた循環型社会の構築や地球温暖化防止を県民の皆さまに呼びかけてまいります。
BDFバスの運行開始に合わせて、今週金曜日(8月)24日午後3時30分から、県庁の正面玄関前で私が出席して出発式をとり行いますので、ぜひ取材とPRに来ていただきますようよろしくお願い申し上げます。
お盆休みの直前に献血をやりまして、(マスコミの)皆さんが来てくれると思いまして時間までずっと待っていたのですけれども、皆さん東北大学の方に行かれていまして、河北新報さん以外、全然来られませんでした。献血については、寒い時期にも献血をしてくださる方が少のうございますので、改めて冬場にもう1回させていただきますから、それもぜひ来ていただきたいと思いますが、とりあえずこのBDFの取材を、ぜひともよろしくお願い申し上げたいと思います。以上でございます。
◆Q
BDFのバスだが、3カ月間運行した後はどのような予定なのか。
■資源循環推進課
BDFの特徴といたしまして、普通の軽油と比べて冬場になると流動性が下がるというような特徴がございます。今回初めてということもありまして、冬季に入る前まで行うということで宮城交通さんと協議しております。そういうことから11月30日までということで、今年度はそれで終了という形になります。
◆Q
その先は何か考えはあるのか。
■資源循環推進課
宮城交通さんも環境ということについてPRしていらっしゃいますので、今後BDFについてどうするかということをさらに来年度以降検討していきたいとは考えております。
■村井知事
まず試験的にやってみまして、その結果を見て来年度以降について検討していくということです。試験的に走らせるということです。非常に重要な取り組みだと思いますので、県も積極的にかかわってまいりたいと思います。
◆Q
24日から名取市および仙台市南部を中心とした路線にもう使われるということなのか。
■村井知事
そうです。
◆Q
BDFでバスが走るというのはもうみんな知っていることだが、例えばだれがBDFの燃料代を負担するのか。また、全部のバスがこれで走ればいいのだろうけれども、3カ月やることで今後に向けて何を調べることになるのか。
■村井知事
まず、先ほどから繰り返し言っておりますように、県としてはこれはやったことがございませんので、バスで使ってみてどういうような効果・成果があるのか、また、皆さんにどういう関心を持っていただけるのかといったようなことを実験的にやってみたいということで取り組んだということです。BDFの燃料代等については担当から説明します。
■資源循環推進課
BDFの燃料代につきましては県で負担することになります。
■村井知事
普通の軽油と比べて値段はどうなのですか。
■資源循環推進課
BDFは1リットル当たり95円で購入する形になっておりまして、金額だけ見ると軽油よりは数十円安いという形になりますが、現実的に、軽油代替燃料とは申しましても、日本全国で使われている軽油から見ればBDFというのは1%以下の割合しかございません。それをすっかり代替するということよりも、むしろ温暖化防止などの環境的な配慮、または循環型社会ということで廃棄物をリサイクルするなど、普及啓発の観点からの方が効果があるというふうに考えております。
■村井知事
食用油を集めるというのもなかなか難しいことであります。われわれといたしましては、ごみ箱に捨てられているそういった油を燃料としてぜひ使いたいという思いがございまして、そういった県民の皆さんへの意識啓発も含めてこういった取り組みを大々的にやりたいということであります。全体の量からすると微々たる量ですし、走っているバスの台数からするとたった1台ですけれども、ここから取り組みをスタートしたいという強い思いを持って臨むということであります。
◆Q
(8月)9日に石巻市で(みやぎ発展税と企業立地促進税制に関する)意見交換会が開かれ、それ以降も各地で開かれている。パブリックコメントは、あした(8月21日)が締め切りだが今のところ何件ぐらい寄せられて、どんな意見があるのか教えてほしい。
■村井知事
パブリックコメントは終わってから私のところに報告に来るということになっていますので、現時点においてパブリックコメントが何件きてどういう内容なのかというのは承知しておりません。
■税務課
現時点で18件ございます。意見については多様な意見がございますので、ここでは詳細は(割愛します)。
■村井知事
賛成の意見もあるのですか。
■税務課
賛成の意見もございます。
■村井知事
賛成・反対あると(いうことです)。これは全部公表させていただきますので、少しお時間をください。
◆Q
先日の石巻(での意見交換会)では結構批判的な意見が多かったかと思うが、その点についてはどう思うか。
■村井知事
私が受けている報告では、もちろん否定的な意見もありましたけれども、やむなしだという意見もありましたし、逆に有効に使えば非常に効果があるのではないかといったような前向きにとらえられるご意見もあったと聞いておりまして、決して最初から最後まですべての人が反対したというふうには私としては受け止めておりません。厳しい意見があったことも事実であろうと思っています。また、今、各団体、各企業をいろいろ回って意見聴取しておりますし、私自身もいろいろなところに出向いて説明をする機会を設けております。私が一企業を回るというのは少し難しいかと思うのですけれども、団体にもこれから回ってまいろうと思っております。
◆Q
具体的に既に知事の方で企業を回るということも実行に移しているのか。
■村井知事
企業は回っておりませんけれども、いろいろ説明には上がっております。団体にも行こうと思っておりまして、それについてはマスコミの皆さんから取材をしたいというような話もあるようです。相手のあることですから私の一存だけではできませんので、その辺の調整も含めて今させていただいております。その(訪問が決まった)ときには連絡させていただきます。
◆Q
先日の意見交換会で何点か懸念が示された。特に5年後に本当にやめるのか、あるいは、例えば条件を緩和したり税率を上げたりしてなし崩し的に継続するのではないか、その辺はどうなのかという意見が出て、県の説明だと「何とも言えない」という答えだったが、今ここで改めてどういう考えか知事の口から伺いたい。
■村井知事
この9月定例県議会で(議案が)通るかどうかもまだ分からないものですから、現時点において5年後のことについてどうなるのかというようなことは私も分かりません。ただ、税金というのは大切に使わなければいけませんので、9月議会で通ったならば、その効果等をしっかり検証した上で5年後はどのようにするのかということを考えるべきだというふうには思っております。(5年後の)その時点で私はどういう立場でいるのかというのも分からないものですから、現時点においてはこれで勘弁いただきたいと思います。
◆Q
ただ、やはり取られる側からすると、「今こういう事情なので5年間は我慢してください」と成立する前に説明するのと、成立するまで分からないけれども、5年後はまた、例えば知事も任期が切れるから「別の知事が改めてやります」というのでは、受け取る不安の大きさや制度自体の賛否にも大きくかかわると思う。もう少しはっきり明言した方が判断する材料として親切なのではという気がするが、いかがか。
■村井知事
申し訳ないのですけれども、これは今はわからないです、としか答えられないです。そのときの経済状況にもよるのではないでしょうか。財政状況にもよると思いますし。景気が非常によくなって税収がぐっと上がってきて、財政再建もでき上がってということになれば必要ないということになるでしょうし、このような財政状況が続くようでしたら、何度も言っておりますように、産業振興に使う財源をなかなか見出せないということになり、もう少しご協力をということになるかもしれません。5年後のことについては、私はそのときの状況の予測を現時点においてできないので、今の時点ではそのようなお答えしかできないと思っております。
◆Q
石巻の意見交換会で、内容もそうだが、7月20日の(総務企画)常任委員会で正式に発表して9月議会に提案するというのは拙速ではないかという声もあったが、その点についてはいかがか。
■村井知事
その前に約1年少しかけまして検討会(宮城県税制研究会)をやりまして、それをメディアを通じて公表しておりましたし、また、委員会で議員の皆さんに説明しておりました。改選前の議員の皆さんにも説明をしておりましたし、公表もしていたということでありますので、われわれといたしましては、7月の時点に決定したということを発表して9月議会に諮ることで、議員の皆さんにも県民の皆さんにもご理解いただくことは十分可能だと認識しました。
◆Q
会場では正式に意見としては出ていないが、「本音で言うと、県の職員のボーナスや給与が幾らなのか。ここに来ている企業の給与は恥ずかしくて口に出せないぐらい厳しい中でやっているのに、もう少し身を削る努力をしてから負担を求めるべきではないか」という声があった。そういった声についてはどう答えるか。
■村井知事
公務員の給与については、これは宮城県に限らず、国も自治体もいろいろな形でご意見が出ているというのは私も承知しておりますけれども、これはあくまでも民間の同じレベルの企業等との比較をしながら、公平・中立に人事院が勧告し、人事委員会が勧告をしということでやっております。われわれといたしましては、やはり優秀な人材を確保するという観点も非常に重要ですし、職員のモチベーションを維持するということもこれまた大変重要なことでありますので、やみくもに職員の給与を減らせばそれでいいのだというものでもないと思います。ただ、財政状況というのもあります。ここに至った経緯で、財政がかなり厳しいというのは当然その根底にあるわけでありますので、そのようなことも十分勘案しながら進めていかなければならないというふうには思っております。
◆Q
フルキャストの違法派遣問題について、先々週(8月6日)の会見では、今後、広告審査委員会の方で決めていくということだった。審査委員会の日程やフルキャストからの報告等いろいろあるかと思うが、現在の進捗状況はいかがか。
■村井知事
私は、きょう出勤して報告を午後から受けることになっていたと思うのですけれども。担当課はいませんね。では後で投げ込み(資料提供)します。
◆Q
先々週言っていた、意見を聞いて契約解除も含めていろいろ考えていくという態度は現時点で変わっていないのか。
■村井知事
変わっておりません。お盆休みが入ったので企業等もお休みのところが多く、有識者の方もお休みだった方が多いものですから(審査委員会を開けませんでした)。休みが明けましたから、これから精力的にいろいろヒアリングをしながら審査委員会を開く形になろうと思います。その日程等については後で連絡させていただきます。
◆Q
日程とあわせて、例えば道路標識など契約解除になった場合の影響の試算などがあれば教えてほしい。
■村井知事
はい、分かりました。
◆Q
金剛山歌劇団の会場使用問題で仙台市が申し立てた即時抗告が棄却された。要するに会場の安全が保てない可能性があるという理由を否定されたわけである。県の場合は許可を最初から出していなかった点で仙台市とは事情が違うが、理由については同じで、それを裁判所が否定したということでは、来年、別な対応を考えなければいけないと思うが、考えを伺いたい。
■村井知事
今回は、司法の判断が出ましてそれに従って仙台市が許可をしたということであります。私も仙台市民会館につきましてはマスコミ報道から知っただけであります。来年に向けては、私どもの方に申請書が出てくるかどうかも分かりません。申請書が出てきた時点で文化振興財団がどのような形で判断されるのかということであろうかと思いますから、そのときにはまた文化振興財団ともいろいろ協議をさせていただくことになろうかと思います。基本的には文化振興財団が判断なさることだと思います。
◆Q
文化振興財団が判断するにせよ、同じ理由で来年も断ることはできなくなると思うが。
■村井知事
仙台市民会館と県民会館というのは立地している場所が違いますので、交通量も違いますし人の往来も違います。それをもって同じだと判断するのかどうかということ、この辺はやはり慎重に検討すべきだと思います。今の時点では、まだ来年開催されるかどうかも私どもは分かりませんし、申請書が出てくるかどうかも分かりませんので、今の時点でいいとか悪いとか、やるとかやらないとか、許可するしないというようなことをコメントすることは控えるべきだと思います。
◆Q
中国に輸出した宮城米が完売したようで、非常に好評なようだ。これを受けて来年以降で何か宮城米の輸出についての考えはあるか。
■村井知事
今回は国としての取り組みでして、試験的に宮城の米を選んでいただいたということであります。これについては本当に私としてはうれしいニュースでありました。しかも大変売れ行きがよかったということでございますので、私としては意を強くしております。国とも今後協議をしながら、県としてやれるべきことは何なのかということを検討していきまして、積極的に打って出てまいりたいと思います。ただ、これは宮城県だけの意思でできるものではありませんので、農林水産省ともしっかりと協議をしながら進めていこうと思います。
◆Q
防衛省で宮城県出身の守屋事務次官の退任が決まった。これまでもかなり自衛官・自衛医官の派遣など守屋次官が活躍したことを聞いているが、感想を伺いたい。
■村井知事
守屋次官は宮城県のご出身の方でもありますので、私としては随分気軽に何でも相談させていただきました。一見するとこわもての感じなのですけれども、会って個人的に相談をしお話をすると、大変腰の低い温和な方でございまして、何でも相談に乗ってくださいました。そういった意味で退任されるというのは私個人的には大変残念だと思うのですけれども、これは組織の活性化という面からも必要だという判断をされたのでしょうから、これについて私はいい悪いというコメントはすべきでないと思っております。いずれにしましても守屋次官は大変能力のある方ですし経験もある方でありますので、これからも社会の隆盛発展にいろいろな形でご尽力されるのではないかと思います。期待しております。
◆Q
県民満足度調査の結果が出た。知事は富県戦略を推し進めているが、経済政策に関して厳しい指摘が出ている。中小企業への支援策の薄さや商店街の空き店舗対策等を不満足とする方が多いようだが、知事として率直にどのように受け止めるか。
■村井知事
この県民満足度調査は宮城の将来ビジョンに対するご意見を聞くのではなくて、将来ビジョンの項目に基づいて、県民の皆さまが現在感じておられる気持ちをストレートにお答えいただいたという調査結果であります。県が今までやってきたことに対して、やはり産業振興面で県民の皆さんが満足されていないということが明らかになったわけであります。したがって、私といたしましては、今後は県民の皆さんに満足していただけるように、私の考え方、方針に基づいて産業振興に力を入れていくべきであろうと、逆に意を強くしました。
◆Q
特に中小企業への支援策や商店街の空き店舗対策等、不満のパーセンテージ(割合)が高いものがあるが、具体的な考え、対策等はあるか。
■村井知事
まず中小企業対策なのですけれども、一つ一つの個別の中小企業に県が救いの手を差し伸べるというのはやはり限界があると思うのです。融資制度等をある程度充実させるということぐらいが限界でございまして、一つ一つの民間企業に手を差し伸べるという力はもう今の宮城県にはない、これはもうどなたでも分かっていることであります。
したがって、私といたしましては、中小企業にまで仕事が回ってくるような形で県全体の産業構造をある程度変えていきまして、製造業等に力を入れていくことによって、宮城県の外から宮城県の中にお金を入れてきてくれるような力のある企業を育成するとともに、外からそういった企業を宮城県に引っ張ってくるということです。そうすることによってそういった中小企業にも次第にお金が回ってまいりますし、そうなりますとサービス産業にも当然お金が回ってくるような形になってくるのではないかと思っています。そうしますと、当然、空き店舗というものの活用策にもいろいろな妙案が出てくるのではないかと思います。
一つ一つの中小企業の支援をしていくというのも大切なのですが、同時に、そういったグローバルな(全体的な)目で見て、グローバルな施策で県全体を潤すような形を県としてはとっていかなければいけないというような思いが一つ目です。それから、二つ目はやはり人材育成だろうと思っております。中小企業というのは日本の経済を支える非常に大きな基幹的な役割を果たしてくれておりますので、そういったところに人材がしっかりと張りつけるようにするお手伝いは県ができる部分だと思っております。人材育成という分野にも力を注いでいくことが重要ではないかと思っています。
宮城県トップページへ戻る | 広報課トップページへ戻る | 記者会見トップページへ戻る