資料3−1 議題1 障害を理由とする差別の禁止について 【議論いただきたい事項】 条例の骨子(案)に基づき,次のとおり規定することを想定しています。 何人も,障害を理由として,障害のない人と不当な差別的取扱いをすること により,障害のある人の権利利益を侵害してはならない。 これについて,御意見はありますか。 (補足説明) @ 障害を理由とする差別の禁止を義務づける範囲については,「何人も」としたいと考えております。なお,障害者差別解消法では,「行政機関等」と「事業者」については,差別禁止の規定があるものの,「国民」については,規定されていないことから,「拡大」となりますが,障害者基本法では,「何人も」と規定され,差別が禁止されています。 A 障害を理由とする差別の禁止について,「不当な差別的取扱い」の具体例を個々に記載するのではなく,包括的に規定したいと考えております。その上で,何が差別に当たるかについては,ガイドライン等を策定し,「不当な差別的取扱い」の具体的事例を示したいと考えております。 これは,何が差別に当たるかは,様々であり,これらを全て条例上網羅することは困難であるとともに,現在想定されていないような新たな差別が問題となった場合に,柔軟かつ機動的に条例改正を行うことが困難であること,また,何が差別に当たるかについては,ガイドライン等を策定し,それにより差別の具体的事例を広く県民に周知する方が,理解が得られやすいと考えるからです。 (資料3−1終わり)