発掘調査遺跡
2011年度、県教育委員会文化財保護課が実施・協力する主な調査は次のとおりです。
★瑞巌寺境内遺跡(松島町)
国宝瑞巌寺本堂の修理に伴う発掘調査です。5月16日から調査を開始しました。松島町教育委員会が調査主体で県教育委員会が協力しています。これまでの調査の結果、現本堂の下に、さらに古い建物跡が存在することが明らかになりました。このため、遺構をなるべく壊さない方法で修理ができるよう、関係機関が協議をしながら調査を進めていくことにしています。
★新田柵跡(大崎市)
県営ほ場整備事業(田尻西部地区)に伴う発掘調査です。6月6日から調査を開始しました。今年度の調査区は、昨年度まで調査を継続していた北小松遺跡の南東側にあたります。奈良時代頃の集落跡が発見されると推定しています。
★常磐自動車道関連遺跡(山元町)
常磐自動車道山元IC以南の建設に伴う発掘調査です。6月13日から西石山原遺跡の調査を開始しました。このほか、内手遺跡、上宮前遺跡、北山神遺跡、南山神遺跡、上小山遺跡の調査を予定しています。
【西石山原遺跡】縄文時代中期(大木10式期)の集落跡です。昨年度、計画路線の西半分を調査し、縄文時代中期の竪穴住居跡、土坑(フラスコ形)などを発見しています。今年度は路線の東半分の調査を実施します。8月頃に現地説明会を開催し、調査成果を公表する予定です。
【内手遺跡】奈良時代頃の窯跡群です。昨年度一部の調査を実施し、窯跡数基を発見しており、調査区全体では10基以上の窯跡があると推定しています。
*県文化財保護課の調査とは別に、山元町教育委員会も常磐自動車道関連遺跡の発掘調査を実施します。今年度は石垣遺跡、的場遺跡ほかの調査を予定しています。
★須恵瓦山A窯跡(石巻市)
東北電力変電所建設に伴う発掘調査です。昨年度、石巻市教育委員会が確認調査を実施し、竪穴住居跡、土坑などが確認されています。7月上旬から調査を開始する予定です。
★大天馬遺跡(栗原市)
国道4号築館バイパス建設に伴う発掘調査です。奈良時代頃の集落跡と思われます。
7月19日から調査を開始する予定です。